ルーシー・レンシャル(イギリス)

2021.06.04
2024.07.21

RENSHALL Lucy
階級：63kg級　WR：11位
28歳　1995/12/11
組み手：右組み

得意技：寝技、右大内刈、右内股、右釣腰
使用技：右釣込腰、右小外掛、右小内刈、右小内巻込、左袖釣込腰、隅落、谷落
寝技得意技術：「横三角」、「後三角」、腕挫三角固、腕挫十字固

ワールドツアー表彰台の常連。これまでに表彰台が17回、うち優勝が8回と、メダル数に関しては階級トップクラスの成績を残している。ただし、トップ層との間には力の差があり、世界大会では2022年のタシケント世界選手権で7位に入賞した以外、上位戦には勝ち上がれていない。

いかにもイギリスらしい、寝技が軸のパワーファイター。主戦場はグラウンドであり、練度の高い寝技を行う。勝ち星の多くが相手の伏せ際を「横三角」で捲り、崩上四方固で抑え込んでのものだ。最近はこの「三角」のバリエーションを増やしており、相手の背後から「後三角」でロックし、そのまま体をひねって無理やり被る変則の縦四方固もよく用いている。抑え込みとして成立しているのか微妙な形であることが多いが、術者が少ないいこともあり、決定力は高い。この「横三角」や「後三角」は関節技の起点としても用いられ、相手の反応が遅れて腕が伸びた場合などは、そのまま腕挫三角固や腕挫十字固に繋ぐ。

立技は密着が基本。釣り手で奥襟や背中深くを掴み、懐に抱き込む。得意技は右大内刈と右内股、右釣腰。クロスグリップに組んだ際には、相手の腕を抱えての右小内刈や右小内巻込も用いる。いずれも地力がベースの力技で、技術的な精度は低いのだが、その怪力のために侮れない威力を備えている。体の強さを生かした、隅落や谷落などの返し技も得意としている。

おもな戦績

2022年　タシケント世界選手権　7位
2022年　ワールドマスターズ・エルサエレム　7位
ワールドツアー　優勝8回

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

RENSHALL Lucy
27歳 1995/12/11
WR：1位組み手：右組み

得意技：寝技、右大内刈、右内股、右釣腰
使用技：右釣込腰、右小外掛、右小内刈、右小内巻込、左袖釣込腰、隅落、谷落
寝技得意技術：「横三角」

ワールドツアー表彰台の常連。東京五輪後は、出場したワールドツアーのほとんどで上位に進出、6大会で優勝と、好調を維持している。昨年のタシケント世界選手権では、自己最高成績となる7位入賞を果たした。

いかにもイギリス選手らしい、寝技が軸のパワーファイター。主戦場はグラウンドであり、勝ち星の多くが相手の伏せ際を「横三角」から崩上四方固で抑え込んでのものだ。

おもな戦績

2022年タシケント世界選手権 7位
2022年グランドスラム・アブダビ優勝
2022年グランドスラム・アンタルヤ優勝

タシケント世界柔道選手権2022での記事

RENSHALL Lucy
26歳 1995/12/11
WR：1位組み手：右組み

ワールドツアーの表彰台常連。東京五輪後は出場したワールドツアー5大会のうち4大会で決勝に進出、うち3つで優勝を飾るなど絶好調。なんと世界ランク1位で世界選手権まで辿り着くこととなった。実力に比して結果が先行している感は否めないが、勝利自体は厳然たる事実。今大会で好成績を残し、その力を証明したい。

タイプはイギリス選手の典型、「寝技が軸のパワーファイター」である。奥襟・背中を掴んでの密着が基本型で、得意技は右大内刈と右内股、右釣腰。いずれもパワーを生かした力技である。クロスグリップに組んだ際には腕を抱えての右小内刈や右小内巻込も用いる。地力はあるが技の精度は高いとは言えず、勝ち星の多くが相手の伏せ際を「横三角」からの崩上四方固で抑え込んでのもの。体の強さを生かした隅落や谷落などの返し技も得意。

おもな戦績

2021年グランドスラム・アンタルヤ優勝
2021年グランドスラム・アブダビ優勝
2021年グランドスラム・バクー優勝

東京2020オリンピックでの記事

RENSHALL Lucy
25歳 1995/12/11
WR：25位組み手：右組み
得意技：右大内刈、右内股、寝技
使用技：隅落、右釣込腰、右釣腰、右小内刈、右小内巻込、左袖釣込腰
寝技得意技術：「横三角」

ワールドツアー表彰台常連。いかにもイギリス選手らしい寝技を軸としたパワーファイター。奥襟や背中を抱いて密着した形を基本としている。得意技は右大内刈と右内股。クロスグリップからはそのまま腕を抱えての右小内刈や右小内巻込も用いる。地力はあるが技の精度は高いとは言えず、勝利の多くは相手の伏せ際を「横三角」から崩上四方固で抑え込んでのもの。