「#standupjudo」、一流選手たちが単独稽古の動画を投稿

写真:羽賀龍之介選手のtwitterアカウントから

SNS上で、一線級の柔道家が「#standupjudo」のハッシュタグとともにトレーニング動画を次々投稿。話題となっている。

企画を立ち上げたのは杉本美香、秋本啓之、中村美里、七戸龍、海老沼匡、大野将平、羽賀龍之介の7名。完全な形での練習再開がままならない中、現在のガイドラインに即す形で創意工夫した練習やトレーニングを共有しようとの趣旨。「小学生、中学生、高校生、大学生、年齢関係なく参加してもらいたい」とのこと。

さっそく羽賀は内股のひとり練習(軸足一本で立ち、跳ね脚を挙げたまま股関節を外旋)と、飛び込み内股の単独打ちこみを披露。大野は内股2種類に大外刈、出足払の単独打ちこみに続き、スナッチ90kg、クリーン&ジャークで110kg、クリーンで120kgとウエイトトレーニングの様子を投稿し、驚異的なフィジカルを垣間見せていた。

7日に始まったこのプロジェクト、既に野村忠宏氏ら多数の柔道家が呼応して大きな広がりをみせている。トップ指導者・選手の投稿は技術的なレベルも高く、何気ない動作にも技術的なヒントが一杯。見ているだけでも飽きない。ぜひアクセスをお勧めする。

立ち上げメンバーによる呼びかけの全文は下記。

*    *     *    

各競技が条件付きで再開される中、柔道はいつ試合ができるんだろう、と不安を感じている柔道家が沢山いると思います。
柔道はコンタクトスポーツ。他競技と比べても再開できるのはかなり先になるのではないか、と私たちは考えています。
皆さんの日常から柔道が消えてしまわないように、心の中に柔道の火をともし続けるために、柔道家の力を1つにして立ち向かいたいと
#standupjudoプロジェクトを立ち上げました。
決して柔道の練習を早く再開するよう促すわけではありません。全日本柔道連盟の練習再開に向けたガイドラインに則しながら、いまの環境で創意工夫した練習やトレーニングを柔道家みなで共有して、この危機を乗り越えていこう、という主旨です。

小学生、中学生、高校生、大学生、年齢関係なく参加して頂けたら嬉しく思います。
#standupjudo のタグと共にたくさんの投稿お待ちしています。

There are many Judokas are worried about when they will be able to compete and practice Judo normally.
Judo is a contact sport. Compared to other sports, we think that it will take time for things to return back to the way they were.
In order to keep Judo from disappearing from our daily lives, I want to unite the power of Judokas.
This is why we will launch the #standupjudo project.

It does not urge you to resume Judo practice early. The aim is to overcome this crisis by sharing practice and training methods in the given situation. The exercises need to comply with the guidelines set for by your local health authorities and sporting bodies.

Your age and level does not matter. This is a project for everyone!
Tag #standupjudo
We look forward to your posts!

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