マリー=イヴ・ガイ(フランス)

マリー=イヴ・ガイ(フランス) GAHIE Marie Eve

GAHIE Marie Eve
25歳 1996/11/27
WR:4位 組み手:右組み

得意技:右大外刈、右大外巻込、右小外掛、谷落
使用技:右釣込腰、右払腰、右払巻込、右小内刈、右背負投、肩車、裏投、横車

2019年東京世界選手権金メダリスト。2018年バクー世界選手権でも銀メダルを獲得している。2019年の戴冠以降突如として不調に陥り、成績も低迷。マルゴ・ピノ(フランス)との代表争いに競り負け、東京五輪には出場できなかった。昨年からは、ワールドツアー最高峰大会のワールドマスターズで決勝に勝ち上がるなど、再び調子が上向いてきている。

階級屈指のパワーが武器。これをベースにガツガツと密度高く貪欲に攻め続ける、攻撃的な柔道が持ち味だ。組み際に飛び掛かり、己ももろとも吹っ飛ぶようなリスク無視の密着柔道を行う。引き手から持って組み立てる、基本に忠実な組み手を行う選手が多いフランスにあっては、異色の存在である。

横変形やクロスグリップなどの相手の腕を抱き込む形を得意としており、得意技は右大外刈と右大外巻込。一度相手に耐えられても、そのまま強引に投げ切ってしまうだけの馬力を備えている。腰の出し入れが上手く、腰技をフェイントに切り返して仕掛ける、右小外掛や裏投、横車も得意としている。クロスグリップを得意とするゆえに、裏投への対策もしっかりと持っており、2018年バクー世界選手権の団体戦では、大野陽子の裏投に右小内刈を合わせて「一本」を奪っている。

不調期間を経て腰技の割合が減った一方、引き手で釣り手側の袖を持つ「ケンカ四つクロス」から潜り込むように仕掛ける「ファンダイク式」の谷落や、片襟の右大外刈、右背負投、肩車など、攻めのバリエーションが増加した。なかでも谷落はかなりの威力があり、現在の主要武器の一つとなっている。

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 優勝
2018年 バクー世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・パリ 2位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 2位

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

GAHIE Marie Eve
25歳 1996/11/27
WR:4位 組み手:右組み

得意技:右大外刈、右大外巻込、右小外掛、谷落
使用技:右釣込腰、右払腰、右払巻込、右小内刈、右背負投、肩車、裏投、横車

2019年東京世界選手権金メダリスト。2018年バクー世界選手権でも銀メダルを獲得している。しかし、2019年の戴冠以降突如として不調に陥り、成績低迷。マルゴ・ピノ(フランス)との代表争いに競り負け、東京五輪には出場できなかった。今年は4月に行われたグランドスラム・アンタルヤと欧州選手権で優勝しており、復調の気配を見せている。

階級屈指のパワーを誇り、これをベースにガツガツ貪欲に攻め続ける攻撃的な柔道が持ち味。基本に忠実な組み手を行う選手が多いフランスにありながら、組み際に飛び掛かり、組みつき、相手もろとも己も吹っ飛ぶようなリスク無視の密着柔道を行う。横変形やクロスグリップといった相手の腕を抱き込む形を得意としており、得意技は右大外刈や右大外巻込。一度相手に耐えられても、そのまま強引に投げ切ってしまうだけの馬力を備えている。腰の出し入れが上手く、腰技をフェイントとした右小外掛や裏投、横車による勝利も多い。クロスグリップを得意とするゆえに裏投への対策はしっかりと持っており、2018年バクー世界選手権の団体戦では大野陽子の裏投に右小内刈を合わせて「一本」を奪っている。

不調期間を経て腰技の割合が減った一方、引き手で釣り手側の袖を持つ「ケンカ四つクロス」から潜り込むように仕掛ける「ファンダイク式」の谷落や、片襟の右大外刈、右背負投、肩車など攻めのバリエーションが増加。なかでも谷落はかなりの威力があり、現在の主要武器の一つとなっている。

おもな戦績

2019年 東京世界選手権 優勝
2018年 バクー世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位

最近の成績

2022年9月 ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 2位
2022年4月 欧州選手権 優勝
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 優勝

更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京世界選手権2019での記事

GAHIE Marie Eve
22歳 1996/11/27
WR:2位
組み手:右組み
得意技:右釣込腰、右払腰、右払巻込、右小外掛
使用技:右大外刈、右小内刈、裏投、横車

2018年バクー世界選手権銀メダリスト。階級屈指のパワーを誇り、これをベースにガツガツと貪欲に攻め続ける。基本に忠実な組み手を行う選手が多いフランスにありながら、組み際に飛び掛かるように組みつき、相手もろとも自らも吹っ飛ぶようなリスク無視の密着柔道を行う。得意な体勢は横変形やクロスグリップといった相手の腕を抱き込む形。ここからの腰技を得意としており、相手に耐えられても強引に巻き込みに変化して投げ切ってしまう。腰の出し入れが上手く、腰技をフェイントとした右小外掛や裏投、横車による勝利も多い。クロスグリップを得意とするゆえに裏投への対策はしっかりと持っており、2018年バクー世界選手権の団体戦では大野陽子の裏投に右小内刈を合わせて「一本」を奪っている。

おもな戦績

2018年 バクー世界選手権 2位
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位

最近の成績

2018年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年4月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
2018年3月 グランプリ・トビリシ 優勝

更新日:8月25日(東京世界柔道選手権2019特集)

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