マルク・フリストフ(ブルガリア)

2024.07.04
2024.07.17

HRISTOV Mark
階級：73kg級　WR：27位
24歳　2000/4/4
組み手：右組み

得意技：右体落、左釣腰、巴投、隅落
使用技：左内股(やぐら投げ)、引込返、右背負投、左大外刈(一本大外)、右大内刈、右小外刈、右出足払、左出足払、支釣込足(釣り手側)
寝技得意技術：「国士舘返し」、「横返し」、「ホイジンハロール」、「秋本返し」

ワールドツアーの上位常連。メダルの獲得こそ少ないものの、コンスタントに上位ラウンドに勝ち上がっている。トップ層からの勝利歴も多く、序列以上に階級内での存在感は大きい。

立って良し、寝て良しのオールラウンダー。リーチの長さを生かして相手を抱き込む、あるいは横変形にずれる形を基本としている。

進退の軸となるのは、右体落と左釣腰による左右の連携。右体落は立ち姿勢のまま仕掛けるオーソドックスな型を用い、なかなかの切れ味がある。一方、左釣腰は浅く仕掛けることが多く、どちらかというと展開技、崩し技という扱い。そのまま左「やぐら投げ」に連絡することもあるが、頻度は多くない。最も取り味があるのは巴投であり、得点としてはこの技によるものが多い。懐の深さを生かした「捲り」式の隅落も得意としており、この技による得点も多い。

立技の完成度も高いものの、主戦場はグラウンド。「横返し」からの崩袈裟固を得意としており、相手を崩しては素早く正面から引き込む。寝技自体の練度が高く、「国士舘返し」に「ホイジンハロール」、「秋本返し」など、状況に合わせて様々な技術を使い分けることができる。