アシュリー・マッケンジー(ジャマイカ)

2021.06.01
2024.07.4

MCKENZIE Ashley
階級：60kg級　WR：58位
34歳　1989/7/17
組み手：左組み

得意技：左背負投、左体落、左袖釣込腰、右背負投、右体落
使用技：肩車、左大内刈、左小外刈、左大外刈

もとイギリス籍のベテラン。2023年にジャマイカに移籍した。最近はグランプリ・アッパーオーストリアで5位入賞が最高位で目立った成績は残していないものの、上位陣を相手に度々接戦を演じるなど、変わらず存在感を示している。

担ぎ技主体の粘戦派。ただし、投げには威力があるため、「指導3」の反則よりも連続攻撃のなかでポイントを得ての勝利が多い。得意技は左右の背負投。体落のように足を掛けて低く滑り込む形を好んで用いる。最近は片袖に両袖の袖釣込腰式と持ちどころのバリエーションを増やしているが、いずれも理合は同様だ。一見すると切れ味や威力を全く感じさせないのだが、組み手争いから意識の隙を突いてぬるりと侵入するゆえか、意外に取り味が高い。

おもな戦績

2019年　ワールドマスターズ青島　7位
ヨーロッパ選手権　3位2回(2013年、2018年)
ワールドツアー　表彰台11回(優勝なし)

東京2020オリンピックでの記事

MCKENZIE Ashley
31歳 1989/7/17
WR：18位組み手：左組み
得意技：左背負投、左体落、右背負投、右体落
使用技：左大内刈、肩車、左小外刈

粘戦派。以前は手数攻勢と組み手の攻防で「指導3」での勝利を目指すタイプだったが、近年は投げ技の威力が上がってきており、攻撃ポイントを得ての勝利が増えている。得意技は左右の利く背負投。体落のように足を掛けて低く滑り込む形を好んで用いる。上体が相手の懐にどの程度深くまで入るかで背負投、体落と技名称は変わるが、本人の意識としてはおそらく同じ技だ。一見すると切れ味や威力を全く感じさせないのだが、組み手争いから意識の隙を突いてぬるりと侵入してくるゆえか、意外に取り味が高い。柔道界のヒロインだったオトーヌ・パヴィア(フランス)と結婚して多くの柔道家の羨望を集めた(と編集部では思っています)が、現在は離婚している。