マーカス・ニーマン(スウェーデン)

マーカス・ニーマン(スウェーデン) NYMAN Marcus

NYMAN Marcus
階級:90kg級 WR:27位
33歳 1990/8/14
組み手:両組み

得意技:隅返、引込返、支釣込足(左釣り手側)、膝車(左釣り手側)、寝技
使用技:巴投、隅落、浮落、右小外掛、右大内刈
寝技得意技術:「横返し」、「柏崎返し」、「横三角」、「逆春日ロック」

世界選手権で銅メダルを2度(2021年、2023年)獲得している、階級を代表する強豪。2016年リオデジャネイロ五輪でも5位に入賞している。昨年中盤からは大きく調子を落としており、成績が低迷中。5月のアブダビ世界選手権が終わった段階ではパリ五輪の出場枠に入っていなかったが、その後に行われたアフリカオープン2大会を制することで国内の順位を逆転、大陸枠での出場を決めた。

柔道スタイルは、引き込みと寝技に特化した変則。左右どちらでも組み合うことができ、長身とリーチを生かして相手を抱き込む形を基本としている。ただし、ベースの組み手は右組みのため、左組みから仕掛けられる技は少ない。

得意技は隅返に引込返、左組みから釣り手方向に仕掛ける支釣込足、膝車。隅返や引込返は釣り手で背中深くを持って仕掛け、懐の深さを生かしてぶら下がるように放る。寝技へのエントリー手段も兼ねているが、単体での威力もかなりのもの。主要な得点源となっている。支釣込足と膝車は左組みから直接仕掛ける数少ない手札であり、右組みにスイッチしての背中抱きを警戒する相手に対し、左引き手で脇を掬い、大きく振り回すように遠心力を利用して放つ。こちらもかなりの破壊力があり、捨身技と対の関係で立技の軸となっている。隅落や浴びせる右大内刈など、懐の深さを生かしたカウンター技も得意としている。

主戦場の寝技は極めて練度が高く、展開力、決定力ともに抜群。様々な亀取りの手札を備えてはいるものの、特定の形に依存するのではなく、状況に応じて的確にテクニックを選択する。技ではなく寝技自体を磨いたとでも評すべき、基礎の強さで勝負するスタイルだ。長い腕を絡ませて相手を畳から引き剥がし、胸を着けて上体を固め、脚を抜き、抑え込む。

新・欧州のアルキンKen氏(https://x.com/Arukin_n)によると、エレベーターのエンジニアをしており、2年ごとに仕事と柔道をする時期を分けて五輪を目指しているとのこと(東京五輪時の内容を参照)。コロナ禍により今回はサイクルが崩れたが、ギリギリで五輪には間に合わせた。

おもな戦績

世界選手権 3位2回(2021年、2023年)
2019年 東京世界選手権 5位
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位

最近の成績

2024年6月 アフリカオープン・アビジャン 優勝
2024年6月 アフリカオープン・マラケシュ 優勝
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/1285
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/41435/Marcus_Nyman/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

NYMAN Marcus
30歳 1990/8/14
WR:20位 組み手:両組み

得意技:隅返、引込返、巴投、膝車(右釣り手側)、支釣込足(右釣り手側)
使用技:隅落、浮落

2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。2016年リオデジャネイロ五輪でも5位に入賞している。

階級を代表する変則タイプ。相手の組み手の左右に関係なく、隅返や引込返、巴投で寝勝負に引き込み続ける。寝技のレベルは高く、特定の技術に依存するのではなく、状況に応じてきちんと手札を選択し、粛々手順を進めて「一本」に辿り着く。

長身を生かしたこの捨身技自体の威力もかなりのもので、そのまま投げてポイントを得ることも多い。相手を大きく振り回しての支釣込足や膝車も得意としており、この捨身技と足技の使い分けがこの選手の立技のキモだ。懐の深さを生かした返し技でのポイント獲得も多い。

おもな戦績

2021年 ブダペスト世界選手権 3位
2019年 東京世界選手権 5位
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年3月 グランドスラム・テルアビブ 予選ラウンド敗退
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 予選ラウンド敗退

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

NYMAN Marcus
30歳 1990/8/14
WR:11位 組み手:両組み
得意技:隅返、引込返、巴投
使用技:右支釣込足、右膝車、隅落、浮落

2021年ブダペスト世界選手権銅メダリスト。階級を代表する変則。相手の組み手の左右に関係なく、隅返や引込返、巴投で寝勝負に引き込み続ける。長身を生かしたこの捨身技自体の威力もかなりのもので、そのまま投げてポイントを得ることも多い。頻度は高くないが、相手を大きく振り回しての支釣込足や膝車も用いる。寝技のレベルは高く、特定の技術に依存するのではなく、状況に応じてきちんと手札を選択し、粛々手順を進めて「一本」に辿り着く。懐の深さを生かした返し技でのポイント獲得も多い。

“あるく近柔”からのひとこと

「電気工事士。エレベーターのエンジニアです。2年間練習をせずに仕事をこなし、残りの2年は柔道に専念して五輪に挑むサイクルを続けています。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2021年 ブダペスト世界選手権 3位
2019年 東京世界選手権 5位
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3位
2021年5月 グランドスラム・カザン 2回戦敗退
2021年4月 欧州選手権 3回戦敗退

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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