バットザヤ・エルデネバヤル(モンゴル)

2024.07.04
2024.07.17

BATZAYA Erdenebayar
階級：73kg級　WR：26位
24歳 2000/3/5
組み手：右組み

得意技：右⼤外刈、右体落、浮落、隅落
使⽤技：右⼩外掛、右⼩外刈、右小内刈、右内股、右大外巻込、右払巻込、巴投、隅返、引込返、移腰、内股すかし、左小外刈、寝技
寝技得意技術：「横三角」

もと81kg級。2023年に階級を変更し、3月のグランドスラム・トビリシでいきなり優勝。以降はコンスタントに成績を残している。今年5月のアブダビ世界選手権では、キャリアハイとなる7位入賞を果たした。本来はパリ五輪にはツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)が出場する予定だったが、同選手が怪我によりエントリーを辞退したことで、繰り上がりで代表権を得た。

圧殺型のパワーファイター。釣り手で奥襟や背中を持って懐に抱き込む形を基本としており、足を飛ばしながらジリジリ圧を掛け、相手の反応を誘って浮落や隅落を狙う。もつれ際に強く、接近戦から相手に被っての得点も多い。

自ら仕掛ける場合の得意技は、右大外刈と右体落。いずれも組み際に釣り手を片襟や片袖に差して仕掛ける形を得意としている。もつれ際に被る形や返し技以外での得点は、ほとんどがこのいずれかによるものだ。ポイントの獲得は少ないが、展開技として巴投や隅返もよく用いる。場が煮えた状況ではクロスグリップで強引に間合いを詰めることも多く、この形からは右払巻込や右大外巻込を仕掛ける。

寝勝負に積極的なタイプではないが、被った状態からの抑え込みや、「横三角」からの崩上四方固など、最低限の攻防はこなす。