全日本選抜柔道体重別選手権、延期が決まる

会場の福岡国際センター

全日本柔道連盟は27日、来週末に開催予定だった2020年全日本選抜柔道体重別選手権大会(4月4日~5日、福岡国際センター)の延期を発表した。この日行われた第3回新型コロナウイルス対策委員会電話協議で決定した。

これまで無観客試合の予定で準備が進められていたが、不特定多数の人間が集まる行事の実施の危険性、また多くの大会参加者・関係者が居住する首都圏の外出自粛要請など社会情勢に鑑みた。延期時期は未定。

この大会では男女14階級の東京五輪代表のうち、唯一残った男子66kg級代表の座を巡って丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(日本体育大4年)が対決するはずだった。

五輪代表選考の今後については「協議中」との旨が併せて発表された。

丸山城志郎選手のコメント
「選考会が延期になっても、改めて決められた選考会で100%の自分で臨めるように、これからも日々やるべき稽古・トレーニングに取り組んでいきます。何よりも今は新型コロナウイルスが一日でも早く終息することを願っています。」

阿部一二三選手のコメント
「選抜体重別は延期になりましたが、自分自身を更に成長するため、もっと強くなるための準備をする時間が増えました。ここでより一層気を引き締め、まずは代表権を勝ち取り、自分の目標である東京オリンピック優勝に向けて、いつでも戦える準備をしていきたいと思います。何より新型コロナウィルスによる感染拡大が、1日も早く終息することを心より願っています。」

 

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