テッシー・サフェルコウルス(オランダ)

2019.07.11
2021.07.29

SAVELKOULS Tessie
29歳 1992/3/11
WR：17位組み手：右組み
得意技：左一本背負投、左袖釣込腰
使用技：右大内刈、右小内刈、右内股、谷落

2019年ワールドマスターズ青島王者。この階級では珍しい、長身の「アスリート体型×担ぎ技系」の選手。得意技は組み手と逆の左一本背負投。技としての威力はそこまでないが、攻防一致で連発することで手数を積み、試合を組み立てる。この階級はスタミナやスピードに難のある選手が多く、ひたすら引きずり回して担ぎ技を連発、相手を消耗させるこの先鋒は有効。「指導3」による勝利も多い。対極の属性にある「破壊力は抜群だがスタミナがない」イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)とは当然ながら噛み合い、たびたび名勝負を繰り広げている。キャリアハイとなるワールドマスターズ制覇を成し遂げた直後の2020年2月、グランドスラム・パリにてホマーヌ・ディッコ(フランス)の強引な仕掛けで右膝を脱臼する大怪我を負った。東京五輪出場どころか競技復帰すら危ぶまれたが、1年延期されたことで奇跡の復活。日本武道館で復帰戦を迎える。

おもな戦績

2019年ワールドマスターズ青島優勝
2017年ブダペスト世界選手権 5位
2016年リオデジャネイロ五輪 7位

東京世界柔道選手権2019での記事

SAVELKOULS Tessie
27歳 1992/3/11
WR：19位
組み手：右組み
得意技：左一本背負投
使用技：右大内刈、右内股

2016年リオデジャネイロ五輪7位。この階級では珍しい、長身のアスリート体型選手。担ぎ技系の選手であり、得意技は左一本背負投。リーチの長さを生かして間合いを作り、長身から一気に低く潜り込む。この技自体の威力はそこまで高くないものの、この技を攻防一致で放つことで手数を積んで試合を組み立てる。このスタイルのために「指導3」による勝利も多い。以前と比べて最近は機動力を生かしたより立体的な崩しを行うようになってきており、足がついてこない大型選手から左一本背負投でポイントを得ての勝利が増えている。