マイリン・デルトロ＝カルバハル(キューバ)

2021.06.04
2024.07.21

DEL TORO CARVAJAL Maylin
階級：63kg級　WR：21位
29歳　1994/10/22
組み手：右組み

得意技：右釣込腰、右小外掛、谷落、隅落、寝技
使用技：左釣込腰、左釣腰、左大腰、左浮腰、右一本背負投、右内股、右体落、右出足払、左出足払
寝技得意技術：「春日ロック」、「横三角」

ワールドツアー表彰台の常連。出場した大会のほとんどで上位に勝ち上がっている。世界選手権でも、2018年バクー大会の5位、2021年ハンガリー大会の7位と、2度の入賞歴がある。

長身のパワーファイター。リーチを生かして釣り手で背中を持ち、相手を抱き込む形を基本としている。得意技は右釣込腰。この技は複数の技法を備えており、背中を持って引っこ抜く形のほか、低く懐に潜り込む形や、前襟を持って釣り手を自分の体に巻き付ける形も用いる。引き手で脇を差しての左の腰技もよく用いており、こちらでの得点も多い。このタイプの例に漏れず、右小外掛などの抱き着いての足技や、谷落、隅落などの懐の深さを生かした返し技も得意としている。

寝技も大きな得点源であり、得意技術は「腰絞め」の形から相手を手前に捲って抑え込む「春日ロック」。脚の長さを生かした「横三角」もよく用いている。

以前はスタイルに比して地力が足りない印象だったが、東京五輪前後から徐々に地力が向上。柔道の安定感が増した。最近の大きくレベルが上がった生態系のなかでも、成績のアベレージは落としていない。

おもな戦績

2018年　バクー世界選手権　5位
2021年　ハンガリー世界選手権　7位
パンナム選手権　優勝3回(2015年、2018年、2023年)　※パンナム競技大会含む

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

DEL TORO CARVAJAL Maylin
27歳 1994/10/22
WR：25位組み手：右組み

得意技：右釣込腰
使用技：右出足払、右体落、右内股、左出足払、右出足払、左釣込腰、左釣腰、左大腰、左浮腰、右小外掛、隅落、谷落

ワールドツアー表彰台の常連。世界選手権でも複数回の入賞歴があり、2018年バクー世界選手権の5位を始め、2014年と2021年の大会でも7位に入賞している。

長身のパワーファイター。リーチを生かして釣り手で背中を持ち、相手を抱き込む形を基本としている。得意技は右釣込腰。この技は背中を持って引っこ抜く形のほか、低く懐に潜り込む形や、前襟を持って釣り手を自分の体に巻き付ける形も用いる。また、引き手で脇を差しての左の腰技もよく用い、こちらでの得点も多い。

このタイプの例に漏れず、右小外掛などの抱き着いての足技や、隅落、谷落などの懐の深さを生かした返し技も得意としている。以前はスタイルに比して地力が足りない印象だったが、東京五輪後は地力が徐々に向上。狙いどおりに相手をパワーで粉砕している。

意外に器用な選手でもあり。手の長さを生かした「腰絞め」からの「春日ロック」など、テクニカルな側面も持っている。

おもな戦績

2018年バクー世界選手権 5位
世界選手権 7位2度(2014年、2021年)
パンナム選手権優勝2度(2015年、2018年)

タシケント世界柔道選手権2022での記事

DEL TORO CARVAJAL Maylin
27歳 1994/10/22
WR：25位組み手：右組み

得意技：右釣込腰
使用技：右出足払、右体落、右内股、左出足払、右出足払、左大腰、右小外掛、隅落、谷落

パンナム地域を代表する強豪、長身のパワーファイター。得意技はリーチを生かして背中、脇を持っての右釣込腰。引っこ抜く形だけでなく、低く懐に潜り込むような形も用いる。懐の深さを生かした返し技も得意としており、相手の技を隅落や谷落に捉え返しての得点も多い。柔道スタイルに比してパワーが不足している印象で、どちらかと言うと間合いの噛み合わなさで勝利している印象。返し技も手足の長さを利して抱き込む形が多い。格上相手にも安易に密着してしまうなど、柔道の精度はあまり高くない。

おもな戦績

2018年バクー世界選手権 5位
世界選手権 7位2回(2014年、2021年)
パンナム選手権優勝2回(2015年、2018年)

東京2020オリンピックでの記事

DEL TORO CARVAJAL Maylin
26歳 1994/10/22
WR：10位組み手：右組み
得意技：右釣込腰
使用技：右出足払、右体落、右内股、左出足払、右出足払、左大腰、右小外掛、隅落、谷落

パンナム地域を代表する強豪。長身のパワーファイターであり、得意技はリーチを生かして背中、脇を持っての右釣込腰。引っこ抜く形だけでなく、低く懐に潜り込むような形も用いる。懐の深さを生かした返し技も得意としており、相手の技を隅落や谷落で返しての得点も多い。柔道スタイルに比してパワーが不足している印象で、格上相手にも安易に密着してしまうなど柔道の精度はあまり高くない。