角田夏実(SBC湘南美容クリニック)

角田夏実(了徳寺大職) TSUNODA Natsumi

TSUNODA Natsumi
30歳 1992/8/6
WR:2位 組み手:左組み

得意技:寝技、巴投
使用技:左袖釣込腰、左大内刈、左大外刈、左小外刈、左一本背負投、左背負投、隅返、抱分
寝技得意技術:腕挫十字固

世界選手権2連覇中(2021年、2022年)の階級の第一人者。もと52kg級、2019年から階級を下げた。52kg級でも2017年ブダペスト世界選手権で2位入賞している。

巴投と寝技に特化した変則スタイル。巴投と腕挫十字固で「一本」の山を築いて48kg級世界の様相を一変させた。スタイル、技術ともにジュニア世代を中心に多くのフォロワーを生んでいる。

巴投は片足で支え、逆の足で相手の股中を蹴り上げる独特の形。ここ数年世界中で模倣され、現在では巴投の主要な技法の一つとなっている。使う技は「専ら」と言っていいほど巴投。作り・掛け・決めと練りに練られた技術の高さ、そして投げ勘の良さで、この変則戦法を「分かっていても取られてしまう」域にまで上げている。

2022年以降はどの大会でも「巴投以外の技を見せたい」「練習して来た新しい技を出したい」と抱負を語っており、技術習得への意識も高い。左小外刈や担ぎ技など年々手札を増やしている。

スタイルからは技巧派が匂うが、体の力の強さも階級トップクラス。52kg級時代には、パワー派の代表格である2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を相手に、正面から堂々渡り合っていた。

階級変更直後は体重調整に苦労していたが、現在は完全に48kg級への順応が完了した様子。巴投の感覚が狂ってしまうと手詰まりになってしまう点が唯一の弱点。2022年グランドスラム東京でも苦しんだが、これまで世界大会のような大舞台で極端な不調を見せたことはない。今大会も「一本」連発が期待できるはずだ。

おもな戦績

2022年 タシケント世界選手権 優勝
2021年 ハンガリー世界選手権 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権 2位 ※52kg級

最近の成績

2022年12月 グランドスラム東京 3位
2022年10月 タシケント世界選手権 優勝
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 優勝

更新日:2023年4月29日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

TSUNODA Natsumi
30歳 1992/8/6
WR:5位 組み手:左組み
得意技:寝技、巴投
使用技:左袖釣込腰、左大内刈、左大外刈、左一本背負投、隅返
寝技得意技術:腕挫十字固

2021年ハンガリー世界選手権金メダリスト。もと52kg級の選手であり、2019年から階級を下げた。52kg級でも2017年ブダペスト世界選手権で2位を獲得している。

巴投と寝技に特化した変則スタイル、巴投と腕挫十字固で「一本」の山を築くさまは圧巻。スタイル・技術ともにジュニア世代を中心に多くのフォロワーを生んでいる。得意技の巴投は片足で支え、逆の足で相手の股中を蹴り上げる独特の形。この技術は世界中で模倣され、現在では巴投の主要な技法の一つとなっている。使う技は専ら巴投が中心。こう聞くと容易に対策されてしまいそうに思われるのだが、作り・掛け・決めと練りに練られた技術の高さ、そして投げ勘の良さで、この変則戦法を「分かっていても取られてしまう」域にまで上げている。

スタイルからは技巧派のイメージが強いが、実は体の力の強さも階級トップクラス。52kg級時代には、パワー派の代表格である2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を相手に、正面から堂々渡り合っていた。

階級変更直後は体重調整に苦労していたが、現在は完全に48kg級への順応が完了した様子。巴投の感覚が狂ってしまうと手詰まりになってしまう点が唯一の弱点ながら、これまで大舞台で極端な不調を見せたことはない。今大会でも巴投と腕挫十字固による「一本」連発が期待できるはずだ。

おもな戦績

2021年ハンガリー世界選手権 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権 2位 ※52kg級
2022年2月 グランドスラム・パリ 優勝

最近の成績

2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 優勝
2022年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2022年2月 グランドスラム・パリ 優勝

更新日:2022年10月3日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

ブダペスト世界選手権2021での記事

TSUNODA Natsumi
28歳 1992/8/6
WR:41位 組み手:左組み
得意技:寝技、巴投
使用技:左袖釣込腰、左大内刈、左大外刈、左一本背負投、隅返
寝技得意技術:腕挫十字固

2017年ブダペスト世界選手権52kg級銀メダリスト。2019年の48kg級転向以後も巴投と腕挫十字固で「一本」の山を築き、通算2度目の世界選手権代表の座を勝ち取った。得意技の巴投は片足で支え、逆の足で股中を蹴り上げる独特の技。この「わかっていても取られてしまう」巴投の技術の確かさ(角田がこの技法で勝ちまくったことで世界中に「角田巴」のフォロワーが増えた)が最大の売りだが、実は体の力の強さも階級トップクラス。技巧派のイメージが強いが、52kg級時代にはパワー派の代表格である世界王者マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を相手に正面から組み合い、堂々渡り合っていた。昨秋までは体重調整に苦労していたが、4月の全日本選抜体重別選手権の戦いぶりを見る限りどうやらこの階級への適応は完了した様子。今大会は優勝候補の筆頭格である。こちらも52kg級から転向した五輪金メダル候補、ディストリア・クラスニキ(コソボ)との対決が楽しみ。

おもな戦績

2020年 グランプリ・テルアビブ 優勝
2018年 ワールドマスターズ広州 優勝 ※52kg級
2017年 ブダペスト世界選手権 2位 ※52kg級

最近の成績

2021年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2021年3月 グランドスラム・タシケント 2位
2020年 皇后盃全日本女子選手権 2回戦敗退 ※無差別

更新日:2021年6月3日(ブダペスト世界選手権2021特集)

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