玉置桃(三井住友海上)
TAMAOKI Momo
29歳 1994/9/16
WR:42位 組み手:右組み
得意技:寝技、右大外刈、右大外落
使用技:巴投、引込返、隅返、左袖釣込腰、右背負投、左一本背負投、右大内刈、右小外刈、右大外巻込
寝技得意技術:「腕緘返し」
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。同大会では準決勝を出口クリスタ(カナダ)に大外巻込「技あり」で下し、結果として出口の東京五輪出場を打ち砕いた。最近は成績が低迷気味だったが、今年4月の全日本選抜体重別選手権で優勝。2度目の世界選手権個人戦代表の座を掴んだ。
スタイルは粘戦型。しつこい組み手と連続攻撃が特徴。技の切れ味で勝負するのではなく、切れ目なく技を出し続けるその「量」で圧倒する。使用頻度から見た得意技は、右大外刈と右大外落。いずれも背負投風に低く滑り込む、返されるリスクの少ない形を用いている。連続攻撃で相手を削り、最終的には投げ、あるいは寝技で仕留めることが多い。
得意の寝技は、稽古量に裏打ちされた練度の高いもの。一芸タイプではなく、形を選ばずに決めまで繋ぐ展開力がある。得意技術は、腕緘の形から後方に引き込む「腕緘返し」。
また、突然新技を繰り出して逆転勝ちするなど、「意外性」も大きな特徴。寝技のレベルの高さとともに、玉置と他の単なる粘戦型選手を隔てる決定的なポイントとなっている。咄嗟に相手の脚を掴んでしまうなど、時折悪い方に作用してしまうことが玉に瑕だが、ここ一番での場面ではプラスに働くことが多い印象だ。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2019年 ワールドマスターズ青島 2位
ワールドツアー 表彰台20回(優勝7回)
最近の成績
2024年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2024年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2023年12月 グランドスラム・東京 予選ラウンド敗退
更新日:2024年5月18日(アブダビ世界柔道選手権2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
TAMAOKI Momo
28歳 1994/9/16
WR:13位 組み手:右組み
得意技:右大外刈、右大外落、寝技
使用技:巴投、引込返、隅返、左袖釣込腰、右背負投、左一本背負投、右大内刈、右小外刈、右大外巻込
寝技得意技術:「腕緘返し」
※男女混合団体戦代表
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。同大会では準決勝で出口クリスタ(カナダ)に大外巻込「技有」で勝利。結果として出口の東京五輪出場を打ち砕いた。
スタイルは粘戦型。しつこい組み手と連続攻撃が持ち味だ。技の切れ味で勝負するのではなく、切れ目なく技を出し続けるその「量」自体で押し切る。左に、右にとあまりに厚く繰り出される技の密度に相手が疲弊、最後は転がってしまうというのが試合の主筋。最もよく用いるのは背負投風に低く滑り込む右大外刈・右大外落だが、最終的な決まり技はほとんどが寝技。腕緘の形から後方に引き込む「腕緘返し」を得意としている。
突然新技を繰り出して逆転するなど良い意味での意外性があり、これが玉置と他の単なる粘戦型選手を隔てる決定的なポイント。咄嗟に相手の脚を掴んでしまうなど、ときおりこれが悪い方に出てしまうことが玉に瑕だが、大きな強みとなっている。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2019年 ワールドマスターズ青島 2位
ワールドツアー 表彰台20度(優勝7度)
最近の成績
2023年4月 全日本選抜体重別選手権 1回戦敗退
2023年3月 グランドスラム・タシケント 優勝
2022年12月 グランドスラム東京 3位
更新日:2023年4月29日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
TAMAOKI Momo
26歳 1994/9/16
WR:5位
組み手:右組み
得意技:右大外刈、寝技
使用技:巴投、引込返、隅返、左袖釣込腰、右背負投、左一本背負投、右大内刈、右小外刈、右大外巻込
寝技得意技術:「腕緘返し」
※男女混合団体戦代表
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。同大会では準決勝で出口クリスタ(カナダ)に大外巻込「技有」で勝利、結果として出口の東京五輪出場を打ち砕いた。
スタイルは粘戦型。しつこい組み手と泥臭い連続攻撃が持ち味だ。技の切れ味で勝負するのではなく、切れ目なく技を出し続けるその「量」自体で押し切りに掛かる。左に、右にとあまりに厚く繰り出される技の密度に相手が疲弊、最後は転がってしまうというのが玉置の試合の主筋。「量の作り」が、その柔道の真骨頂だ。最もよく用いるのは背負投風に低く滑り込む右大外刈だが、最終的な決まり技はほとんどが寝技。腕緘の形から後方に引き込む「腕緘返し」を得意としている。
ほとんど使ったことのない技を繰り出して逆転するなど良い意味での意外性があり、これが玉置と他の単なる粘戦型選手を隔てる決定的なポイント。咄嗟に相手の脚を掴んでしまうなど、ときおりこれが悪い方に出てしまうことが玉に瑕だが、ここ一番の場面で玉置の大きな強みとなっている。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2019年 ワールドマスターズ青島 2位
2019年 グランドスラム大阪 優勝
最近の成績
2022年8月 アジア選手権 優勝
2022年4月 全日本選抜体重別選手権 3位
2022年2月 グランドスラム・パリ 2位
更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部
ブダペスト世界選手権2021での記事
TAMAOKI Momo
26歳 1994/9/16
WR:5位
組み手:右組み
得意技:寝技
使用技:右背負投(韓国背負い)、左一本背負投、巴投、引込返、隅返、右大外刈、左袖釣込腰、右大内刈、右小外刈
寝技得意技術:引込返(腕緘返し)
2018年ジャカルタアジア大会金メダリスト、ワールドツアーでも5度の優勝を誇る強豪。この階級は世界王者出口クリスタとジェシカ・クリムカイトのカナダ五輪代表争いが話題だが、最大の変数と目されるのがこの玉置。相手が強ければ強いほどやりがいを感じる型の玉置は、出口のような本格派にとってはもっとも面倒な相手のはず。対戦が予想される準決勝は決して見逃せない大会最注目カード。初優勝を狙う玉置にとっても決して譲れない一番である。
スタイルは粘戦型、しつこい組み手と泥臭い連続攻撃が持ち味。技の切れ味で勝負するのではなく、切れ目なく技を出し続けるその「量」自体で押し切りに掛かる。左に、右にとあまりに厚く繰り出される技の密度に相手が疲弊、最後は転がってしまうというのが玉置の試合の主筋。この「量の作り」こそその真骨頂だ。最終的な決まり技はほとんどが寝技で、腕緘の形から後方に引き込む形を得意としている。
ほとんど使ったことのない技を繰り出して逆転するなど良い意味での意外性があり、これが玉置と他の単なる粘戦型選手を決定的に隔てるポイント。初の世界挑戦という圧が、玉置のこの「破れ」をどう引き出してくれるか。縺れれば縺れるほど、目の離せない選手である。
おもな戦績
2019年 ワールドマスターズ青島 2位
2019年 グランドスラム大阪 優勝
2018年 アジア競技大会 優勝
最近の成績
2021年4月 全日本選抜体重別選手権 1回戦敗退
2021年3月 グランドスラム・タシケント 優勝
2020年 皇后盃全日本女子選手権 3回戦敗退
更新日:2021年6月3日(ブダペスト世界選手権2021特集)