[速報]新井千鶴が現役引退を表明

東京オリンピック柔道競技女子70kg級で金メダルを獲得した新井千鶴(三井住友海上)が10日、オンラインで行われた記者会見で現役引退を発表した。

記者会見の冒頭で「私、新井千鶴は9月10日をもって現役を引退することを報告させていただきます。」と報告。「これまでの競技人生ではさまざまな方の応援やサポートで現役生活を続けることができた。全ての方に感謝します」と、吹っ切れた表情で挨拶を続けた。選手生活の中で、今後について考える機会も多かったとのこと、五輪後の休養期間に「第二の人生を歩んでいく思いが強くなった」と引退を決断した。

思い出に残る試合を問われると、「世界選手権2連覇もそうだし、何より東京オリンピックという舞台での1試合1試合が印象深かった」と応じた。

今後は指導者の道を歩む。

<写真:「いつでも一緒、生意気な私の気持ちを受け止めてくれた」上野順恵コーチと金メダル獲得を喜ぶ。>

新井千鶴プロフィール

[参考]選手名鑑:新井千鶴

1993年11月1日生まれ、埼玉県出身。左組み、得意技は内股。男衾柔道クラブで柔道を始め、児玉高3年時に頭角を現してインターハイ制覇。卒業後の2012年から三井住友海上所属。2016年リオオリンピックの代表は逃したが、2017年、2018年と世界選手権を連覇し、2021年東京オリンピックで金メダルを獲得した。

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