古賀玄暉(旭化成)

古賀玄暉(旭化成) KOGA Genki

KOGA Genki
22歳 1998/12/19
WR:51位 組み手:右組み
得意技:右大内刈、右背負投
使用技:隅返、右内股、右大内刈(「草刈り式」)、肩車(「モラエイ」)、巴投、右小外刈、右大外刈、右出足払、左背負投(「韓国背負い」)、横分、浮技

2019年アジア・パシフィック選手権王者。2015年世界カデ選手権優勝、2018年世界ジュニア選手権優勝と常に世代のトップを走り続けて来た。これまではあと一歩のところで国内シニアの壁に弾き返されてきたが、コロナ禍を経た今年4月の全日本選抜体重別選手権でついに優勝。念願の世界選手権代表の座を射止めた。この躍進の原動力となったのは、大会直前に亡くなった父・稔彦さんの「玄暉の俺様柔道が好きです」という言葉。同大会では接近戦を厭わず、ブンブン投げに出るかつての良さが復活していた。この勢いのまま、今大会で世界選手権初出場初優勝を狙う。

スタイルは超攻撃型。常に前に出ながら技を出し続け、投げに出ること自体で攻撃のリズムを作っていく。おもに釣り手の位置によって変わる3つのモードがあり、長い手足を生かして相手を抱き込む接近戦モード、前襟を持って打点高く担ぎ上げる正統派の担ぎ技モード、変則組み手から「草刈り式大内刈」(巴投で引き込んでから大内刈に立ち戻る)や変則の肩車(通称「モラエイ」)を仕掛ける変則モードを使い分けて戦う。相手や状況に合わせてこの3つをシームレスに切り替えながら戦える器用さも大きな武器だ。寝技も代名詞となるような技術はないものの標準的な技術はひと通り備えており、相手の伏せぎわを狙っての絞技や関節技による勝利も多い。

おもな戦績

2019年 グランプリ・タシケント 2位
2019年 アジア・パシフィック選手権 優勝
2018年 世界ジュニア選手権 優勝

最近の成績

2021年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2020年 講道館杯全日本体重別選手権 3位
2019年 グランドスラム大阪 2回戦敗退

更新日:2021年6月3日(ブダペスト世界選手権2021特集)

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