マティアス・カッス(ベルギー)

マティアス・カッス(ベルギー) CASSE Matthias

CASSE Matthias
階級:81kg級 WR:1位
27歳 1997/2/19
組み手:両組み

得意技:左一本背負投、右一本背負投、移腰、寝技
使用技:左背負投、右背負投、左袖釣込腰、右小内巻込、巴投、隅返、抱分、谷落、右釣腰、膝車(釣り手側)、横車、横掛、浮落(アゼルバイジャン式)
寝技得意技術:腕挫十字固、「ボーアンドアローチョーク」、「腕緘返し」

2021年ハンガリー世界選手権金メダリスト。2019年から4大会連続で世界選手権の決勝に進出しており、前述の2021年大会を除く3大会では準優勝している。東京五輪の銅メダリストでもあり、常に一線で活躍し続ける、階級の第一人者だ。

階級屈指の戦略派。己の長所と短所を知悉し切った深い自己理解と、これに由来する作戦立案能力の高さが柔道のベースだ。

基本戦法は、組み手の左右をスイッチしながら左右に担ぎ技や巴投を連発する手数攻勢。かつてはこの戦型で「指導」を積む粘戦型だったが、2019年の東京世界選手権のブレイク(2位)をきっかけに覚醒。相手の低い技に抱分を狙う返し技モード、密着して右釣腰や移腰を狙う腰技モードと、次々と新たな戦型を身に付け、相手の特性や状況に合わせて組み手の左右と戦型を入れ替えながら戦う、階級屈指の戦略派へと進化を遂げた。相手の行動を常に予想して一手先を塞ぎ続け、蜘蛛が獲物を絡め取るように自分のワールドに引き込んでしまう。

スコアとしては「指導3」を積んでの勝利が多いが、技一発の威力も相当なもの。寝技の練度も非常に高く、引き込んでの腕挫十字固や伏せ際の「ボーアンドアローチョーク」、「腕緘返し」から展開しての抑え込みなど、様々な技術を使いこなす。

現在も着々と柔道の幅を広げ続けており、左袖釣込腰から空転しての右小内巻込、「アゼルバイジャン式浮落」、接近戦からの釣り手方向への膝車など、次々と新たな手札を身に着けている。

東京五輪の銅メダル獲得直後、「あなたの引き出しの多さは抜きんでている。どうやって柔道を作っているのか」と質問したところ、「柔道に最も大事なのは事前に想定すること、考えること。必要とされるパターンをいくつも考えている」との旨を答えてくれた。

おもな戦績

2021年 ハンガリー世界選手権 優勝
世界選手権 2位2回(2019年、2022年、2023年)
2021年 東京五輪 3位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年3月 グランドスラム・タシケント 優勝
2024年2月 グランドスラム・パリ 優勝

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/19675
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/63514/Matthias_Casse/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

CASSE Matthias
26歳 1997/2/19
WR:2位 組み手:両組み

得意技:左一本背負投、右一本背負投、寝技
使用技:左背負投、右背負投、巴投、隅返、抱分、谷落、右釣腰、移腰
寝技得意技術:腕挫十字固、「ボーアンドアローチョーク」

2021年ハンガリー世界選手権金メダリスト。2019年から3大会連続で世界選手権の決勝に進出しており、2019年大会、2022年大会では準優勝している。東京五輪でも銅メダルを獲得している、階級の第一人者だ。

己の長所と短所を知悉し切った深い自己理解と、これに由来する作戦立案能力の高さが武器。組み手をスイッチしながら左右に担ぎ技を連発する戦法を基本スタイルとしている。かつては手数系の粘戦型だったが、2019年東京世界選手権でブレイク(2位)して以降、相手の低い技に抱分を狙う返し技モード、密着して右釣腰や移腰を狙う腰技モードと次々に新たな戦法を獲得。いまや相手の特性や試合の状況に合わせて組み手の左右、戦法を次々入れ替える階級屈指の戦略派へと進化を遂げた。常に相手の行動を予想して一手先を塞ぎ続け、蜘蛛が獲物を絡め取るように自分のワールドに引き込んでしまう。技一発の威力も相当なもので、腕挫十字固や「ボーアンドアローチョーク」など寝技も得意。コロナ禍を経て一段体が分厚くなり、膂力だけでも階級トップクラス。全方位に隙がなく、いったいどれだけの引き出しを持っているのかが未だ見えない、底知れない選手だ。

昨年の世界選手権ではライバルのタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)に敗北。雪辱を果たすべく新たな上積みを為してくることが予想され、今大会でどのような戦いを見せるのかが非常に楽しみ。

東京五輪の銅メダル獲得直後、「あなたの引き出しの多さは抜きんでている。どうやって柔道を作っているのか」と質問したところ、「柔道に最も大事なのは事前に想定すること、考えること。必要とされるパターンをいくつも考えている」との旨を答えてくれた。

