ジェンマ・ハウエル(イギリス)
HOWELL Gemma
31歳 1990/6/13
WR:16位 組み手:右組み
得意技:右一本背負投、右小内巻込、寝技
使用技:右袖釣込腰、右小内刈、右小外刈、右大腰、引込返
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、「横三角」、「腕緘返し」
2022年欧州選手権王者。もとは70kg級の選手で、2010年東京世界選手権では7位に入賞している。東京五輪後に、階級を変更した。
寝技が軸の粘戦タイプ。強烈な袖の絞りが柔道の生命線だ。袖を絞りながら圧を掛けて前に出続け、相手のミスを誘って寝技に持ち込む。寝技の技術は高く、「横三角」や「腕緘返し」を起点にしつこく展開し、状況に応じた様々な固技で抑え込む。立技からの伏せ際には、「ボーアンドアローチョーク」も用いる。
得意技は右一本背負投。昨今流行りの組み手の攻防から一息で鋭く潜り込む形ではなく、腕を抱えた状態から振り回すようにして強引に仕掛ける。同じ形からの右小内巻込も得意としている。いずれも技術的な精度は高くなく、パワー頼み力技といった印象。70kg級時代には寝技へのエントリー手段という意味合いが強かったが、階級を下げて相対的な地力の優位が増したこともあり、現在では主要な得点源となっている。また、釣り手で背中を抱いて進退することも増え、この形からの右小内刈や右小外刈による得点も増えている。
組み手のパターンとしては袖の絞りで相手を封じることをスタートに、最終的には腕を抱える、あるいは背中を抱く形に持ち込むことが多い。防御でスタート、力を伝えやすい攻撃型にシフトするという形。
おもな戦績
2010年 東京世界選手権 7位 ※70kg級
2022年 欧州選手権 優勝
2022年 グランドスラム・テルアビブ2位
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 7位
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位
2023年3月 グランドスラム・タシケント 予選ラウンド敗退
更新日:2023年5月9日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
HOWELL Gemma
31歳 1990/6/13
WR:16位 組み手:右組み
得意技:右小内巻込、右一本背負投、寝技
使用技:右袖釣込腰、右小内刈、引込返
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、「横三角」、「腕緘返し」
ワールドツアー表彰台の常連。寝技を軸とした粘戦タイプで、袖の絞りが柔道の生命線。絞って、切って、食らいついて、あおって、押し込んでとあらゆる手段を用いて相手を組み手争いに引き込んで、寝技に繋ぐ。得意技は右一本背負投と右小内巻込だがいずれも精度が高いとは言えず、あくまで寝技へのエントリー手段という印象。それだけに寝技の技術はなかなかに高く、「横三角」や「腕緘返し」を起点に、臨機応変に様々な固技で抑え込む。最近は6大会連続で表彰台なしと低空飛行が続いている。
おもな戦績
2010年 東京世界選手権 7位
2019年 グランプリ・ザグレブ 優勝
2019年 グランプリ・ブダペスト 優勝
最近の成績
2021年6月 ブダペスト世界選手権 3回戦敗退
2021年4月 グランドスラム・アンタルヤ 2回戦敗退
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 2回戦敗退
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
HOWELL Gemma
29歳 1990/6/13
WR:15位
組み手:右組み
得意技:右小内巻込、右一本背負投、寝技
使用技:右袖釣込腰、右小内刈、引込返
寝技得意技術:ボーアンドアローチョーク、横三角、腕緘返し
イギリスの2番手選手。寝技を軸とした粘戦タイプで、袖の絞りがその柔道の生命線。絞って、切って、食らいついて、あおって、押し込んでとあらゆる手段を用いて相手を組み手争いに引き込む。得意技は右一本背負投と右小内巻込。組み手の攻防からこれらの技で寝技に持ち込む。寝技の技術はなかなかに高く、「横三角」や「腕緘返し」を起点に、臨機応変に様々な固技で抑え込む。先月は出場した2大会でともに優勝を飾っており、もっか絶好調。勢いに乗って東京世界選手権に臨む。
おもな戦績
2019年 グランプリ・ザグレブ 優勝
2019年 グランプリ・ブダペスト 優勝
2010年 東京世界選手権 7位
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2019年7月 グランプリ・ブダペスト 優勝
2019年6月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
更新日:8月25日(東京世界柔道選手権2019特集)