ガク・ドンハン(韓国)
GWAK Donghan
29歳 1992/4/20
WR:16位 組み手:左組み
得意技:左背負投、左背負投(韓国背負い)、左内股、右体落
使用技:左大外刈、左大内刈、左小内刈、右一本背負投、左袖釣込腰、右背負投
2015年アスタナ世界選手権金メダリスト。巧みな組み手と技の引き出しの多さを武器に戦う試合巧者。かつては担ぎ技の連発で「指導」奪取を目指す手数タイプだったが、2016年リオデジャネイロ五輪前後に投げの威力を盛って本格派の担ぎ技系へと進化。現在はさらに一段ステージが上がり、内股や体落、足技も高いレベルで用いる完成度高い選手へと変貌を遂げている。最大の武器は高い上背を利用した、落差のある左背負投。ただし負傷のためか近年はこの技をあまり用いておらず、使用頻度的には左内股と左大外刈が主戦武器。飛び道具として釣り手を絞られた状態から組み手をスイッチして仕掛けるイ・ウォンヒばりの右体落も備えている。柔道の質が良くなると同時に、以前の持ち味であった泥臭さは減じている。
おもな戦績
2015年 アスタナ世界選手権 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
最近の成績
2021年4月 アジア・オセアニア選手権 3位
2021年3月 グランドスラム・タシケント 7位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 1回戦敗退
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
GWAK Donghan
26歳 1992/4/20
WR:4位
組み手:左組み
得意技:左背負投、左背負投(韓国背負い)
使用技:左大外刈、左内股、左大内刈、左小内刈、右一本背負投、左袖釣込腰、右背負投
2015年アスタナ世界選手権金メダリスト。担ぎ技の弾幕を張り、そのなかに本気の一撃を混ぜ込む韓国型担ぎ技系の代表格。かつては「指導」奪取型の戦術派だったが、投げ技の威力を盛って完成度の高い担ぎ技のスペシャリストへと生まれ変わった。最大の武器は高い身長を利用して仕掛ける、落差のある左背負投。「韓国背負い」も得意としている。しかし昨年からは何らかの怪我の影響か担ぎ技をほとんど用いず左大外刈と左内股を中心に戦っており、今年2月のグランドスラム・パリではその新スタイルを貫いたまま優勝を飾った。この「大外刈と内股」モードでも既にその競技力は階級トップクラス、ここに従来の武器である担ぎ技が加わったときの強さは相当なものになるはず。ゆえに今大会の「確変」候補の1人である。
おもな戦績
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2015年 アスタナ世界選手権 優勝
最近の成績
2019年4月 アジア・パシフィック選手権 5位
2019年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3回戦敗退
2019年2月 グランドスラム・パリ 優勝
更新日:8月24日(東京世界柔道選手権2019特集)