ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)

ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル) MUNKHBAT Urantsetseg

MUNKHBAT Urantsetseg
31歳 1990/3/14
WR:4位 組み手:右組み
得意技:寝技、隅返、右背負投(韓国背負い)、肩車(モラエイ)、谷落(サンボ式)
使用技:巴投、横落、右大内刈、右小内刈、横掛、横分、左袖釣込腰
寝技得意技術:「ホイジンハロール」、「横三角」、「シバロック」、腕挫十字固

2013年リオデジャネイロ世界選手権金メダリスト。女子柔道を代表する寝業師であり、代名詞でもある「ホイジンハロール」のほか、「横三角」からの崩上四方固や「シバロック」など数多くのテクニックを高いレベルで使いこなす。かつてサンボでも世界王者になった来歴があり、(関連があるかどうかはわからないが)最近は立技でも民族格闘技由来の技術を多く用いる。「モラエイ」と呼ばれる背中で押し込む変則の肩車や、片手で相手をロックして投げる「サンボ式谷落」などはその代表格。リーチの長さを生かして相手を抱き込む隅返や組み際に仕掛ける右の「韓国背負い」にも威力があり、着々増やしてきたこれらの手札も要注意。ベテランらしく試合運びは極めて老獪、今年6月のブダペスト世界選手権の3位決定戦では、ディストリア・クラスニキ(コソボ)を相手に自らの頭を使って片襟を強いて「指導」を奪い、これが「指導」になると確認するなり再度同じ形で「指導」を重ねて勝利している。上位陣相手にはそれぞれかなり濃く策を練ってくるはずで、この「ムンフバットの作戦」はトーナメント全体を通じた大きなみどころ。

おもな戦績

2013年 リオデジャネイロ世界選手権 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権 2位
世界選手権 3位2回(2019年、2021年)

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3位
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝
2021年3月 グランドスラム・タシケント 優勝

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

MUNKHBAT Urantsetseg
29歳 1990/3/14
WR:3位
組み手:右組み
得意技:寝技、隅返、右背負投(韓国背負い)
使用技:巴投、横落、右大内刈、右小内刈、横掛、横分、左袖釣込腰
寝技得意技術:ホイジンハロール、横三角、シバロック、腕挫十字固

2013年リオデジャネイロ世界選手権金メダリスト。代名詞でもある「ホイジンハロール」のほか、「横三角」からの崩上四方固や「シバロック」など数多くのテクニックを使いこなす寝技のスペシャリストである。近年は立ち技にも進境著しく、リーチの長さを生かして相手を抱き込んで仕掛ける隅返や、組み際に仕掛ける右「韓国背負い」によるポイント獲得が増えている。52kg級への調整出場も多く、そちらでも度々入賞を果たしている。

おもな戦績

2017年 ブダペスト世界選手権 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 5位
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 優勝

最近の成績

2019年4月 グランプリ・アンタルヤ 2位 ※52kg級
2019年3月 グランプリ・トビリシ 3位
2019年2月 グランドスラム・パリ 5位 ※52kg級

更新日:2019年8月5日(東京世界選手権2019特集)

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