ケトレイン・クアドロス(ブラジル)

2021.06.04
2024.07.21

QUADROS Ketleyn
階級：63kg級　WR：25位
36歳　1987/10/1
組み手：右組み

得意技：左一本背負投、左背負投、隅返、引込返、横車、抱分、寝技
使用技：左体落、左小内刈、左小外刈、谷落、右大外刈、右大内刈、右小内刈、右小外刈、支釣込足(釣り手側)、右出足払
寝技得意技術：腕挫十字固、「ボーアンドアローチョーク」

ワールドツアー表彰台の常連。もと57kg級の選手で、2008年北京五輪では銅メダルを獲得している。現在36歳。流石に年齢なりの衰えが見えてきたが、それでもトップ層以外にはほとんど負けておらず、組み合わせに恵まれた大会では上位に勝ち上がっている。

階級屈指の試合巧者。基本戦法は担ぎ技の連発による粘戦。使用する技はほとんどが組み手とは逆方向の技であり、この辺りにも曲者感が強く匂う。使用頻度的な得意技は左一本背負投。釣り手一本を持った状態から、この技を仕掛け続けて手数を積む。最近は片襟の左背負投も用いているが、こちらはあまり完成度は高くなく、より展開技としての意味合いが強い。

かつては、ひたすらこの戦法を続けて「指導」を積むのが主な勝ち方だったが、近年は隅返や横車、抱分などの捨身技を身に付け、投げの取り味が大幅にアップ。粘戦と密着の2つのモードを切り替えながら戦うスタイルへと、変貌を遂げた。また、ポイントを取れる手札が増えたことにより相手の意識が分散するようになり、左一本背負投による得点も増加している。

このタイプの例に漏れず、寝技も高い水準にある。捨身技から寝技に繋いで仕留める流れが、最も得意な勝利パターンだ。立ちから寝の移行が早く、腕挫十字固や「ボーアンドアローチョーク」を得意としている。

おもな戦績

2021年　東京五輪　7位
2021年　ハンガリー世界選手権　5位
2008年　北京五輪 3位　※57kg級

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

QUADROS Ketleyn
35歳 1987/10/1
WR：4位組み手：右組み

得意技：左一本背負投、隅返、横車、抱分
使用技：左体落、左小内刈、左小外刈、谷落

ワールドツアー表彰台の常連。もと57kg級の選手で、2008年北京五輪では銅メダルを獲得している。35歳になった現在も精力的に大会出場を続けており、コンスタントに成績を残している。

階級屈指の試合巧者。使用する技はほとんどが組み手とは逆方向の技であり、この辺りにも曲者感が強く匂う。使用頻度的な得意技は左一本背負投。釣り手一本を持った状態からこの技を仕掛け続けて手数を積む粘戦が、基本戦法だ。

かつてはひたすらこの戦法を続けて「指導」を積むのが主な勝ち方だったが、近年、隅返や横車、抱分などの捨身技を身に付けたことで、技の取り味が大幅にアップ。粘戦と密着の2つのモードを試合のなかで切り替えながら戦うスタイルへと変貌を遂げた。捨身技からの抑え込みが、もっかの得意パターンだ。また、具体的にポイントを取れる手札が増えたことで、相手の意識が分散するようになり、左一本背負投での得点も増加中。現在、第2の全盛期を迎えている。

おもな戦績

2021年東京五輪 7位
2021年ハンガリー世界選手権 5位
2008年北京五輪 3位 ※57kg級

タシケント世界柔道選手権2022での記事

QUADROS Ketleyn
34歳 1987/10/1
WR：4位組み手：右組み

得意技：隅返、横車、抱分、左一本背負投
使用技：左体落、左小内刈、左小外刈、谷落

長くパンナム地域を牽引してきたベテラン。もと57kg級の選手で、2008年北京五輪では銅メダルを獲得している。34歳になったが、東京五輪が終わっても精力的に試合に出ており、安定して好成績を残している。

以前は攻防一致の左一本背負投でひたすら手数を積む粘戦タイプだったが、近年は近い間合いから隅返や横車など捨身技を狙う密着モードを得て、技の取り味が大幅アップ。もっかの勝ちパターンは捨身技から被さっての抑え込みである。ベテランらしい試合巧者であり、粘戦と密着を状況に応じて使い分ける。もっか第2の全盛期を迎えている。

おもな戦績

2021年東京五輪 7位
2021年ハンガリー世界選手権 5位
2008年北京五輪 3位 ※57kg級

東京2020オリンピックでの記事

QUADROS Ketleyn
33歳 1987/10/1
WR：8位組み手：右組み
得意技：隅返、横車、抱分、左一本背負投
使用技：左体落、左小内刈、左小外刈、谷落

長くパンナム地域を牽引してきた大ベテラン。もと57kg級の選手で、2008年北京五輪では銅メダルを獲得している。以前は攻防一致の左一本背負投や隅返でひたすら手数を積む粘戦タイプだったが、最近は近い間合いから隅返や横車など捨身技を狙う密着モードを得て柔道の取り味が大幅アップ。現在は勝ちパターンは捨身技から被さっての抑え込みである。ベテランらしい試合巧者であり、粘戦と密着を状況に応じて使い分ける。現在第2の全盛期を迎えている。