ニイアズ・イリアソフ(中立選手団)
ILIASOV Niiaz
27歳 1995/8/10
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右小外掛、右釣込腰、右釣腰
使用技:右小外刈、左小外刈、支釣込足(釣り手側)、膝車(釣り手側)、右大外刈、右背負投、隅落、浮落
東京五輪銅メダリスト。世界選手権でも2度(2019年2位、2018年3位)表彰台に上がっている。東京五輪後はロシアのウクライナ侵攻が始まったこともあり、まだ一度も国際大会には出場していない。
足技系パワーファイター。階級屈指の怪力の持ち主であり、背中を抱き込む、脇を差すなどの密着状態を基本に、パワーを前面に押し出して進退をする。得意技は抱きつきの右小外掛と、釣り手を相手の背中深くに差し入れて仕掛ける右釣込腰、右釣腰。いずれも抜群の破壊力を誇る。その怪力に目を奪われて見逃しがちだが、左右の小外刈に釣り手方向の支釣込足、膝車と、足技の精度、切れ味もかなり高い。隅落、浮落などの懐の深さを生かした後の先の技も得意としており、こちらでの得点も多い。
おもな戦績
2021年 東京五輪 3位
2019年 東京世界選手権 2位
2018年 バクー世界選手権 3位
最近の成績
2021年7月 東京五輪 3位
2021年3月 欧州選手権 5位
2021年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
ILIASOV Niiaz
25歳 1995/8/10
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右小外掛、右釣込腰
使用技:左小外刈、右大外刈、右背負投、隅落、浮落
2019年東京世界選手権銀メダリスト。100kg級屈指の怪力選手であり、パワーを前面に押し出して進退する。背中を抱き込む、脇を差すなどの密着が基本形だ。得意技は抱きつきの右小外掛と、背中を深く抱えての右釣込腰。その怪力に目が奪われて見逃しがちだが、左右の小外刈を使いこなすなど実は足技の精度もかなり高い。もちろん隅落、浮落などの懐の深さを生かした後の先の技も得意としている。このところは階級の序列の中に組み込まれた感があり、以前のような怪物感は薄れてきている。とはいえ、五輪に極めて強い「ピーキング命」のロシアのこと。この低調すら意識的な助走の可能性があり、警戒怠るべからず。ライバルのアルマン・アダミアン(ロシア)に競り勝つ形で代表に選出された。
おもな戦績
2019年 東京世界選手権 2位
2018年 バクー世界選手権 3位
2015年 世界ジュニア選手権 優勝
最近の成績
2021年4月 欧州選手権 5位
2021年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 1回戦敗退
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
ILYASOV Niyaz
23歳 1995/8/10
WR:9位
組み手:右組み
得意技:右小外掛、右釣込腰
使用技:左小外刈、右大外刈、右背負投、隅落、浮落
2018年バクー世界選手権銅メダリスト。階級屈指の怪力選手で、柔道スタイルはそのパワーを前面に押し出したもの。背中を抱き込む、脇を差すなどの密着した形をベースに戦う。得意技は釣り手で脇を差した状態から仕掛ける抱きつきの右小外掛と、背中深くを持った状態から腰を差し入れて一気に相手を吊り上げる右釣込腰。懐の深さを生かした返し技も得意。関係者の評価が非常に高い選手だが、バクー世界選手権以降は12月のワールドマスターズ広州、今年7月のグランプリ・ザグレブともに2回戦敗退に終わっており、今大会でその真価が問われることとなる。
おもな戦績
2018年 バクー世界選手権 3位
2018年 グランドスラム・エカテリンブルク 優勝
2015年 世界ジュニア選手権 優勝
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2018年12月 ワールドマスターズ広州 2回戦敗退
2018年9月 バクー世界選手権 3位
更新日:8月27日(東京世界柔道選手権2019特集)