ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)

ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン) ORUJOV Rustam

ORUJOV Rustam
30歳 1991/10/4
WR:6位 組み手:左組み

得意技:左払巻込、左外巻込、左小外掛
使用技:左払腰、左内股、左大外刈、左大内刈、隅返

世界大会の2位を3度(2016年、2017年、2019年)獲得している強豪。長身のパワーファイターであり、奥襟や背中を持って相手を懐に抱き込み、得意の左払巻込や左小外掛を狙う。技構成だけで見ると大味な印象を受けるが、巻き込む技術の精度が高く、旧ルール時代も、この技の天敵である隅落(「めくり」)で捲られての失点がほとんどなかった。近年は寝技にも積極的で、相手の伏せ際を狙った腕挫十字固での勝利が増えている。密着を基本とする「リスク上等」のスタイルゆえに意外な敗戦も多いが、ここぞと照準を合わせて臨んだ大会では常に結果を残している。最近は成績が低迷してきており、ライバルのヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)と同時派遣となる今大会はキャリアの正念場だ。

感情豊かな選手であり、決着後に走り回るなど時折派手なパフォーマンスを見せてくれる。2017年ブダペスト世界選手権準決勝でアン・チャンリン(韓国)を破った際の、サッカー選手ばりの大喜びは必見。

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位

最近の成績

2022年9月 ヨーロッパオープン・リッチョーネ 2回戦敗退
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 3回戦敗退
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 3位

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

ORUJOV Rustam
29歳 1991/10/4
WR:2位 組み手:左組み
得意技:左払巻込、左外巻込、左小外掛
使用技:左払腰、左内股、左大外刈、左大内刈、隅返

世界大会で2位3回(2016年、2017年、2019年)の、階級を代表する強豪。長身のパワーファイター。奥襟や背中を持って相手を懐に抱き込み、得意の左払巻込や左小外掛を狙う。技構成を見ると大味な印象を受けるが、相手を巻き込む技術の精度が高く、たとえば隅落で捲られるような場面はほとんどない。このところ寝技にも積極的であり、相手の伏せ際の腕挫十字固での勝利も多い。密着を基本とするリスク上等スタイルゆえに意外な敗戦も多いが、ここぞと照準を合わせて臨んだ大会では常に結果を残している。感情豊かな選手であり、決着後に走り回るなど時折派手なパフォーマンスを見せてくれる。2017年ブダペスト世界選手権の準決勝でアン・チャンリン(韓国)を破った際のサッカー選手ばりの大喜びは必見。

“あるく近柔”からのひとこと

「凄く良い人。Wikipediaには“ロシアのイルクーツク出身”と記載がありますが、本人に確認したところ生粋のアゼルバイジャン人だそうです。顔がそっくりな兄弟がいます。寿司が大の苦手で、フジテレビさんの取材の際は頑なに食べるのを断っていたそうです。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位

最近の成績

2021年3月 グランドスラム・タシケント 3位
2020年11月 欧州選手権 3位
2020年10月 グランドスラム・ブダペスト 優勝

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

ORUJOV Rustam
26歳 1991/10/4
WR:2位
組み手:左組み
得意技:左払巻込、左外巻込、左小外掛
使用技:左払腰、左内股、左大外刈、隅返

昨年のワールドマスターズ王者。2016年(リオデジャネイロ五輪)と2017年(ブダペスト世界選手権)に世界大会で銀メダルを獲得している、階級を代表する強豪だ。柔道は典型的な東ヨーロッパスタイル。奥襟や背中を持って相手を懐に抱き込み、得意の左払巻込や左小外掛を狙う。最近は巻き込み技への依存度が上がって戦い方としては少々大味な印象を受けるが、例えば隅落で捲られるような場面はほとんどなく、相手を巻き込む技術の精度は高い。寝技にも積極的であり、伏せ際に仕掛ける腕挫十字固はかなりの取り味あり。抱き込むスタイルゆえに懐に潜り込まれての失点も多いが、ここぞと照準を合わせて臨んだ大会では常に結果を残している。

おもな戦績

2018年 ワールドマスターズ広州 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位

最近の成績

2019年6月 ヨーロッパ選手権 2位
2019年5月 グランドスラム・バクー 3位
2019年4月 グランプリ・アンタルヤ 2位

更新日:8月22日(東京世界柔道選手権2019特集)

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