ムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン)

ムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン) YULDOSHEV Murodjon

YULDOSHEV Murodjon
階級:73kg級 WR:7位
28歳 1995/8/9
組み手:左組み

得意技:肩⾞、左内股、左⼩内刈、引込返、抱分、寝技
使⽤技:左⼩内巻込、左大外刈、左大外落、左⼤内刈、左背負投、肩⾞(モラエイ)、⾕落、隅返、浮技、移腰
寝技得意技術:「国士舘返し」

2023年ドーハ世界選手権銅メダリスト。シャフラム・アハドフ(ウズベキスタン)、オビドホン・ノマノフ(ウズベキスタン)と階級上位に3人がランクインする激しい代表争いを制し、パリ五輪の出場権を得た。現在28歳ながら、ワールドツアーへの本格参戦は東京五輪後という、遅咲きの選手でもある。

基本属性はパワーファイター。釣り手を深く持っての力勝負を好む。ただし、ウズベキスタン選手らしくスピードも兼ね備えており、投げは固定・圧殺ベースではなく、機動力を生かして相手を動かした、その際(きわ)に仕掛けることが多い。

現在のメイン武器は釣り手方向への肩車。一度止められても角度を深めて潜り直し、二段回の仕掛けで投げ切ってしまう。使用頻度は多くないものの、両袖で潜り込み背中で押し上げる、変則肩車「モラエイ」の使い手でもある。

左内股や左小内刈も得意としており、前者は近い間合いから「吊る」理合で強引に引っこ抜く形、後者は組み際に左背負投様に一気に低く滑り込む形をよく用いる。このタイプの例に漏れず、体の強さを生かした返し技も得意。相手の伏せ際を狙う引込返や抱分のほか、豪快な裏投や移腰も備えている。

寝技の技術レベルも高い水準にあり、得意技術は「国士舘返し」からの崩袈裟固。かなりの決定力があり、多くの試合をこの形での「一本」で制している。

おもな戦績

2023年 ドーハ世界選⼿権 3位
2023年 アジア競技大会 優勝
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退 
2024年4月 アジア選手権 2位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/25516
Judoinside:https://judoinside.com/judoka/115001/Murodjon_Yuldoshev/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

YULDOSHEV Murodjon
27歳 1995/8/9
WR:5位 組み手:左組み

得意技:左内股、左小内刈
使用技:左小内巻込、肩車、肩車(モラエイ)、左大内刈、左背負投、谷落、隅返、抱分、移腰

ワールドツアー表彰台の常連。東京五輪後に台頭した新興グループの一人。現在27歳ながら、2020年以前には目立った実績のない、遅咲きの選手だ。昨年12月のワールドマスターズでは、同国のライバルのオビドホン・ノモノフとヒクマティロフ・ツラエフをともに破って3位に入賞。激戦区であるウズベキスタンの73kg級の一番手の座を手にした。

いかにもウズベキスタンらしい、パワーとスピードを兼ね備えた選手。ただし、ステータスはパワー側に寄っており、力勝負を好む傾向がある。得意技は左内股と左小内刈。左内股は力技の側面が強く、近い間合いから強引に引っこ抜くように仕掛けることが多い。取り味があるのは左小内刈の方で、こちらは組み際に左背負投の要領で一気に低く潜り込み、引き落とすように刈り倒す。

使用頻度は多くないものの、「モラエイ」(両袖で潜り込み背中で押し上げる変則肩車)の使い手でもある。体の強さを生かした谷落、抱分などの返し技も得意としており、豪快な移腰も備えている。

おもな戦績

2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2023年 グランドスラム・タシケント 優勝
2022年 グランプリ・ポルトガル 優勝

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・タシケント 優勝
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 3位

更新日:2023年5月6日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

YULDOSHEV Murodjon
27歳 1995/8/9
WR:8位 組み手:左組み

得意技:左内股、左小内刈
使用技:左小内巻込、肩車、肩車(モラエイ)、左大内刈、左背負投

東京五輪後に台頭した新興勢力の一人。現在27歳ながら過去に目立った実績のない、遅咲きの選手だ。今年に入ってからはワールドツアーとアジア大会を合わせて4大会に出場、うち2大会で決勝に勝ち上がっている。

ウズベキスタン選手らしいパワーとスピードを兼ね備えた選手で、得意技は左内股と左小内刈。左内股は力技の側面が強く、近い間合いから強引に引っこ抜くように仕掛けることが多い。取り味があるのは左小内刈の方で、こちらは組み際に左背負投の要領で一気に低く潜り込み、引き落とすように刈り倒す。使用頻度は多くないものの、「モラエイ」(両袖で潜り込み背中で押し上げる変則肩車)の使い手でもある。まだ国際大会での試合数自体が少なく、実力が読み難い存在。

おもな戦績

2022年1月 グランプリ・ポルトガル 優勝
2022年8月 アジア選手権 2位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 3位

最近の成績

2022年8月 アジア選手権 2位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 3位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 1回戦敗退

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

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