瀬川麻優(ALSOK)

瀬川麻優(ALSOK) SEGAWA Maya

SEGAWA Maya
25歳 1997/9/11
WR:25位 組み手:左組み

得意技:寝技、左小外刈、左小外掛
使用技:左内股、左大内刈、左体落、左払腰、左払巻込、左大外刈、左背負投、裏投

講道館杯で2度(2018年、2022年)優勝、2019年にはユニバーシアードの無差別でも優勝を飾っている。まだ世界大会個人代表歴のない「国内組」の第一人者と言える存在。ワールドツアーでも2位が3度と安定して好成績を残している。旧姓は秋場。今年3月に同郷で柔道家の瀬川勇気氏と結婚して姓が変わった。2021年夏から右足首靭帯の断裂や病気の影響でほぼ1年間にわたって大会に出られなかったが、夫婦二人三脚でこれを乗り越え復活。2022年の講道館杯で優勝を飾り、国内の第一線に返り咲いた。

78kg超級では珍しいアスリート体型の選手。運動性能の高さを生かして動き回り、相手の移動の際(きわ)に投げを狙う。ベースは、猛稽古で知られる環太平洋大で叩き込まれた手堅い組み手と展開力。スタミナ勝ちによる「指導3」決着も多い。以前は組み手と体捌き、先手攻撃で相手を削りながら戦う「指導」奪取型の選手だったが、昨年来投げの威力がアップ。特に左小外刈は高い切れ味を誇り、決め技であると同時に、展開を作るツールとしても新たな柔道の軸となっている。

基本に忠実な寝技も大きな武器。立技からの移行が早い。代名詞となるような技術はないものの、「横三角」に伏せ際の「腰絞め」とスタンダードな技術はひと通り使いこなす。昨年のグランドスラム東京では、階級屈指の大型選手のレア・フォンテーヌ(フランス)を上四方固「一本」で破っている。

柔道IQが高く、試合のなかで状況に応じて戦い方を変えられることも強み。気持ちが弱い選手の多い重量級にあって、闘志を前面に押し出した戦いができる貴重な選手でもある。

おもな戦績

2023年 グランドスラム・パリ 2位
2022年 グランドスラム東京 2位
2019年 ユニバーシアード 優勝 ※無差別

最近の成績

2023年4月 皇后盃全日本女子選手権 5位 ※無差別
2023年4月 全日本選抜体重別選手権 1回戦敗退
2023年2月 グランドスラム・パリ 2位

更新日:2023年4月29日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

ブタペスト世界柔道選手権2021での記事

AKIBA Maya
23歳 1997/9/11
WR:52位 組み手:左組み
得意技:左内股、左大内刈、左体落
使用技:左払巻込、左小外刈、左大外刈、左背負投、裏投

<ブダペスト世界選手権2021 男女混合団体戦代表>

2018年講道館杯王者。2019年にはユニバーシアードの無差別でも優勝している。78kg超級では珍しいアスリート体型、運動性能の高さを生かした激しく動き回るスタイルが持ち味だ。柔道のベースは、猛稽古で知られる環太平洋大で叩き込まれた手堅い組み手と展開力。足を飛ばしながら前に出て、先手攻撃で手数を積みながら相手を削っていく。スタミナ勝ちによる、「指導3」決着も多い。得意技は左内股に左大内刈、左体落。左体落は相手の股中に打ち込む「崩し技」としても用い、生命線である展開力を支えている。国際大会の経験はまだ少ないが、今大会をきっかけに代表戦線に割って入りたいところ。

おもな戦績

2019年 ユニバーシアード 優勝 ※無差別
2019年 グランプリ・フフホト 2位
2018年 講道館杯全日本体重別選手権 優勝

最近の成績

2021年4月 全日本選抜体重別選手権 3位
2020年 皇后盃全日本女子選手権 5位 ※無差別
2020年 講道館杯全日本体重別選手権 3位

更新日:2021年6月3日(ブダペスト世界選手権2021特集)

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