クラリス・アグベニュー(フランス)

2019.07.07
2024.07.21

AGBEGNENOU Clarisse
階級：63kg級　WR：6位
31歳　1992/10/25
組み手：左組み

得意技：左大外刈、左大腰、左釣込腰、左釣腰、移腰、裏投、左小外掛、寝技
使用技：左大外落、左大外巻込、左大外車、左払腰、左腰車、左体落、左小内刈、支釣込足(釣り手側)、肩車、左一本背負投
寝技得意技術：「横三角」、「ネクタイチョーク」

東京五輪金メダリスト。世界大会で優勝7回(五輪1回、世界選手権6回)の、階級の絶対王者だ。東京五輪後は長期の休養に入り、その間に出産も経験した。復帰後は全盛期ほどの圧倒的な強さは見せていないが、変わらず階級の頂点に君臨している。5月のアブダビ世界選手権では久々優勝を逃すこととなったが、試合後のインタビューの様子を見る限り、自身もある程度は織り込み済みだった様子。パリ五輪にはしっかりとピークを合わせてくるはずだ。

袖と襟の二本を持って戦う正統派のパワーファイター。階級随一の怪力を武器に、豪快な投げ技で対戦相手を粉砕する。得意技は左大外刈に脇差しの左の腰技、移腰、裏投と大技ばかり。ケンカ四つ相手には背中を抱いて引き落とす左小外掛も得意としている。

あまりにパワフルな戦いぶりに力で強引に投げ飛ばしている印象を受けがちだが、実はその強さの源は極めて丁寧な組み手にある。フランス選手らしくまず引き手から持つ形を徹底しており、どの技もここから手堅く手順を踏んだうえで、的確な作りのもとに放たれている。

寝技の水準も高く、自ら寝勝負を展開することは少ないものの、立技からの流れで相手を逃すことはほとんどない。技術としては、「横三角」や「ネクタイチョーク」を得意としている。

日本代表の髙市未来(コマツ)とはライバルであり友人。2019年東京世界選手権では決勝後に抱き合ってお互いを称える姿が話題となった。

余談だが、フランス語の本来の発音は「アグベニェヌ」や「アグベニェニュ」に近く、アグベニューというのは発音が難しい日本人向けの表記。

おもな戦績

2021年　東京五輪　優勝
2016年　リオデジャネイロ五輪　2位
世界選手権　優勝6回(2014年、2017年〜2019年、2021年、2023年)

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

AGBEGNENOU Clarisse
30歳 1992/10/25
WR：17位組み手：左組み

得意技：左大外刈、左大腰、移腰、裏投、寝技
使用技：左大外落、左大外車、左体落、左小外掛、左小内刈、支釣込足(釣り手側)、左一本背負投
寝技得意技術：「ネクタイチョーク」

東京五輪金メダリスト。世界大会で優勝6度(五輪1度、世界選手権5度)している、階級の絶対王者。東京五輪後は長期の休養に入り、その間に出産も経験。今年2月のグランドスラム・テルアビブからワールドツアーに復帰した。同大会の成績は2敗しての7位。以降の期間でどこまで調子を上げてきているのかに注目が集まる。

袖と襟の二本を持って戦う正統派パワーファイター。階級随一の怪力を武器に、豪快な投げ技で対戦相手を粉砕する。得意技は左大外刈に左大腰、移腰、裏投と大技ばかり。あまりにパワフルな戦いぶりに力で強引に投げ飛ばしている印象を受けがちだが、実はその強さの源は極めて丁寧な組み手にある。フランス選手らしくまず引き手から持つ形を徹底しており、どの技もここから手堅く手順を踏んだうえで、的確な作りのもとに放たれている。寝技も得意としており、得意技術は「ネクタイチョーク」。

日本代表の髙市未来(コマツ)とはライバルであり友人。2019年東京世界選手権では決勝後に抱き合ってお互いを称える姿が話題となった。

おもな戦績

2021年東京五輪優勝
2016年リオデジャネイロ五輪 2位
世界選手権優勝5度(2014年、2017年〜2021年) ※2020年は開催されず

東京2020オリンピックでの記事

AGBEGNENOU Clarisse
28歳 1992/10/25
WR：1位組み手：左組み
得意技：左大外刈、左大腰、移腰、裏投、寝技
使用技：左体落、左小外掛、左小内刈、左支釣込足、左一本背負投、左大外車
寝技得意技術：「ネクタイチョーク」

世界大会優勝5回(2013年、2014年、2018年〜2020年)を誇る絶対王者。パワーを武器に、豪快な投げ技で対戦相手を粉砕する。得意技は左大外刈に左大腰、移腰、裏投と大技ばかり。あまりにパワフルな戦いぶりに力で強引に投げ飛ばしている印象を受けがちだが、実はその強さの源は極めて丁寧な組み手にある。フランス選手らしくまず引き手から持つ形を徹底しており、どの技もここから手堅く手順を踏んだうえで、的確な作りのもとに放たれている。寝技も得意としており、得意技術は「ネクタイチョーク」。以前はティナ・トルステニャク(スロベニア)を苦手(2015年から4連敗)としていたが、2017年ブダペスト世界選手権で勝利して以降は3連勝。日本代表の田代未来(コマツ)とはライバルであり友人。2019年東京世界選手権では決勝後に抱き合ってお互いを称える姿が話題となった。

“あるく近柔”からのひとこと

「ダンスが大好き。試合後や合宿期間ではディスコで踊っています。100kg級の弟がいます。」

※本名　甲斐田謙太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

世界選手権優勝5回(2014年、2017年〜2021年) ※2020年は開催されず
リオデジャネイロ五輪 2位
欧州選手権優勝5回(2013年、2014年、2018年〜2020年)

東京世界柔道選手権2019での記事

AGBEGNENOU Clarisse
25歳 1992/10/25
WR：1位
組み手：左組み
得意技：左大外刈、左大腰、移腰、裏投
使用技：左体落、左小外掛、左小内刈、左支釣込足、左一本背負投、左大外車

現役世界王者(世界選手権2連覇中)にして階級の頂点に君臨する女王。パワーは階級随一、得意技は左大外刈に左大腰、移腰と大技ばかり。そのあまりにパワフルな戦いぶりに力で強引に押し込んでいるような印象を受けがちだが、実は強さの源は極めて丁寧な組み手にある。フランス選手らしくまず引き手からもつ形を徹底しており、どの技もここからしっかりと手順を踏んだうえで、的確な作りのもとに放たれている。2015年からティナ・トルステニャク(スロベニア)に4連敗とこの選手を非常に苦手としていたが、2017年ブダペスト世界選手権でついに勝利。以降は3連勝と勝ち続けている。