ラシャ・ベカウリ(ジョージア)

ラシャ・ベカウリ(ジョージア) BEKAURI Lasha

BEKAURI Lasha
階級:90kg級 WR:1位
23歳 2000/7/26
組み手:右組み

得意技:帯取返、右小外掛、右釣腰、右釣込腰、右外巻込、右横分、横分(変則)、谷落(変則)、裏投
使用技:右大外刈、右払腰、右払巻込、大内刈、隅返、引込返、抱分、谷落、隅落

東京五輪金メダリスト。世界選手権でも2023年ドーハ大会で2位、2022年タシケント大会で3位を獲得している。2018年の世界ジュニア選手権において、増山香補(パーク24)に村尾三四郎(JESグループ)と日本期待の大物2人を立て続けに破って優勝。日本の関係者に、大きな衝撃を与えた。翌2019年からワールドツアーに参加すると、年末には最高峰大会のワールドマスターズを制して、一気にトップの仲間入り。勢いのまま、2021年には五輪も制した。

ジョージア柔道の権化とも評すべき、極端なパワーファイター。異常な体幹の強さを生かした密着勝負を持ち味としている。釣り手を深く持って相手を抱き込む形を基本としており、背中抱き、クロスグリップ、脇差しなど、持ちどころを選ばず相手にまとわり付き続ける。映像や写真を見る限り、身長に比して腕は短め。この意外なリーチの短さも、強烈な引き付けと相手にとっての「噛み合わなさ」に寄与している。

得意技は、帯取返(ハバレリ)、右小外掛、右釣込腰とハイリスクな大技ばかり。いずれも抜群の破壊力を誇る。相手の後方に体を捨てるいわば「後分」式の横分や、自らの体の上を通過させて前方に落とす谷落など、変則技の手札も多い。

一見すると、運否天賦の少々狂気が漂うスタイルなのだが、「寄せる」「抱く」「放る」「巻く」など、個々の動作に確かな方法論があり、以外なことに自爆はほとんどない。勝負どころを見極める目も危機察知能力も高い、天性の勝負師である。

相手を抱き込みにくい相四つを比較的苦手としており、これが数少ない弱点。

おもな戦績

2021年 東京五輪 優勝
2023年 ドーハ世界選手権 2位
2022年 タシケント世界選手権 3位

最近の成績

2024年6月 ヨーロッパオープン・マドリード 優勝
2024年4月 ヨーロッパ選手権 3位
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/30263/basic_info
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/103965/Lasha_Bekauri/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

BEKAURI Lasha
22歳 2000/7/26
WR:7位 組み手:右組み

得意技:右小外掛、右釣腰、右釣込腰、帯取返
使用技:右大外刈、右払腰、右払巻込、右外巻込、右大内刈、隅返、引込返、抱分、隅落

東京五輪金メダリスト。2022年タシケント世界選手権でも銅メダルを獲得している。2018年の世界ジュニア選手権で増山香補と村尾三四郎を立て続けに破り優勝。翌2019年からワールドツアーに参加すると、年末にはワールドマスターズを制してあっという間にトップまで駆け上がり、その勢いのままに五輪も制した。

これぞジョージア選手というパワーファイター、体幹の強さを生かした密着勝負が持ち味。背中を深く持って相手を引き付け、帯取返、小外掛、腰技、捨身技など、リスクの高い大技ばかりを狙い続ける。一見すると、運否天賦の少々狂気が漂うスタイルなのだが、「寄せる」「抱く」「放る」「巻く」など、一つひとつの動作に確かな方法論があり、以外なことに「自爆」はほとんどない。勝負どころを見極める目も危機察知能力も高い、天性の勝負師である。

東京五輪後は調子を落としており、大会ごとの出来に波がある印象。まだ本来のパフォーマンスは見せていない。

おもな戦績

2021年 東京五輪 優勝
2022年 タシケント世界選手権 3位
2019年 ワールドマスターズ青島 優勝

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝
2022年12月 グランドスラム東京 3位
2022年10月 タシケント世界選手権 3位

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

BEKAURI Lasha
22歳 2000/7/26
WR:10位 組み手:右組み

得意技:右小外掛、右釣腰、右釣込腰、帯取返
使用技:右大外刈、右払腰、右払巻込、右外巻込、右大内刈、隅返、引込返、抱分、隅落

東京五輪金メダリスト。2018年の世界ジュニア選手権で増山香補と村尾三四郎を立て続けに破って優勝。翌2019年からワールドツアーに参加すると、年末にはワールドマスターズに優勝してあっという間にトップまで駆け上がり、その勢いのまま五輪も制してしまった。

いかにもジョージア選手らしいパワーファイターであり、体幹の強さを生かした密着勝負が持ち味。背中を深く持って相手を引き付け、右小外掛や腰技、捨身技を仕掛ける。リスクの高い大技ばかりを狙い続ける、少々狂気が漂うスタイルなのだが、実は「自爆」はほとんどなし。勝負どころを見極める目も危機察知能力も高い、天性の勝負師である。

東京五輪後は長く大会に出場していなかったが、今大会直前のヨーロッパオープン・オーバーヴァルトで畳に復帰。全試合一本勝ちで優勝を飾った。同大会での戦いぶりを見る限り、最低限は仕上がっている様子。復帰から間もないため調子が読み難いが、今大会の優勝候補の第一だ。

おもな戦績

2021年 東京五輪 優勝
2019年 ワールドマスターズ青島 優勝
2021年 欧州選手権 優勝

最近の成績

2022年9月 ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 優勝
2021年7月 東京五輪 優勝
2021年4月 欧州選手権 優勝

更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

BEKAURI Lasha
20歳 2000/7/26
WR:4位 組み手:右組み
得意技:右小外掛、右釣腰、右釣込腰、帯取返
使用技:右大外刈、右払腰、右払巻込、右外巻込、右大内刈、隅返、引込返、抱分、隅落

2018年世界ジュニア選手権で増山香補と村尾三四郎を立て続けに破って優勝。翌2019年からワールドツアーに参加、年末にはワールドマスターズを制してあっという間にトップまで駆け上がったジョージア期待の大物。今年4月の欧州選手権決勝で先輩ベカ・グヴィニアシヴィリを倒して五輪の出場権を獲得した。体幹の強さを生かした密着勝負が持ち味。背中を深く持って相手をひきつけ、右小外掛や腰技、捨身技を仕掛ける。リスクの高い大技ばかりを仕掛け続ける少々狂気漂うスタイルなのだが、実は自爆はほとんどなし。勝負どころを見極める目も危機察知能力も高い、天性の勝負師である。今年6月の世界選手権男女混合団体戦では五輪本番を目前にしながら自ら志願して90kg超枠に出場、投げられた際に左肩を負傷してしまっていることが気がかり。

“あるく近柔”からのひとこと

「極度のナルシスト。10代後半から突如成長期が訪れた印象です。性格が少々荒く、一昨年のワールドマスターズ(※優勝)では直前に警察のお世話になってしまい、出場自体が危ぶまれていました。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2019年 ワールドマスターズ青島 優勝
2021年 欧州選手権 優勝
世界ジュニア選手権 優勝2回(2018年、2019年)

最近の成績

2021年4月 欧州選手権 優勝
2021年2月 グランドスラム・テルアビブ 優勝
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 3位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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