ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)

ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア) CHKHVIMIANI Lukhumi

CHKHVIMIANI Lukhumi
29歳 1993/5/3
WR:5位 組み手:両組み

得意技:隅落、浮落、内股透、左釣込腰、右釣込腰
使用技:左体落、左大内刈、移腰、左外巻込、右外巻込

2019年東京世界選手権金メダリスト。階級屈指の怪力と体幹の強さを誇る。左右ほぼ同じ技が出せる「両組み」の選手であり、組み手も相手・状況に応じて左右をスイッチしながら戦う。

具体的な得意技があるタイプではなく、タイプとしては「後の先」の選手。組み手争いをしながら圧を掛け続けることで「指導」を積み重ね、これを嫌った相手が技を仕掛けたところを隅落や浮落、内股透のカウンターで仕留める。このスタイルからも分かるとおり、バランス感覚は抜群。ほとんど飛ばされ掛かった状態から反対に相手を投げてしまうことも珍しくない。多くの選手が「スピードと技の切れ味」を武器とする環境に「力による塗り潰しとカウンター」に特化することで適応した、この階級特化の「捕食者」。ジョーカー的な存在だ。

自ら仕掛ける技としてはパワーを生かした左右の釣込腰と外巻込を得意としており、あまり自分から仕掛けることはないものの、こちらの破壊力も侮れない。「返し技系のパワーファイター」という属性からすると調子に左右されにくいように思われるが、バランス感覚の良さに依存する部分が大きく、コンディションがパフォーマンス与える影響が意外に大きい。

日本代表コーチがジョージアのコーチに確認したところによると、日本人からすると少々際どい名前ではあるが、現地では「チクヴィミアニ」に近い発音とのこと。

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 優勝
2019年 欧州競技大会(欧州選手権) 優勝
2021年 東京五輪 7位

最近の成績

2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 2位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 5位
2022年5月 欧州選手権 5位

更新日:2022年10月3日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

CHKHVIMIANI Lukhumi
28歳 1993/5/3
WR:10位 組み手:両組み
得意技:隅落、浮落、内股透、左釣込腰、右釣込腰
使用技:左体落、左大内刈、移腰、左外巻込、右外巻込

2019年東京世界選手権金メダリスト。階級屈指の怪力と体幹の強さを誇る。組み手は「両組み」、相手や状況に合わせて左右をスイッチしながら戦う。具体的な得意技があるタイプではなく、基本戦法は組み手争いをしながら圧を掛けて前に出ること。これを嫌って相手が技を仕掛けたところを、隅落や浮落で返す「後の先」の選手である。当然ながらバランス感覚は抜群、ほとんど飛ばされた状態から反対に相手を投げてしまうことも多い。「スピードと技の切れ味」を武器とする選手が多い最軽量級という環境にあって、「パワーとバランス」に振ってカウンター狙いという適応で生き残ったジョーカー的な存在だ。

あまり自分から技を仕掛けることはない。釣込腰と外巻込を左右で備えており、こちらもそれなりに威力がある。“返し技系のパワーファイター”という属性からすると調子に左右されにくいように思われるのだが、どちらかというとバランス感覚の良さに依存する部分が大きく、実はコンディションによって出来不出来の差が大きい。日本人からすると少々際どい名前だが、日本代表コーチがジョージアのコーチに確認したところによると現地では「チクヴィミアニ」に近い発音とのこと。

“あるく近柔”からのひとこと

「ああ見えてダンスが大好き。東京五輪が2020年に開幕する予定だった時までは、ジョージア柔道連盟はパピナシビリを起用しようとしていたそうです。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 優勝
2019年 欧州競技大会(欧州選手権) 優勝
グランプリ・トビリシ 優勝3回(2017年、2018年、2019年)

最近の成績

2021年5月 グランドスラム・カザン 優勝
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 2回戦敗退
2020年10月 欧州選手権 2回戦敗退

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

CHKHVIMIANI Lukhumi
26歳 1993/5/3
WR:9位
組み手:両組み
得意技:左釣込腰、右釣込腰、左外巻込、右外巻込
使用技:隅落、左体落、左大内刈、移腰

2019年ヨーロッパ選手権王者。組み手の左右が利く両組みの選手で、相手や状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら戦う。具体的な得意技があるタイプではなく、基本戦法は前進圧力を掛けての圧殺。前に出ながら常に組み手争いをし続けることで相手に「指導」を積み重ね、「指導3」の反則による勝利を目指す。地元開催のグランプリ・トビリシにめっぽう強く、2017年から3連覇している。

おもな戦績

2019年 ヨーロッパ選手権 優勝
2019年 グランドスラム・デュッセルドルフ 3位
グランプリ・トビリシ 3連覇(2017年、2018年、2019年)

最近の成績

2019年6月 ヨーロッパ選手権 優勝
2019年3月 グランプリ・トビリシ 優勝
2019年3月 グランドスラム・エカテリンブルク 5位

更新日:8月24日(東京世界柔道選手権2019特集)

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