カタリナ・ヘッカー(オーストラリア)

カタリナ・ヘッカー(オーストラリア) HAECKER Katharina

HAECKER Katharina
階級:63kg級 WR:5位
31歳 1992/7/31
組み手:右組み

得意技:右大外刈、右大外落、右大外巻込、裏投、右出足払、隅落、浮落
使用技:右外巻込、右腰車、右釣込腰、右釣腰、右浮腰、右袖釣込腰、右大内刈、右小内刈、右小外掛、右小外刈、支釣込足(引き手側)、右一本背負投、寝技
寝技得意技術:腕挫十字固、「腰絞め」、「横三角」

ワールドツアー表彰台の常連。優勝こそ2020年グランプリ・テルアビブの1度のみだが、出場した試合のほとんどで上位に勝ち上がっている。世界選手権でも2018年と2024年に7位に入賞しており、オセアニア選手権では、パンナム・オセアニア選手権も含め、8度優勝している。

長身のパワーファイター。釣り手で肩越しや背中深くを抱き込み、相手を寄せる形を基本としている。用いる技術の精度は決して高くないものの、浴びせる、振る、抱える、釣るなどの力を伝える理合はしっかりと押さえられており、投げの決定力は高い。

得意技はクロスグリップから仕掛ける右大外刈。耐えられたところからでも右大外落や右大外巻込に繋ぎ、強引に投げ切ってしまう。裏投も得意としており、度々相手を高く抱え上げての豪快な一発を見せている。もつれ際に強く、隅落や浮落で浴びせての得点も多い。このタイプとしては珍しい切れ味鋭い右出足払も備えており、時折この技で強烈な「一本」を奪っている。

寝技にはそれほど積極的ではないが、最低限の攻防は可能。伏せ際に腕挫十字固や「腰絞め」を狙うことが多く、腕挫十字固は「横三角」を起点に寝技を展開して極めることもある。

かつてはスタイルに比してパワーが足りない印象だったが、2017年ごろから地力が大きく向上。それに伴い、成績も高い位置で安定するようになった。

おもな戦績

世界選手権 7位2回(2018年、2024年)
2020年 グランプリ・テルアビブ 優勝
オセアニア選手権 優勝8回(2014年〜2018年、2022年〜2024年) ※パンナム・オセアニア選手権含む

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 7位
2024年4月 パンナム・オセアニア選手権 優勝
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/15877
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/90056/Katharina_Haecker/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

HAECKER Katharina
30歳 1992/7/31
WR:6位 組み手:右組み

得意技:右大外刈、右大外巻込
使用技:右大外落、右大内刈、右小外刈、右小外掛、右外巻込、隅落、裏投

ワールドツアー表彰台の常連。2018年バクー世界選手権では7位に入賞している。また、オセアニア選手権では、パンナム・オセアニア選手権も含め、6度優勝している。

長身のパワーファイター。クロスグリップで相手と密着した形を基本としている。得意技は右大外刈と右大外巻込。いずれも肩越しに釣り手を叩き入れて仕掛けることが多く、右大外刈から右大外巻込に変化する形を得意としている。技術的な精度はあまり高くなく、用いる技はいずれも大味で力任せなもの。自らもたれ掛かるようにして縺れた状態を作り、体の力で勝負する。

かつてはスタイルに比してパワーが足りない印象だったが、近年、地力が大きく向上。それに伴い、成績も高い位置で安定するようになった。

おもな戦績

2018年 バクー世界選手権 7位
2020年 グランプリ・テルアビブ 優勝
オセアニア選手権 優勝6度(2014年〜2018年、2022年) ※パンナム・オセアニア選手権含む

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 3位
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 5位

更新日:2023年5月9日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

HAECKER Katharina
28歳 1992/7/31
WR:18位 組み手:右組み
得意技:右大外刈、右大外巻込
使用技:右大外落、右小外刈、右小外掛、右外巻込、隅落、裏投

オセアニア選手権で優勝5回の地域を代表する強豪。長身のパワーファイターで、クロスグリップで相手と密着した形が基本。得意技は右大外刈と右大外巻込。いずれも肩越しに釣り手を叩き入れて仕掛けることが多く、右大外刈から右大外巻込に変化する形を得意としている。相手を正面から投げるほどの力はなく、自らもたれ掛かるようにしてもつれた状態を作り、際で勝負することが多い。

おもな戦績

2018年 バクー世界選手権 7位
2020年 グランプリ・テルアビブ 優勝
オセアニア選手権 優勝5回(2014年〜2018年)

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3回戦敗退
2021年5月 グランドスラム・カザン 2回戦敗退
2021年4月 アジア・オセアニア選手権 2位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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