バルバラ・マティッチ(クロアチア)

バルバラ・マティッチ(クロアチア) MATIC Barbara

MATIC Barbara
階級:70kg級 WR:1位
29歳 1994/12/3
組み手:両組み

得意技:左内股、左大内刈、右一本背負投、右背負投
使用技:左払腰、左払巻込、左外巻込、左内股巻込、右払巻込、右内巻込、右袖釣込腰、左小内刈、右小内刈、左大外刈、右大外刈、隅返、引込返、谷落、隅落、内股すかし
寝技得意技術:「腰絞め」、「横三角」

世界選手権2連覇者(2021年、2022年)。2013年と2014年には、世界ジュニア選手権も連覇している。停滞が長かったが、地力の向上とともに才能が開花。2021年、26歳にして世界王座を獲得した。東京五輪では5位に入賞している。

腰技、内股系のパワーファイター。最大の特徴は、組み手の左右が利く両組みであること。上背の高さ、リーチの長さという己の身体的アドバンテージを熟知しており、これを利して上から相手を圧する形を基本としている。相手や状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら、常に組み手の有利を取り続ける。

ベースは左組みの側で、左内股と左大内刈が得意技。特に左内股はかなりの破壊力があり、度々豪快な「一本」を見せている。クロスグリップで仕掛け、左内股巻込に繋ぐことも多い。一方、右組みはスタイルが変わり、担ぎ技や捨身技がメイン。なかでも組み際に仕掛ける低い右一本背負投、片襟の右背負投は強力だ。落差を生かした潜り込みにはかなりの鋭さがあり、決めの馬力も相まって、高い取り味を誇る。

寝技の練度はあまり高くない印象。ただし、まったく行わないわけではなく、被った状態からの抑え込みや、伏せ際の「腰絞め」は積極的に狙う。長い脚を生かした「横三角」も備えているが、寝勝負自体の頻度が少ないため、用いることは稀。

技は全体的に粗削りで大味な印象だが、両組みと馬力の高さにより、これをカバーしている。ゆえに組み勝つことに多くのリソースを割いており、組み手で有利を作るための方法論は豊かだ。

おもな戦績

世界選手権 優勝2回(2021年、2022年)
2023年 ドーハ世界選手権 3位
2021年 東京五輪 5位

最近の成績

2024年4月 ヨーロッパ選手権 優勝
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝
2024年2月 グランドスラム・バクー 優勝

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/2775
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/50461/Barbara_Matic/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

MATIC Barbara
27歳 1994/12/3
WR:1位 組み手:両組み

得意技:左内股、左大内刈
使用技:左払腰、右払巻込、右一本背負投、右袖釣込腰、右背負投、右小内刈、右大外刈、内股透、谷落

世界選手権2連覇者(2021年、2022年)。2013年と2014年には、世界ジュニア選手権も連覇している。停滞が長かったが、地力の向上とともに才能が開花。2021年、26歳にして世界王座を獲得した。

腰技、内股系のパワーファイター。両組みが最大の特徴。上背の高さ、リーチの長さという己の身体的アドバンテージを熟知しており、これを利して上から相手を圧する形を基本としている。相手や状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら、常に有利な形を作り続ける。

ベースは左組みの側で、左内股と左大内刈が得意技。特に左内股はかなりの破壊力があり、度々豪快な「一本」を見せている。一方、右組みからは担ぎ技や捨身技を用いることが多い。

全体的に粗削りで大味な印象だが、両組みであること自体と馬力の高さでこれをカバーしている。ゆえに組み勝つことに多くのリソースを割いており、組み手で有利を作るための方法論は豊かだ。

おもな戦績

2021年 東京五輪 5位
2022年 タシケント世界選手権 優勝
2021年 ハンガリー世界選手権 優勝

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 2位
2023年3月 グランドスラム・タシケント 2位
2023年2月 グランドスラム・パリ 5位

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

MATIC Barbara
27歳 1994/12/3
WR:1位 組み手:両組み

得意技:左内股、左大内刈
使用技:左払腰、右払巻込、右一本背負投、右袖釣込腰、右背負投、右小内刈、右大外刈、内股透、谷落

2021年ハンガリー世界選手権金メダリスト。2013年と2014年には世界ジュニア選手権を連覇している。周囲の期待に反して長く成績が停滞していたが、地力の向上とともに才能が開花。26歳にしてついに世界王座を獲得した。それ以降は安定して好成績を残している。

両組みが最大の特徴。上背の高さ、リーチの長さという己の身体的アドバンテージを熟知しており、奥襟を持って相手を圧する形が基本形。ここから状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら、有利な形を作り続ける。ベースは左組みの側で、左内股と左大内刈が得意技。特に左内股はかなりの破壊力をあり。右組みの場合は担ぎ技や捨身技を用いることが多い。全体的に粗削りで大味な印象だが、両組みであること自体と馬力の高さでこれをカバーしている。

おもな戦績

2021年 東京五輪 5位
2021年 ハンガリー世界選手権 優勝
2014年 チェリャビンスク世界選手権 5位

最近の成績

2022年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 3位
2022年4月 欧州選手権 2回戦敗退

更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

MATIC Barbara
26歳 1994/12/3
WR:7位 組み手:両組み
得意技:左内股、左大内刈
使用技:左払腰、右払巻込、右一本背負投、右袖釣込腰、右背負投、右小内刈、右大外刈、内股透、谷落

2013年と2014年に世界ジュニア選手権を連覇した天才肌が、26歳にしてついに開花。今年6月のブダペスト世界選手権で驚きの優勝を遂げた。組み手の左右をスイッチして戦う両組みの選手。相手や状況に合わせて使い分ける。長身選手であり、奥襟を持って相手を圧する形が基本形。ベースは左組みで、こちらの組み手から仕掛ける左内股と左大内刈が得意技だ。特に左内股には破壊力あり。右組みの場合は担ぎ技や捨身技を用いることが多い。

おもな戦績

2021年 ブダペスト世界選手権 優勝
2014年 チェリャビンスク世界選手権 5位
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 2位

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 優勝
2021年5月 グランドスラム・カザン 2回戦敗退
2021年3月 グランドスラム・タシケント

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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