カヨル・レイズ(カナダ)

2019.07.10
2023.05.11

REYES Kyle
29歳 1993/10/10
WR：5位組み手：左組み

得意技：左内股、左大内刈
使用技：左大外刈、左小内刈、左小外刈、左背負投

2022年タシケント世界選手権銀メダリスト。2019年以降は成績が伸び悩み、東京五輪には出場できなかった。しかし、コロナ禍以降に徐々に調子を上げ、前述の世界選手権2位をきっかけに完全復活。以降は階級のトップ層としてコンスタントに成績を残している。日本出身。前橋育英高、日本大を経て、現在は日本中央競馬会に所属している。

袖と襟の二本を持って戦う正統派。丁寧な組み手で間合いをコントロールしながら、圧を刷り込むようにじっくりと進退する。得意技は左内股と左大内刈。左大内刈で追い込んでの左内股や、左内股から切り替えしての左大内刈など、この2つの技による前後の連携を柔道の軸としている。基本となる釣り手の位置は前襟と奥襟だが、状況に応じて片襟や背中など様々な位置を持って戦うことができる。日本の柔道に精通しており、日本勢にとっては実力以上に厄介な相手。

パリ五輪の代表争いでは、現状ライバルのシャディー・エルナハス(カナダ)をリードしている状況にある。今大会でも成績で上回り、さらに差を広げたい。

おもな戦績

2022年タシケント世界選手権 2位
2022年グランドスラム・アブダビ優勝
2013年グランドスラム東京 2位

東京世界柔道選手権2019での記事

REYES Kyle
25歳 1993/10/10
WR：42位
組み手：左組み
得意技：左内股、左大内刈
使用技：左小内刈、左小外刈、左背負投

2013年世界ジュニア選手権を制した日本出身の選手。日本大を卒業した後は日本中央競馬会に所属している。コンスタントに一定の成績を残しているが、国内の学生カテゴリでの印象に比べるとあまり目立った成績を残せていない。それでもカナダの一番手間違いなしという状況であったが、負傷で休んでいる間にシャディー・エルナハスが台頭。強烈な突き上げを食らって、もっかキャリアの正念場を迎えている。柔道スタイルは襟と袖の二本を持つオーソドックスなもの。威力のある左内股のほか、この技から切り替えしての左大内刈も得意。日本の柔道に精通しており、日本勢にとっては実力以上に厄介な相手。