ラファエル・シウバ(ブラジル)
SILVA Rafael
階級:100kg超級 WR:14位
37歳 1987/5/11
組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投
世界大会で銀メダル1つ(2013年)、銅メダル5つ(2014年、2016年、2017年2023年)を獲得している強豪。37歳の大ベテランながら変わらず一線で活躍しており、昨年のアブダビ世界選手権では、36歳にして3位入賞を果たした。
圧殺がベースの技巧派。最重量級にあっても屈指の巨体を誇り、この体が生み出す圧力が最大の武器だ。組み手の巧者であり、前捌きで間合いを管理しながら、圧を掛けて前に出続ける。かつてはこの「体格と組み手」に頼った完全な「指導」奪取型の選手だったが、近年の「投げずば勝てぬ」ルールを受け、方針を転換。積極的に投げを狙うスタイルへと変貌を遂げた。
得意技は、質量をそのままぶつけるような右内股。相手を勢い良く体で弾き、豪快に投げ飛ばす。使用頻度は多くないが、飛び道具、あるいは展開を切るツールとして右一本背負投も備えている。一見するとスタミナに難がある印象を受けるが、スタイルが省エネであることもあり、意外にもガス欠を起こすことは少ない。
相性の得意不得意がはっきりしており、本格派はかなりの強者でもきっちり潰してみせる一方、担ぎ技系は滅法苦手。手数を積まれて「指導3」で敗れることが多い。近年は加齢に加え、階級内に担ぎ技の使い手が増えたことから、以前ほどの成績は残せていない。
2021年のハンガリー世界選手権では、絶好調のヤキフ・ハモー(ウクライナ)をあまり見かけない正対して逆手で絞める正調の片手絞「一本」で撃破。円熟味を増している。
おもな戦績
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2024年4月 パンナム・オセアニア選手権 2位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 予選ラウンド敗退
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/2618
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/36264/Rafael_Silva/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
SILVA Rafael
36歳 1987/5/11
WR:8位 組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投
世界大会で銀メダル1つ、銅メダル4つを獲得している強豪。36歳のベテランながら、変わらず一線で活躍している。
最重量級にあっても屈指の巨体を誇り、この体が生み出す圧力が最大の武器。組み手の巧者であり、前捌きで間合いを管理しながら、圧を掛けて前に出続ける。以前はこの「体と組み手」に頼った完全な「指導」奪取型の選手だったが、近年はリオデジャネイロ五輪以降の「投げずば勝てぬ」ルールに合わせてスタイルを変更。質量をそのままぶつけるような右内股で豪快な「一本」を量産している。使用頻度は多くないが、飛び道具、あるいは展開を切るツールとして右一本背負投も備えている。なお、一見するとスタミナに難がある印象を受けるが、スタイルが省エネであることもあり、意外にもガス欠を起こすことは少ない。
相性の得意不得意がはっきりしており、本格派はかなりの強者でもきっちり潰して見せる一方で、担ぎ技系は滅法苦手。手数を積まれて「指導3」で敗れることが多い。最近は階級内に担ぎ技の使い手が増えたこともあり、以前ほどの成績は残せていない。
2021年のハンガリー世界選手権では、絶好調のヤキフ・ハモー(ウクライナ)をあまり見かけない正対して逆手で絞める正調の片手絞「一本」で撃破。円熟味を増している。
おもな戦績
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
更新日:2023年5月12日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
SILVA Rafael
35歳 1987/5/11
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投
世界大会で銀メダル1つ、銅メダル4つを獲得している強豪。35歳のベテランながら、変わらず一線で活躍している。
最重量級にあっても屈指の巨体を誇り、この体が生み出す圧力が最大の武器。組み手の巧者であり、前捌きで間合いを管理しながら、圧を掛けて前に出続ける。以前はこの「体と組み手」に頼った完全な「指導」奪取型の選手だったが、近年はリオデジャネイロ五輪以降の「投げずば勝てぬ」ルールに合わせてスタイルを変更。質量をそのままぶつけるような右内股で豪快な「一本」を量産している。使用頻度は多くないが、飛び道具、あるいは展開を切るツールとして右一本背負投も備えている。相性の得意不得意がはっきりしており、本格派はかなりの強者でもきっちり潰して見せる一方で、担ぎ技系は滅法苦手。手数を積まれて「指導3」で敗れることが多い。最近は階級内に担ぎ技の使い手が増えたこともあり、以前ほどの成績は残せていない。
昨年のハンガリー世界選手権では絶好調のヤキフ・ハモー(ウクライナ)をあまり見かけない正対して逆手で絞める正調の片手絞「一本」で撃破。円熟味を増している。
おもな戦績
・2013年 リオデジャネイロ世界選手権 2位
・2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
・2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 7位
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 2回戦敗退
2022年4月 パンナム・オセアニア選手権 2位
更新日:2022年10月11日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
SILVA Rafael
34歳 1987/5/11
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投
世界大会で銀メダル1つ、銅メダル4つを獲得している強豪。最重量級にあっても屈指の巨体を誇り、この体が生み出す圧力が最大の武器だ。組み手の巧者であり、前捌きで間合いを管理しながら、圧を掛けて前に出続ける。以前はこの「体と組み手」に頼った完全な反則奪取型の選手だったが、いまは、投げずば勝てぬ現在のルールに合わせてスタイルを変更。質量をそのままぶつけるような右内股で豪快な「一本」を量産している。使用頻度は多くないが、飛び道具(あるいは展開を切るツール)として右一本背負投も持っている。相性の得意不得意がはっきりしており、本格派はかなりの強者でもきっちり潰して見せる一方で、担ぎ技系は滅法苦手。手数を積まれて「指導3」で敗れることが多い。6月のブダペスト世界選手権では絶好調のヤキフ・ハモー(ウクライナ)をあまり見かけない正対して逆手で絞める正調の片手絞「一本」で撃破。円熟味を増している。ライバルのダヴィド・モウラ(ブラジル)に競り勝って、ロンドン・パリに続く3大会目の五輪に乗り込むこととなった、
おもな戦績
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2021年6月 ブダペスト世界選手権 5位
2021年5月 グランドスラム・カザン 2位
2021年4月 パンナム選手権 優勝
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
SILVA Rafael
32歳 1987/5/11
WR:5位
組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投
過去に世界大会で銀メダル1つ、銅メダル4つを獲得している、階級を代表する強豪。長く階級のトップクラスに君臨している32歳のベテランである。最重量級にあっても屈指の巨体を誇り、それが生み出す圧力が最大の武器だ。組み手が巧みであり、前さばきで間合いを管理しながら、前進圧力を掛け続ける。以前は完全な「指導」奪取型の選手であったが、投げずには現在のルールに合わせてスタイルをチェンジ。自身の質量を丸ごとぶつけて相手を跳ね飛ばすような、豪快な右内股による「一本」が増えてきている。大型選手ながら奇襲技として右一本背負投を用いることもあり、それほど威力はないものの、出遅れた相手が巻き込まれる場面もあり、備えのないまま受けるのは危険。
おもな戦績
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2019年4月 パンナム選手権 優勝
2019年3月 グランドスラム・エカテリンブルク 3位
2019年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3回戦敗退
更新日:8月29日(東京世界柔道選手権2019特集)