ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)

ベルナデット・グラフ(オーストリア) GRAF Bernadette

GRAF Bernadette
29歳 1992/6/25
WR:17位 組み手:左組み
得意技:裏投、左大腰、左浮腰、左釣込腰
使用技:左大内刈、左内股、左小外掛、谷落、移腰、隅落

もと70kg級のトップ選手。凄まじい体幹の力、そして小柄な体(低重心)を利した腰技が得意。もともと腰の差し合いを好み、リスク度外視で大技を打ち込み続けるという極めて78kg級的な選手だったのだが、このスタイルの「本場」である78kg級でも安定して成績を残している。トーナメントで度々番狂わせを起こし、また「起こしそう」(当たりたくない)と恐れられることで、階級内での存在感は成績以上に高い。ただしなぜか世界選手権で活躍できず、7回出場していまだ入賞は1回のみ(2015年アスタナ世界選手権5位)である。

おもな戦績

2017年 グランプリ・フフホト 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位 ※70kg級
2016年 ワールドマスターズ・グアダラハラ 2位 ※70kg級

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 2回戦敗退
2021年4月 欧州選手権 3位
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 5位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

GRAF Bernadette
27歳 1992/6/25
WR:18位
組み手:左組み
得意技:裏投、左大腰、左浮腰
使用技:左小外掛、谷落、移腰

2016年リオデジャネイロ五輪70kg級5位。同大会後に階級を変更した。最大の武器はそのパワー。78kg級では比較的小柄な体格ながら、上位選手相手にも力で優位に立つ場面が多い。基本形は釣り手で腰を抱いての密着。ここから重心の低さを生かして裏投や大腰といった大技を仕掛ける。相手の圧を正面から受けやすい密着スタイルゆえ、階級変更後は体格差で浴びせられての失点も多く、決して安定して成績を残すタイプではない。しかし、技一発の威力はかなり高く、1試合限定で考えた場合には非常に怖い選手だ。トーナメントで度々番狂わせを演じている。

おもな戦績

2017年 グランプリ・フフホト 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位 ※70kg級
2016年 ワールドマスターズ・グアダラハラ 2位 ※70kg級

最近の成績

2019年7月 グランプリ・ザグレブ 7位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
2019年5月 グランドスラム・バクー 1回戦敗退

更新日:8月28日(東京世界柔道選手権2019特集)

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