ルカシュ・クルパレク(チェコ)

ルカシュ・クルパレク(チェコ) KRPALEK Lukas

KRPALEK Lukas
31歳 1990/11/15
WR:21位 組み手:左組み

得意技:隅返、左大外刈、左小外掛、寝技
使用技:左大内刈、左釣込腰、浮技、隅落、右背負投、右小外掛、右内股(やぐら投げ)
寝技得意技術:腕挫十字固

東京五輪金メダリスト。2019年東京世界選手権、2016年リオデジャネイロ五輪100kg級、2014年チェリャビンスク世界選手権100kgと、2階級を跨いで4度世界の頂点に立っている。五輪と世界選手権でともに2階級制覇を成し遂げたのは史上初の快挙。さらに欧州選手権でも2階級制覇を果たしている、柔道界のレジェンドの一人だ。今年に入り、突如階級を100kg級に戻した。まだ完全に適応はできていない様子だが、1月のグランプリ・ポルトガルでは3位に入賞している。

最大の武器はその体格。100kg超級時代も身長では周囲から頭一つ抜けていた。立技、寝技ともに、この長身が生み出すリーチの長さと懐の深さをフルに用いた柔道を展開する。スタイルは典型的な欧州型オールラウンダー。尖った武器はないものの、寝技を軸に何でもこなすことができる。寝技の技術レベルは非常に高く、伏せ際だけでなく、引き込んで正対した形を起点に関節技や抑え込みに持ち込めるだけの展開力がある。

立技では、釣り手で背中、引き手で脇を持っての密着が基本形。この状態から仕掛ける隅返は、寝技へ持ち込む手段であると同時に、技単体としてもかなりの威力を備えている。また、組み際に釣り手で脇を掬って斜め方向に仕掛ける左大外刈も得意としており、この技による得点も多い。使用頻度は低いものの、奇襲技として組み手とは逆の落差のある右背負投も備えている。

頻繁に日本を訪れており、日本代表の合宿や強豪大学の稽古に参加している。

おもな戦績

2021年 東京五輪 優勝 ※100kg超級
2019年 東京世界選手権 優勝 ※100kg超級
2016年 リオデジャネイロ五輪 優勝
2014年 チェリャビンスク世界選手権 優勝

最近の成績

2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2023年1月 グランプリ・ポルトガル 3位
2022年12月 グランドスラム東京 5位

更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

KRPALEK Lukas
31歳 1990/11/15
WR:21位 組み手:左組み

得意技:隅返、左大外刈、左小外掛、寝技
使用技:左大内刈、左釣込腰、浮技、隅落、右背負投、右小外掛、右内股(やぐら投げ)
寝技得意技術:腕挫十字固

東京五輪金メダリスト。2019年東京世界選手権、2016年リオデジャネイロ五輪100kg級、2014年チェリャビンスク世界選手権100kgと100kg級時代も含めて4度世界の頂点に立っている。五輪と世界選手権でともに2階級制覇を成し遂げたのは史上初の快挙。さらに欧州選手権でも2階級制覇を果たしている、柔道界のレジェンドの一人だ。

最大の武器はその体格。階級内でも際立った長身を誇り、ラファエル・シウバ(ブラジル)と並んでテディ・リネール(フランス)にサイズで対抗できる数少ない選手だ。典型的な欧州型のオールラウンダーであり、尖った武器はないものの、寝技を軸に何でもこなすことができる。寝技の技術レベルは階級トップクラスにあり、伏せ際だけでなく、引き込んで正対した形を起点に関節技や抑え込みに持ち込めるだけの展開力がある。

得意の形は釣り手で背中、引き手で脇を持っての密着。この形から仕掛ける隅返は寝技へ持ち込む手段であると同時に、技単体としてもかなりの威力がある。また、組み際に釣り手で脇を掬って斜め方向に仕掛ける左大外刈も得意としており、この技による得点も多い。使用頻度は低いものの、奇襲技として組み手とは逆の落差のある右背負投も備えている。

日本にはよく出稽古に訪れており、今大会前にも全日本男子代表合宿の稽古に参加していた。

おもな戦績

2021年 東京五輪 優勝
2019年 東京世界選手権 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 優勝 ※100kg級
2014年 チェリャビンスク世界選手権 優勝 ※100kg級

最近の成績

2022年7月 グランプリ・ザグレブ 7位
2021年7月 東京五輪 優勝
2021年4月 欧州選手権 3位

更新日:2022年10月11日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

KRPALEK Lukas
30歳 1990/11/15
WR:4位 組み手:左組み
得意技:隅返、左大内刈、左小外掛、寝技
使用技:左釣込腰、左大外刈、右背負投、右小外掛、右内股(やぐら投げ)、隅落

2階級制覇者。2016年リオデジャネイロ五輪100kg級で金メダルを獲得。同大会後に階級を上げ、2019年東京世界選手権では100kg超級でも世界の頂点に立った。もっとも大きな武器はその体格。2メートルの長身を誇り、ラファエル・シウバ(ブラジル)ともにテディ・リネール(フランス)にサイズで対抗できる数少ない存在だ。典型的な欧州型のオールラウンダーであり、尖った武器はないものの寝技を軸に何でもこなす。得意の形は釣り手で背中、引き手で脇を持っての密着。この形から仕掛ける隅返は寝技へ持ち込む手段であると同時に、技単体としてもかなりの威力がある。使用頻度は低いものの、奇襲技として組み手とは逆の落差のある右背負投も備えている。

“あるく近柔”からのひとこと

「水泳、アイスホッケー、スケートとなんでもこなすスポーツマン。夏場の国際合宿の際は300kmの距離を自転車漕いでやってきました。かなりの負けず嫌いでスタミナが売り。あの組み手の上手さは日本に何度も遠征したことでバリエーションを養ったとのこと。乱取りのし過ぎで指を傷め、柔道衣をまともに握れなくなってしまったことをきっかけに、腋を掬って仕掛ける隅返を習得したそうです。釣りが趣味です。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 優勝 ※100kg級
2014年 チェリャビンスク世界選手権 優勝 ※100kg級

最近の成績

2021年4月 欧州選手権 3位
2021年4月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2021年2月 ヨーロッパオープン。プラハ 優勝

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

KRPALEK Lukas
28歳 1990/11/15
WR:2位
組み手:左組み
得意技:隅返、左大内刈、左小外掛
使用技:左釣込腰、左大外刈、右背負投、右小外掛、右内股(やぐら投げ)、隅落

2016年リオデジャネイロ五輪100kg級金メダリスト。同大会後に階級を変更した。最大の武器はその体格。2メートルの長身を誇り、長い手足を生かして相手を抱き込む形を基本としている。得意技は隅返。左右の小外掛や遠間から引っ掛ける左大内刈なども得意としており、用いる技は自身の体型を最大限に利用したものばかりだ。典型的なヨーロッパ型オールラウンダーであり、隅返から引き込んでの寝技も高い決定力を誇る。また、使用頻度は低いものの、奇襲技として組み手とは逆の落差のある右背負投を懐に呑んでいる。

おもな戦績

2018年 ヨーロッパ選手権 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 優勝 ※100kg級
2014年 チェリャビンスク世界選手権 優勝 ※100kg級

最近の成績

2019年7月 グランプリ・モントリオール 3位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 5位
2019年5月 グランプリ・フフホト 3位

更新日:8月29日(東京世界柔道選手権2019特集)

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