田中志歩(JR東日本)

田中志歩

TANAKA Shiho
25歳 1998/6/29
WR:14位 組み手:左組み

得意技:左大内刈、肩車
使用技:左大外刈、左内股、左背負投、左一本背負投、左小外刈、左小外掛、左小内刈、左小内巻込、左足車、左体落、巴投

2021年皇后盃全日本女子選手権王者。2022年タシケント世界選手権では5位を獲得している。同大会で膝を負傷、長期の治療離脱を余儀なくされたが、昨年4月に復帰して以降は、グランドスラム・ウランバートル優勝、アジア競技大会優勝、グランドスラム東京2位と、順調に調子を戻してきている。今年4月の全日本選抜体重別選手権でも優勝し、2度目の世界選手権代表の座を掴み取った。

柔道のベースは、体の強さと身体能力の高さ。体力・馬力を生かした連続攻撃を持ち味としている。もともとは大技一発を狙う直感派だったが、所属先であるJR東日本の早川憲幸コーチの指導のもと、組み手や戦術選択のスキルが向上。怪我による長期離脱を経てからは、まだ体の力が戻り切っていないこともあってか、試合運びと組み手の巧さで戦う、技巧派としての面が目立っている。

得意技は左大内刈と肩車。ただし、現在はいずれも多数ある手札の一つという印象。特定の技にこだわるのではなく、組み手の形や状況に合わせ、足技、担ぎ技、腰技、捨身技と、すべての手札をフラットに用いるスタイルに変わってきている。

おもな戦績

2022年 タシケント世界選手権 5位
2021年 皇后盃全日本女子選手権 優勝
2023年 杭州アジア競技大会 優勝

最近の成績

2024年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2023年12月 グランドスラム・東京 2位
2023年9月 杭州アジア競技大会 優勝

更新日:2024年5月18日(アブダビ世界柔道選手権2024特集)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

TANAKA Shiho
24歳 1998/6/29
WR:21位 組み手:左組み

得意技:左大内刈、肩車
使用技:左大外刈、左内股、左背負投、左一本背負投、左小外刈、左小外掛、左小内刈、左小内巻込、左体落、巴投

昨年の皇后盃全日本女子選手権王者。昨年来大きく力を伸ばし、今年2月のグランドスラム・テルアビブではワールドツアー初優勝を達成。4月の全日本選抜体重別選手権でも優勝を飾り、初の世界選手権代表の座を掴んだ。

抜群の体の強さと身体能力の高さが武器。スピードとパワーを兼ね備えている。得意技は左大内刈と肩車。大内刈は芯を食えばおそらく止められるもののいない威力あり、馬力を生かし、しつこく追って決めるケンケン大内刈は特に取り味がある。左背負投、左一本背負投などの担ぎ技も備えており、こちらでの得点も多い。体力を生かした連続攻撃も強力で、手数で相手の柔道を塗り潰して「指導」を取りにいく戦い方も出来る。もっか相手にとって厄介なのはこのモードの模様で、本人もこれを自覚するゆえか、世界選手権代表決定後には「技を掛けて『指導』を取るのが自分の勝ち方」と発言している。

直感的に戦うタイプで、状況を作る手札と戦術選択に難があったが、所属先であるJR東日本の早川憲幸コーチの指導のもとで特に前者が改善。依然として熱くなると猪突猛進に陥ってしまう、あるいは圧殺に振り過ぎて逆にチャンスを逃してしまう場面があるが、今年は抑制した戦いぶりが目立ち、これが結果に繋がっている。

おもな戦績

2022年 グランドスラム・テルアビブ 優勝
2021年 グランドスラム・アブダビ 2位
2021年 皇后盃全日本女子選手権 優勝

最近の成績

2022年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2022年2月 グランドスラム・テルアビブ 優勝
2021年12月 皇后盃全日本女子選手権 優勝

更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

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