アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)
VALOIS-FORTIER Antoine
29歳 1990/3/13
WR:9位 組み手:右組み
得意技:右体落、右小内刈、肩車
使用技:右内股、右大内刈、右大外刈、右小外刈、右小外掛、隅落、谷落、浮技
2014年チェリャビンスク世界選手権銀メダリスト。世界大会で3度(2012年、2015年、2019年)3位に入賞している強豪選手だ。上背の高さと長いリーチを生かして相手の背中深くを持っての右体落、右小内刈が得意技。かつては組み手の攻防に持ち込んで相手の技を返す、組み際の肩車を狙うなど戦術派の色が濃かったが、リオー東京期後半になって投げ技の威力が上がって明らかに戦い方が変化。もっかのヴァロア=フォルティエは遠間から投げ一発で「一本」を狙い続ける、ヒットマンスタイルの本格派である。
おもな戦績
2014年 チェリャビンスク世界選手権 2位
2012年 ロンドン五輪 3位
世界選手権 3位2回(2015年、2019年)
最近の成績
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 5位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 2回戦敗退
2020年10月 グランドスラム・ブダペスト 2位
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
VALOIS-FORTIER, Antoine
29歳 1990/3/13
WR:12位
組み手:右組み
得意技:肩車、隅落
使用技:右大内刈、右小外刈、右小外掛、浮技、右内股、右大内刈
2014年チェリャビンスク世界選手権銀メダリスト。爆発力はないものの、平均点の高さで勝負するタイプ。その真価が発揮されるのは荒れたトーナメントであり、強豪が皆消えた後でこの選手だけが残っている、というパターンも少なくない。歴史的な混戦にある現在の81kg級はこの選手にとって棲みやすい場所であるともいえるだろう。ドミニク・レッセル同様相手が強いほうが特徴が生きるタイプである。長い手足を生かした組み手管理が柔道の生命線であり、間合いをコントロールしながら相手の技を誘って返す形を得意としている。相手の引き手を抱き込んだ形から一気に潜り込む左方向の肩車には一定の取り味があり、こちらでの得点も多い。
おもな戦績
2015年 アスタナ世界選手権 3位
2014年 チェリャビンスク世界選手権 2位
2012年 ロンドン五輪 3位
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 2位
2019年7月 グランプリ・モントリオール 2位
2019年5月 グランドスラム・バクー 3回戦敗退
更新日:8月23日(東京世界柔道選手権2019特集)