オデット・ジュッフリダ(イタリア)

オデット・ジュッフリダ(イタリア) GIUFFRIDA Odette

GIUFFRIDA Odette
階級:52kg級 WR:3位
29歳 1994/10/12
組み手:左組み

得意技:左出足払、左送足払、右大内刈、内股すかし
使用技:左一本背負投、右一本背負投、左背負投、右背負投、左袖釣込腰、右袖釣込腰、肩車、肩車(モラエイ)、右大外刈(一本大外)、谷落(一本谷落)、右小内刈、左大内刈、巴投

2024年アブダビ世界選手権金メダリスト。五輪でも2大会連続で表彰台に上がっており、2016年リオデジャネイロ五大会では銀メダル、2021年東京大会では銅メダルを獲得している。2018年以降は出場したほとんどの大会で表彰台に上がっている、階級を代表する強豪だ。

粘戦タイプであり、同時に階級随一の足技の使い手でもある。以前は偽装攻撃ぎりぎりの担ぎ技を連発する完全な粘戦型だったが、足技の強化という意外な方向に舵を切り、階級を代表する業師へと変貌を遂げた。使用技も非常に多彩であり、組み手は左ながら、技に関してはほとんど左右の区別なく用いることができる。

特に得意技の左出足払、左送足払の切れ味は抜群。袖を絞って腰を引いた姿勢から、移動の際を狙い、あるいは担ぎ技の弾幕のなかに混ぜ込み、一瞬で相手を刈り取ってしまう。担ぎ技から振り向きながら仕掛ける右大内刈も取り味があり、こちらでの得点も多い。また、内股すかしもかなり得意としており、本格派を相手に腰を引いて内股を誘っては、この技の餌食にしている。

もともと軸だった担ぎ技による粘戦は現在も得意としており、相手を消耗戦に引きずり込んでの「指導3」勝利も多い。寝技の水準も高く、あまり積極的ではないものの、寝勝負で遅れを取ることはほとんどない。

おもな戦績

2024年 アブダビ世界選手権 優勝
2021年 東京五輪 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 優勝
2024年4月 ヨ−ロッパ選手権 2位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/3469
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/56830/Odette_Giuffrida

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

GIUFFRIDA Odette
28歳 1994/10/12
WR:8位 組み手:左組み

得意技:左出足払、左送足払、右大内刈、内股透
使用技:左一本背負投、右一本背負投、左背負投、右背負投、左袖釣込腰、右袖釣込腰

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。東京五輪でも銅メダルを獲得している。2018年以降は出場したほとんどの大会で表彰台に上がっている、階級を代表する強豪だ。

52kg級きっての足技の使い手。以前は偽装攻撃ぎりぎりの担ぎ技を連発する粘戦タイプだったが、足技の強化という意外な方向に舵を切り、階級きっての業師へと変貌を遂げた。

特に得意技の左出足払、左送足払の切れ味は抜群。袖を絞った姿勢で腰を引き、担ぎ技の弾幕のなかに本命の足技を混ぜ込み、相手を仕留める。担ぎ技から振り向きながら仕掛ける右大内刈も取り味があり、こちらでの得点も多い。内股透もかなり得意で、本格派を相手に腰を引いて内股を誘っては、この技の餌食にしている。

かつてのベースラインだった担ぎ技による粘戦も依然得意としており、長い試合を戦っての「指導3」勝利も多い。

おもな戦績

2021年 東京五輪 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位
2015年 アスタナ世界選手権 5位