おもな戦績

2021年 ハンガリー世界選手権 優勝
世界選手権 2位2度(2019年、2022年)
2021年 東京五輪 3位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 優勝
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 3位

更新日:2023年5月7日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

CASSE Matthias
25歳 1997/2/19
WR:2位 組み手:両組み

得意技:左一本背負投、右一本背負投、寝技
使用技:左背負投、右背負投、巴投、隅返、抱分、谷落、右釣腰、移腰
寝技得意技術:腕挫十字固、「ボーアンドアローチョーク」

2021年ハンガリー世界選手権金メダリスト。東京五輪では銅メダル、2019年東京世界選手権では銀メダルを獲得している。

己の長所と短所を知悉し切った自己理解の深さと、これに由来する作戦立案能力の高さが武器。組み手をスイッチしながら左右に担ぎ技を連発する戦法を基本スタイルとしている。かつては手数系の粘戦型だったが、2019年東京世界選手権でブレイク(2位)して以降、相手の低い技に抱分を狙う返し技モード、密着して右釣腰や移腰を狙う腰技モードと次々に新たな戦法を獲得。いまや相手の特性や試合の状況に合わせて組み手の左右、戦法を次々入れ替える階級屈指の戦略派へと進化を遂げた。常に相手の行動を予想して一手先を塞ぎ続け、蜘蛛が獲物を絡め取るように自分のワールドに引き込んでしまう。技一発の威力も相当なもので、腕挫十字固や「ボーアンドアローチョーク」など寝技も得意。コロナ禍を経て一段体が分厚くなり、膂力だけでも階級トップクラス。全方位に隙がなく、いったいどれだけの引き出しを持っているのかが未だ見えない、底知れない選手だ。

東京五輪の銅メダル獲得後、「あなたの引き出しの多さは抜きんでている。どうやって柔道を作っているのか」と質問したところ、「柔道に最も大事なのは事前に想定すること、考えること。必要とされるパターンをいくつも考えている」との旨答えてくれた。

おもな戦績

2021年 東京五輪 3位
2021年 ハンガリー世界選手権 優勝
2019年 東京世界選手権 2位

最近の成績

2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 3回戦敗退
2022年4月 欧州選手権 2位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 7位

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

CASSE Matthias
24歳 1997/2/19
WR:1位 組み手:両組み
得意技:左一本背負投、右一本背負投、寝技
使用技:左背負投、右背負投、巴投、隅返、抱分、谷落、右釣腰、移腰
寝技得意技術:腕挫十字固、「ボーアンドアローチョーク」

2021年ブダペスト世界選手権金メダリスト。己の長所と短所を知悉し切った自己理解の深さと、これに由来する作戦立案能力の高さが武器。組み手をスイッチしながら左右に担ぎ技を連発する戦法が基本スタイル。かつては手数系の粘戦型だったが、2019年東京世界選手権でブレイク(2位)して以降、相手の低い技に抱分を狙う返し技モード、密着して右釣腰や移腰を狙う腰技モードと次々に新たな戦法を獲得。いまや相手の特性や試合の状況に合わせて組み手の左右、戦法を次々入れ替える階級屈指の戦略派へと進化を遂げた。常に相手の行動を予想して一手先を塞ぎ続け、蜘蛛が獲物を絡め取るように自分のワールドに引き込んでしまう。技一発の威力も相当なもので、腕挫十字固や「ボーアンドアローチョーク」など寝技も得意。コロナ禍を経て一段体が分厚くなり、膂力だけでも階級トップクラス。全方位に隙がなく、いったいどれだけの引き出しを持っているのかが未だ見えない、底知れない選手だ。

おもな戦績

2021年 ブダペスト世界選手権 優勝
2019年 東京世界選手権 2位
2019年 ワールドマスターズ青島 優勝

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 優勝
2021年4月 欧州選手権2位
2021年3月 グランドスラム・タシケント 5位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

CASSE Matthias
22歳 1997/2/19
WR:4位
組み手:両組み
得意技:左一本背負投、右一本背負投
使用技:左背負投、右背負投、巴投、隅返、抱分、谷落

2019年ヨーロッパ選手権王者。組み手の左右が利き、試合中に組み手をスイッチしながら戦う器用な選手。組み際の担ぎ技を柔道の核としており、片手のみを持った状態から左右の一本背負投や片襟の背負投を仕掛けまくる。技一発の威力もあるため、ありがちな手数戦法による「指導」奪取タイプとは一線を画す存在だ。立技から寝技への移行が素早く、巴投や隅返から引き込んでの腕挫十字固や相手の伏せ際の「ボーアンドアローチョーク」での勝利も多い。

おもな戦績

2019年 ヨーロッパ選手権 優勝
2018年 バクー世界選手権 7位
2017年 世界ジュニア選手権 優勝

最近の成績

2019年7月 グランプリ・モントリオール 3位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 優勝
2019年5月 グランドスラム・バクー 3位

更新日:8月23日(東京世界柔道選手権2019特集)

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