IJF、4月末まで国際大会の開催を中止
国際柔道連盟(IJF)は9日(日本時間10日未明)、4月30日までに主催するすべての国際大会を中止すると発表した。コンチネンタルレベルの大会とイベントもこの間中止される。新型コロナウイルスの感染拡大リスクを懸念しての措置。
今週末に開催予定だったグランドスラム・エカテリンブルク(13日~15日)をはじめ、グランプリ・トビリシ(27日~29日)、グランプリ・アンタルヤ(4月3日~5日)も開催されない。昨日まで、IJFは現地で毎日健康診断を行うことでエカテリンブルク大会を強行する構えだったが、状況の悪化に鑑みて対応を変えた。「即座に中止」「緊急に決定」とリリースには危機感の高さがあらわだった。
東京五輪の出場資格は、5月末の時点のIJFワールドランキングで決定される。3月から4月は各国とも国内予選の山場で、上記の大会に加えて欧州選手権(5月1日~3日)までの成績で代表を決定する国も多い。その最盛期に、きょうの時点でツアー計4大会が中止。あまりにも影響が大きいため、IJFは選手に対してなんらかの救済措置を取る見込み。詳細は近日中に発表される。
IJFのリリース全文は下記。
https://www.ijf.org/news/show/all-olympic-qualification-events-cancelled-until-end-of-april