最近の成績

2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2022年11月 グランドスラム・バクー 3位

更新日:2023年5月6日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

GIUFFRIDA Odette
27歳 1994/10/12
WR:11位 組み手:左組み

得意技:左出足払、左送足払、右大内刈、内股透
使用技:左一本背負投、右一本背負投、左背負投、右背負投、左袖釣込腰、右袖釣込腰

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。東京五輪でも銅メダルを獲得した。

以前は偽装攻撃ぎりぎりの担ぎ技を連発する粘戦タイプだったが、足技の強化という意外な方向に舵を切り、階級きっての業師へと変貌を遂げた。左出足払、左送足払は抜群の切れ味を誇る。袖を絞った姿勢で腰を引き、担ぎ技の弾幕のなかに本命の足技を混ぜ込んで仕留めるパターンが得意。担ぎ技から振り向きながら仕掛ける右大内刈も取り味があり、こちらでの得点も多い。内股透も巧く、不十分な崩しから内股を仕掛けることは絶対に避けたい相手だ。かつてのアイデンティティだった粘り強さも健在で、長い試合を戦っての「指導3」勝利も多い。

おもな戦績

2021年 東京五輪 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位
2015年 アスタナ世界選手権 5位

最近の成績

2022年4月 欧州選手権 7位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2022年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

GIUFFRIDA Odette
26歳 1994/10/12
WR:4位 組み手:左組み
得意技:左出足払、左送足払、右大内刈、内股透
使用技:左一本背負投、右一本背負投、左背負投、左背負投(韓国背負い)、右背負投、左袖釣込腰、右袖釣込腰

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。偽装攻撃ギリギリの担ぎ技を連発して試合を作る粘戦タイプだったが、リオ後に足技の強化という意外な方向に舵を切り、もっかの戦いの軸はこちら。いまや階級随一の足業師といって過言ではない。左の足払い(出足払、送足払)は素晴らしい切れ味。袖を絞った姿勢で腰を引き、担ぎ技の弾幕のなかに本命の足技を混ぜ込んで相手を仕留める。担ぎ技から振り向きながら仕掛ける右大内刈や左の「韓国背負い」もなかなか取り味がある。内股透も巧く、不十分な崩しから内股を仕掛けることは絶対のタブーだ。かつての売りだった粘り強さも健在で、モードを切り替え、長い試合を戦っての「指導3」勝利も多い。直近2大会ではいずれも決勝に勝ち上がっており、現在上り調子。勝負師であり、極端に「五輪しか見ていない」イタリアの選手であり、メダル獲得の経験もある。実はもっとも怖い選手かもしれない。

“あるく近柔”からのひとこと

「ローマの柔道クラブに所属。ポルトガルのモンテイロ選手と仲が良く、プライベートでよく遊んでいるようです。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2016年 リオデジャネイロ五輪 2位
2015年 アスタナ世界選手権 5位
2020年 欧州選手権 優勝

最近の成績

2021年4月 欧州選手権 2位
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 1回戦敗退

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

GIUFFRIDA Odette
24歳 1994/10/12
WR:11位
組み手:左組み
得意技:左出足払、左送足払、右大内刈
使用技:左一本背負投、右一本背負投、左背負投、左背負投(韓国背負い)、右背負投、左袖釣込腰、右袖釣込腰、内股透

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。以前は偽装攻撃ぎりぎりの担ぎ技を連発する粘戦タイプであったが、足技の強化という意外な方向に舵を切り、階級を代表する足技の使い手へと変貌を遂げた。得意技は抜群の切れ味を誇る左出足払と左送足払。袖を絞った姿勢で腰を引き、担ぎ技の弾幕のなかに本命の足技を混ぜ込んで相手を仕留める。担ぎ技から振り向きながら仕掛ける右大内刈や左「韓国背負い」もなかなか取り味があり、こちらでの得点も多い。内股透も備えており、不十分な崩しから内股を仕掛けることは絶対に避けたい相手だ。

おもな戦績

2018年 グランドスラム・アブダビ 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位
2016年 ワールドマスターズ・グアダラハラ 3位

最近の成績

2019年6月 ヨーロッパ選手権 5位
2019年3月 グランプリ・トビリシ 優勝
2019年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3位

更新日:8月15日(東京世界柔道選手権2019特集)

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