キム・ウォンジン(韓国)
KIM Won Jin
階級:60kg級 WR:24位
32歳 1992/5/1
組み手:左組み
得意技:左払腰、左内股、左大外刈、右背負投
使用技:裏投、左釣込腰、左体落、左大内刈、肩車、右小外掛、支釣込足(釣り手側)、巴投、隅返、隅落
世界選手権で銅メダルを2つ(2013年、2015年)獲得している大ベテラン。五輪でも2016年リオデジャネイロ大会で7位、2021年東京大会で5位と2度入賞している。東京五輪を最後に引退すると思われていたが、2022年に競技に復帰し、以降は再び階級の上位に定着。国内予選でライバルのイ・ハリン(韓国)を破り、3大会連続となる五輪出場を決めた。
階級内ではかなりの長身の持ち主であり、柔道スタイルはオーソドックスな腰技系。上背を生かして奥襟を持ち、相手を圧殺した形から得意の左内股や左払腰、左大外刈を仕掛ける。担ぎ技や巴投など軽量級らしい技術も使いこなし、特に組み際に組み手の左右をスイッチしての低い右背負投は高い威力を誇る。
柔道自体の強さは間違いなく階級トップクラスなのだが、メンタル面に難があり、これが課題。競った試合では途中で糸が切れたように減速し、あっさりと負けてしまうことも珍しくない。
おもな戦績
世界選手権 3位2回(2013年、2015年)
2021年 東京五輪 5位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 優勝
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2024年1月 グランプリ・ポルトガル 予選ラウンド敗退
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/4036
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/69467/Won_Jin_Kim/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
KIM Won Jin
29歳 1992/5/1
WR:9位 組み手:左組み
得意技:左払腰、左内股、左大外刈、右背負投
使用技:裏投、隅落、左釣込腰、左体落、左大内刈、左支釣込足
世界選手権で銅メダルを2回(2013年、2015年)獲得している、階級を代表する強豪。2016年リオデジャネイロ五輪を最後に約2年半大会に姿を見せていなかったが、2018年11月のグランドスラム大阪で競技に復帰。同大会では2回戦で髙藤直寿を「指導3」の反則で下すなどして3位を獲得し、以降コンスタントに好成績を残している。60kg級には珍しいほどの長身選手であり、柔道スタイルはオーソドックスな腰技系。上背を生かして奥襟を持ち、相手を圧殺したところから得意の左内股や左払腰、左大外刈で仕留めるのが得意パターンだ。組み際に組み手をスイッチしての低い右背負投も得意。ただし、大きく言えば「組み勝つ割には“いかない”」という印象が強く、安定感はあるが爆発力に欠ける選手でもある。モノの良さの割に大舞台では結果を残せていない選手、と評すべきかと思われる。おそらく最後の五輪となる今大会で、殻を破ることが出来るか注目。
おもな戦績
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
世界選手権 3位2回(2013年、2015年)
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 優勝
最近の成績
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 優勝
2020年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3位
2020年2月 グランドスラム・パリ 5位
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
KIM Won Jin
27歳 1992/5/1
WR:41位
組み手:左組み
得意技:左払腰、左内股、左大外刈、右背負投
使用技:裏投、隅落、左釣込腰、左体落、左大内刈、左支釣込足
アスタナ世界選手権銅メダリスト。リオデジャネイロ五輪を最後に約2年半大会に姿を見せていなかったが、2018年11月のグランドスラム大阪で競技に復帰、2回戦で髙藤直寿を「指導3」の反則で下して3位を獲得した。その長身を存分に生かし、奥襟を持って相手を圧殺、そこから得意の左内股や左払腰、左大外刈で仕留めるというオーソドックスなスタイルが特徴だ。組み手をスイッチしての右背負投も得意としており、組み際にこの技でポイントを得ることも多い。
おもな戦績
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
2015年 アスタナ世界選手権 3位
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 3位
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2019年5月 グランプリ・フフホト 優勝
2019年11月 グランドスラム大阪 3位
更新日:2019年8月4日 (東京世界選手権2019特集)