ヨアンネ・ファンリースハウト(オランダ)

ヨアンネ・ファンリースハウト(オランダ) VAN LIESHOUT Joanne

VAN LIESHOUT Joanne
階級:63kg級 WR:1位
21歳 2002/11/8
組み手:右組み

得意技:寝技、右背負投、右袖釣込腰、裏投、内股すかし
使用技:右大外刈、右大内刈、右小内刈、引込返、抱分、隅落、右腰車、右釣込腰、右内股
寝技得意技術:腕挫十字固、浮固、腕緘、「ヤスケヴィッチ式十字」、「ボーアンドアローチョーク」、「横三角」、「腕緘返し」

2024年アブダビ世界選手権金メダリスト。2023年ドーハ世界選手権でも3位を獲得している。世界ジュニア選手権も2連覇(2021年、2022年)しており、早くからこの世代の旗手として注目されていた。

属性は担ぎ技系のパワーファイター。長身選手ながら基本的に腰技や内股は用いず、担ぎ技を軸に試合を組み立てる。基本姿勢は、担ぎ技を狙いやすい、やや腰を引いて遠間に構える形。

得意技は、右背負投と右袖釣込腰。立ったまま豪快に引っこ抜く形と、低く潜り込む形を使い分ける。地力が柔道のベースのため、力勝負も得意。特に裏投はかなりの破壊力があり、度々豪快な「一本」を見せている。内股すかしも得意としており、大きな得点源。髙市未来(コマツ)、アンジェリカ・シマンスカ(ポーランド)など、多くの強豪からこの技でポイントを奪っている。この選手が近い間合いで腰を引いて構えたら、それは誘い。いかにも仕掛けやすいように見えるが、内股は厳禁だ。

主戦場はグラウンドであり、技術レベルは最上位クラス。勝利の多くは寝技によるものだ。得意技は腕挫十字固。亀になった相手を背中側から転がして極める「ヤスケヴィッチ式」を得意としている。展開力も高く、浮固で抑え込む、「ボーアンドアローチョーク」に変化するなど、相手が耐えた状態からも様々に分岐して「一本」に至る。「横三角」や「腕緘返し」も備えており、立技からのエントリーの形に応じて使い分ける。

おもな戦績

2024年 アブダビ世界選手権 優勝
2023年 ドーハ世界選手権 3位
2024年 ヨーロッパ選手権 2位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 優勝
2024年4月 ヨーロッパ選手権 2位
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 3位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/36771
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/94559/Joanne_Van_Lieshout/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

VAN LIESHOUT Joanne
20歳 2002/11/8
WR:21位 組み手:右組み

得意技:右背負投、右袖釣込腰、寝技
使用技:右腰車、右釣込腰、内股透、隅落、右小内刈
寝技得意技術:腕挫十字固、「ヤスケヴィッチ式十字」、「横三角」

世界ジュニア選手権2連覇者(2021年、2022年)。既にワールドツアーでも優勝歴のある、この世代の旗手だ。

担ぎ技系のパワーファイター。長身選手ながら基本的には腰技や内股は用いず、担ぎ技を軸に試合を組み立てる。得意技は右背負投と右袖釣込腰。立ったまま豪快に引っこ抜く形と、低く潜り込む形を使い分ける。

最も取り味があるのは寝技で、得意技術は亀になった相手に背中側から仕掛ける「ヤスケヴィッチ式」の腕挫十字固。一本勝ちした試合は、ほとんどがこの技によるものだ。

おもな戦績

2022年 グランプリ・ポルトガル 優勝
2022年 グランドスラム・アブダビ 3位
世界ジュニア選手権 優勝2度(2021年、2022年)

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・トビリシ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 予選ラウンド敗退

更新日:2023年5月9日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

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