アレクサンダー・クコリ(セルビア)
KUKOLJ Aleksandar
階級:100kg級 WR:16位
32歳 1991/9/9
組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落、寝技
使用技:左体落、左釣込腰、左小外刈、左小内刈、左大外刈、支釣込足(釣り手側)
寝技得意技術:腕挫十字固、三角絞、「横三角」、「後三角」
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。もと90kg級のトップ層だったが、ライバルのネマニャ・マイドフ(セルビア)に追われる形で2020年10月から階級を変更。少しずつ序列を上げ、前述の世界2位獲得をきっかけに、上位に定着した。
長身の内股系。リーチの長さを生かして釣り手で後帯や背中深くを持つ形を基本としている。
得意技は左内股。浅く腰を切った状態のままジリジリと間合いを詰め、さらに一段腰の位置を深めて一気に跳ね上げる。この技には複数のバリエーションがあり、前襟や奥襟を持ってのオーソドックスな形のほか、釣腰の理合で相手を吊り上げる形も用いる。
肩車も得意としており、正面から仕掛ける通常の形のほか、左右の手をクロスさせ、外から腋下に頭を差し入れるいわゆる「セルビア式」も使用する。このタイプの例に漏れず、谷落や隅落など、懐の深さを生かした返し技も得意。
寝技の練度も高く、脚の長さを生かした「横三角」や「後三角」は強烈。展開力もあり、「後三角」の形で転がし、腕挫十字固を極める形も得意としている。今年2月のグランドスラム・パリでは、新井道大(東海大2年)を「後三角」からの三角絞「一本」で下し、パリ五輪の出場を打ち砕いた。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位 ※90kg級
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝 ※90kg級
最近の成績
2024年4月 ヨーロッパ選手権 7位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 7位
2024年2月 グランドスラム・パリ 3位
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/1220
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/49032/Aleksandar_Kukolj/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
KUKOLJ Aleksandar
31歳 1991/9/9
WR:11位 組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落
使用技:左体落、左釣込腰、左小外刈、左小内刈、左大外刈、左支釣込足
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。もと90kg級のトップ選手だったが、ライバルのネマニャ・マイドフ(セルビア)に追われる形で2020年10月から階級を変更。少しずつ序列を上げ、前述の世界2位獲得をきっかけに、上位に定着した。
長身選手。リーチの長さを生かして釣り手で後帯や背中深くを持つ形を基本としている。得意技は左内股。浅く腰を切った状態のままジリジリと間合いを詰め、さらに一段腰の位置を深めて一気に跳ね上げる。この技には複数のバリエーションがあり、前襟や奥襟を持ってのオーソドックスな形のほか、釣腰の理合で相手を吊り上げる形も用いる。
肩車も得意としており、正面から仕掛ける通常の形のほか、左右の手をクロスさせ、外から腋下に頭を差し入れるいわゆる「セルビア式」も使用する。このタイプの例に漏れず、谷落や隅落など、懐の深さを生かした返し技も得意。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位 ※90kg級
2017年 欧州選手権 優勝 ※90kg級
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 予選ラウンド敗退
2022年11月 グランドスラム・バクー 2位
更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
KUKOLJ Aleksandar
31歳 1991/9/9
WR:17位 組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落
使用技:左体落、左釣込腰、左小外刈、左小内刈、左大外刈、左支釣込足
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。もと90kg級のトップ選手だったが、ライバルのネマニャ・マイドフ(セルビア)に追われる形で2020年10月から階級を変更。少しずつ序列を上げ、前述の世界2位獲得により、大逆転で東京五輪出場を果たした。
長身選手であり、リーチの長さを生かして釣り手で後帯や背中深くを持つのが得意。腰を切った状態のままじりじり間合いを詰め、更に一段腰の位置を深めて得意の左内股を狙う。この技は前襟や奥襟を持ってのオーソドックスな形のほか、釣腰の理合で相手を吊り上げる形も用いる。肩車も得意としており、正面から仕掛ける通常の形のほか、左右の手をクロスさせ、外から腋下に頭を差し入れるいわゆる「セルビア式」も使用する。懐の深さを生かした返し技も得意。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位 ※90kg級
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝 ※90kg級
最近の成績
2022年4月 欧州選手権 2回戦敗退
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2021年7月 東京五輪 2回戦敗退
更新日:2022年10月10日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部
東京2020オリンピックでの記事
KUKOLJ Aleksandar
29歳 1991/9/9
WR:28位 組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落
使用技:左小外刈、左体落、左釣込腰、左小内刈、左大外刈、左支釣込足
2021年ブダペスト世界選手権銀メダリスト。もと90kg級のトップ選手だったが、ライバルのネマニャ・マイドフ(セルビア)に追われる形で昨年(2020年)10月から階級を変更。少しずつ序列を上げ、決勝進出するしかない状況で迎えた6月のブダペスト世界選手権でみごと2位入賞。大逆転で五輪出場を決めた。長身選手であり、リーチの長さを生かして釣り手で後帯や背中深くを持つのが得意の形。得意技の左内股は前襟や奥襟を持ってのオーソドックスな形のほか、釣腰の理合で相手を吊り上げる形も用いる。肩車も得意としており、正面から仕掛ける通常の形のほか、外から腋下に頭を差し入れる変則の形も使用する。
“あるく近柔”からのひとこと
「”ラコビカ”というセルビアで最も古い柔道クラブ出身。体力があり余っていた幼少時代に親の勧めで取り組んだのが柔道を始めたきっかけとのこと。もと大学の准教授で、経済学の修士号を取得しています。学ぶこと自体が好きで、幼い頃から学校の成績は常にトップ。あまり家庭が裕福ではなく、親と妹を養わねばならないというのも勉強のモチベーションになったとのこと。柔道で成績を出し、政府や所属先、五輪委員会から手厚い援助を受けられるようになったそうです。柔道以外のスポーツも好き。道場を経営しながら稽古を積み、階級を上げて東京五輪へ臨む。」
※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405
おもな戦績
2021年 ブダペスト世界選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位 ※90kg級
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝 ※90kg級
最近の成績
2021年6月 ブダペスト世界選手権 2位
2021年5月 グランドスラム・カザン 5位
2021年4月 欧州選手権 2回戦敗退
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
KUKOLJ Aleksandar
27歳 1991/9/9
WR:7位
組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落
使用技:左小外刈、左体落、左釣込腰、左小内刈、左支釣込足
2017年ヨーロッパ選手権王者。2016年リオデジャネイロ五輪直前の強豪が大会出場を絞った時期に台頭し、そのまま階級の上位陣に定着した。長身を生かした柔道が持ち味。得意技はあらかじめ腰を切った状態からワンステップで飛び込む左内股。体の捨て方が上手く、そのまま前転するようにして縦回転で投げ切ってしまう。長い足を伸ばして仕掛ける谷落や、組み際の肩車、横落も得意。寝技にも積極的で、足の長さを生かした「横三角」からの崩上四方固や腕挫十字固による勝利も多い。
おもな戦績
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 5位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2019年7月 グランプリ・ブダペスト 7位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 3回戦敗退
更新日:8月24日(東京世界柔道選手権2019特集)