サイード・モラエイがモンゴル籍取得

モラエイとハルトマーギーン・バトトルガ大統領 (Photo: IJF)

2018年の81kg級世界王者、サイード・モラエイが今後モンゴルから試合に出場することが明らかになった。海外柔道サイトJudoinsideが報じてファンの話題となっていたが、2日、国際柔道連盟(IJF)もこれをニュースとして配信した。

イラン出身のモラエイは8月の東京世界選手権時に、当局からイスラエル選手との対戦を避けて棄権するように強要され、これを機に母国を離れていた。11月のグランドスラム大阪にはIJFから参加、来年の東京五輪は難民選手団でのエントリーが予想されていたが、ここで柔道強国モンゴルが手を差し伸べた形。IJFサイトにはハルトマーギーン・バトトルガ大統領から市民権を証明する公式書類を手渡されるモラエイの写真がアップされている。

モラエイは来週末に中国・青島で行われるワールドマスターズ2019に参戦予定。エントリーリストには既にモンゴル選手として登録されている。

SAEID MOLLAEI GETS MONGOLIAN PASSPORT (Judoinside)
Saeid Mollaei to Compete under the Mongolian Flag (IJF)

 

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