ニヘル・シェイフ＝ルーフー(チュニジア)
CHEIKH ROUHOU Nihel
35歳 1987/1/5
WR：5位 組み手：右組み
得意技：右外巻込、横車、浮技
使用技：左一本背負投、左袖釣込腰、右払腰、裏投
アフリカ選手権78kg超級で9度の優勝歴を誇る「アフリカの浮技女王」。階級を代表する新技術発掘のパイオニアであり、浮技、釣り手を巻き替えながら仕掛ける右外巻込、横車など、次々と「胴回りが太く下半身が脆い」女子重量級の選手特性に適った技術を持ち込んでいる。
最近は地力が水準以上に上がったこともあり、自爆リスクのある捨身技の頻度は減少中。代わりに胴回りが太い体型を生かした巻き込み技がメイン武器だ。しかし、ここぞという場面では変わらず密着しての浮技や横車を用いている。伝家の宝刀のような存在と言ってよいだろう。頭脳派でもあり、技術の準備や試合中の戦術選択など、かなり知性を感じさせる選手でもある。
以前はスタミナに難があり、脱げかけたズボンの紐を結び直す形で回復を図る場面がたびたび見られた。しかし、最近はスタミナの向上と、どうやら柔道衣のメーカーが変わったことで、あまり見られなくなっている。
おもな戦績
2017年 マラケシュ世界無差別選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
アフリカ選手権 優勝9度(2010年〜2011年、2013年〜2016年、2018年〜2019年、2021年) ※アフリカ競技大会、無差別を含まず
最近の成績
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 5位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 2位
2022年3月 アフリカンカップ・チュニス 優勝
更新日：2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修：eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
CHEIKH ROUHOU Nihel
34歳 1987/1/5
WR：10位 組み手：右組み
得意技：浮技、右外巻込
使用技：左一本背負投、左袖釣込腰、右払腰、裏投
アフリカ選手権78kg超級で優勝9回を誇る「アフリカの浮技女王」。女子重量級の選手特性に極めてかなった浮技を持ち込むことで、業界の中心であるヨーロッパ(ワールドツアー)でも成績を残し、国際戦線の上位に定着した。ただし地力が水準以上に上がったということか、最近は自爆リスクのあるこの技はあまり用いなくなってきている。胴回りが太く、この体型を生かした巻き込み技が現在のメイン武器。得意技の右外巻込は釣り手を巻き替えながら、そのまま仕掛けるのが特徴。頭脳派でもあり、技術の準備や試合中の戦術選択など、かなり知性を感じさせる選手だ。以前はスタミナに難があり、脱げかけたズボンの紐を結び直す形で回復を図る場面がたびたび見られた。しかし最近はスタミナの向上と、どうやら柔道衣のメーカーが変わったことで、あまり見られなくなっている。
おもな戦績
2017年 マラケシュ世界無差別選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
アフリカ選手権 優勝9回(2010年?2011年、2013年?2016年、2018年?2019年、2021年) ※アフリカ競技大会、無差別を含まず
最近の成績
2021年6月 ブダペスト世界選手権 7位
2021年5月 アフリカ選手権 優勝
2021年4月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
更新日：2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修：eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
CHEIKH ROUHOU Nihel
32歳 1987/1/5
WR：11位
組み手：右組み
得意技：浮技、右外巻込
使用技：左一本背負投
アフリカ選手権78kg超級7度の優勝を誇る、通称「アフリカの浮技女王」。相手の背中を抱いたところから仕掛ける浮技を得意としており、この技は体格に比して足腰の弱い選手の多い本階級において相当な取り味を誇っている。釣り手を巻き替えながら仕掛ける右外巻込も得意としており、こちらでの得点も多い。以前は引き手が離れてしまい投げ切れないことが多かったが、最近は握る力が大幅にアップしており、浮技に負けない取り味のある技へと進化している。柔道着のズボンが脱げかけて紐を結び直す形でスタミナ回復を図る場面が多々見られたが、メーカーを変えたのか、近頃は減少傾向にある。
おもな戦績
2017年 マラケシュ世界無差別選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
アフリカ選手権 優勝7回(2010年、2011年、2013年〜2015年、2018年、2019年) ※アフリカ競技大会、無差別を含まず
最近の成績
2019年8月 アフリカ競技大会 優勝
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 5位
2019年7月 グランプリ・ブダペスト 2位
更新日：8月29日(東京世界柔道選手権2019特集)
