カイラ・オズデミル(トルコ)

2019.07.11
2024.08.2

OZDEMIR Kayra
階級：78kg超級　WR：3位
36歳　1988/2/13
組み手：右組み

得意技：浮落、隅落、谷落、寝技
使用技：右内股、右大内刈、支釣込足(釣り手側)、右小外掛、左一本背負投、浮技

2024年アブダビ世界選手権銀メダリスト。これ以外にも世界選手権で3位に2度(2018年、2019年)、五輪で5位に2度(2016年、2021年)入賞している。もとフランス籍で、2015年にトルコに国籍を変更した。今年は36歳にして初めて世界大会の決勝に進出。上り調子でパリ五輪に臨む。

階級屈指の戦術派。奥襟を得ての圧殺を基本戦法としている。相手のミスを誘って「指導」を得ることも多々。2019年東京世界選手権では、朝比奈沙羅を相手に奥襟を持った状態から自ら釣り手の肘を上げて首が抜けやすい状態を作り、首抜きによる「指導」2つを得て勝利している。

属性は「後の先」の選手。組み勝って圧を掛け、前に出ながら組み手の操作と浅い足技、腰を切る動作で際(きわ)を作り、崩れた相手を浮落や隅落、谷落で仕留める。組み手と圧力という己の武器を「誘う」ことにすべて投入、試合全体に餌を撒いては相手がそれに掛かるのを待つ、まさに搦手の権化とも言える存在だ。

このスタイルゆえに伏せ際の寝技も得意としており、仮に投げ損じても立技での持ち位置を生かして捲り、抑え込んでしまう。

常にどこか気怠そうな表情をしており、この辺りにも曲者感が漂う。

おもな戦績

2024年　アブダビ世界選手権　2位
世界選手権　3位2回(2018年、2019年)
五輪　5位2回(2016年、2021年)

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

SAYIT Kayra
35歳 1988/2/13
WR：8位　組み手：右組み

得意技：浮落、隅落、谷落
使用技：右内股、右大内刈、支釣込足(釣り手側)、右小外掛、左一本背負投、浮技

世界選手権3位2度(2018年、2019年)の大ベテラン。もとフランス籍で、2015年にトルコに国籍を変更した。今年に入ってから現役世界王者のホマーヌ・ディッコ(フランス)に2連勝中。35歳にして、初めて優勝候補の一角として世界大会に臨む。

属性としては「後の先」の選手であり、組み勝って圧を掛け、前に出ながら組み手の操作と浅い足技、腰を切る動作で際(きわ)を作り、崩れた相手を浮落や隅落、谷落で仕留める。組み手と圧力という己の武器を「誘う」ことにすべて投入。試合全体に餌を撒いては相手がそれに掛かるのを待つ、まさに搦手の権化とも言える存在だ。このスタイルゆえに伏せ際の寝技も得意としており、仮に投げられなくともそのまま寝技に繋ぎ、捲って抑え込んでしまう。常にどこか気怠そうな表情をしており、この辺りにも曲者感が漂う。

おもな戦績

2019年東京世界選手権 3位
2018年バクー世界選手権 3位
五輪 5位2度(2016年、2021年)

タシケント世界柔道選手権2022での記事

SAYIT Kayra
34歳 1988/2/13
WR：17位　組み手：右組み

得意技：浮落、隅落、谷落
使用技：右内股、右大内刈、右小外掛、左一本背負投、浮技

世界選手権3位2度(2018年、2019年)の大ベテラン。2015年にフランスからトルコに国籍を変更した。階級屈指の戦術派であり、相手のミスを誘って「指導」を得ることも多々。2019年東京五輪では朝比奈沙羅を相手に奥襟を持った状態から自ら釣り手の肘を上げて首が抜けやすい状態を作り、首抜きによる「指導」2つを得て勝利している。

基本戦法は奥襟を得ての圧殺。属性としては「後の先」の選手であり、前に出ながら組み手の操作と浅い足技、腰を切る動作で際(きわ)を作り、崩れた相手を浮落や隅落、谷落で仕留める。組み手と圧力という己の武器を「誘う」ことにすべて投入。試合全体に餌を撒いては相手がそれに掛かるのを待つ、まさに搦手の権化とも言える存在だ。このスタイルゆえに伏せ際の寝技も得意としており、仮に投げられなくともそのまま寝技に繋ぎ、捲って抑え込んでしまう。常にどこか気怠そうな表情をしており、この辺りにも曲者感が漂う。

おもな戦績

2019年東京世界選手権 3位
2018年バクー世界選手権 3位
五輪 5位2度(2016年、2021年)

東京2020オリンピックでの記事

SAYIT Kayra
33歳1988/2/13
WR：7位　組み手：右組み
得意技：浮落、隅落、谷落
使用技：右内股、右大内刈、右小外掛、左一本背負投、浮技

世界選手権3位2回(2018年、2019年)、階級を代表する戦術派。2015年にフランスからトルコに国籍を変更した。奥襟を持っての圧殺が基本戦法で、属性としては「後の先」の選手。前に出ながら組み手の巧さと浅い足技、腰を切る動作で「際」を作り、崩れた相手を浮落や隅落、谷落で仕留める。組み手と圧力という己の武器を、「誘う」ことに全力投入している選手と考えて良い。このスタイルゆえに伏せ際の寝技も得意としており、仮に投げられなくともそのまま寝技に繋ぎ、捲って抑え込んでの勝利も多い。いつもどこか気怠そうな表情をしており、そのあたりにも曲者感が漂う。

おもな戦績

2019年東京世界選手権 3位
2018年バクー世界選手権 3位
2016年リオデジャネイロ五輪 5位

東京世界柔道選手権2019での記事

SAYIT Kayra
31歳 1988/2/139
WR：13位
組み手：右組み
得意技：浮落、隅落、谷落
使用技：右内股、右大内刈、右小外掛、左一本背負投、浮技

2018年バクー世界選手権銅メダリスト。2015年にフランスからトルコに国籍を変更した。属性としては後の先の選手であり、体幹の強さを生かして相手と正面から組み合い、カウンターを狙う。具体的な技で相手を投げるというよりは、足技や腰を切る動作で「際」を作り、崩れた相手を浮落や隅落で押し込んで抑え込むことが多い。フランス選手らしく寝技も得意で、伏せた相手を横に転がして捲り、横四方固で抑え込む形を得意としている。