フランク・デヴィト(オランダ)

フランク・デヴィト(オランダ) DE WIT Frank

DE WIT Frank
27歳 1996/2/13
WR:13位 組み手:右組み

得意技:帯取返、右小外掛、右大外刈
使用技:右大内刈、右小内刈、右袖釣込腰、右釣込腰、右釣腰、右内股、右払腰、右大腰、巴投、右小内巻込、隅落

2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。2017年ブダペスト世界選手権でも7位に入賞している。

階級を代表するパワーファイターであり、良くも悪くも大味な、豪快さ溢れる柔道が持ち味。最大の武器である体の力の強さを前面に押し出し、相手の背中を抱き込む形や、釣り手を肩越しに差し入れる形が基本形だ。得意技は代名詞でもある帯取返と、抱きついての右小外掛、奥襟を得ての右大外刈。仕掛けが強引過ぎるために返し技を食らうことも多いのだが、それは覚悟のうえとばかりに、「自爆上等」で大技を打ちまくる。試合を見ること自体が面白いというタイプの選手だ。

実は巴投など多くの技術を使いこなし、寝技も得意な手札の多い選手なのだが、テレビの取材で「組み手を学ぼうと思ったが、自分の持ち味は豪快さだから、止めた」という趣旨の発言をするなど、小細工を弄する気は一切なし。柔道スタイルそのままの豪傑である。

2017年のグランドスラム・パリでは帯取返を決めまくってノーマーク状態から驚きの優勝。帯取返の大流行に先鞭をつけたが、直後のグランドスラム・デュッセルドルフではこの技を狙わんとクロスグリップにこだわるあまり、カウンターの浮落を食らって初戦敗退。自らが作ったブームに対する対抗技術の犠牲者1号となってしまった。

おもな戦績

2021年 ハンガリー世界選手権 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 7位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 2位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
2023年1月 グランプリ・ポルトガル 3位

更新日:2023年5月7日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

DE WIT Frank
26歳 1996/2/13
WR:8位 組み手:右組み

得意技:帯取返、右小外掛、右大外刈
使用技:右大内刈、右小内刈、右袖釣込腰、右釣込腰、右釣腰、右内股、右払腰、右大腰、巴投、右小内巻込、隅落

2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。階級を代表するパワーファイターであり、良くも悪くも大味な、豪快さ溢れる柔道が持ち味。最大の武器である体の力の強さを前面に押し出し、相手の背中を抱き込む形や、釣り手を肩越しに差し入れる形が基本形だ。得意技は代名詞でもある帯取返と抱きついての右小外掛、そして奥襟を持っての右大外刈。入り方が強引過ぎて返し技を食らうことも多いのだが、それは覚悟のうえとばかりに、「自爆上等」で大技を仕掛けまくる。試合を見ること自体が面白いというタイプの選手だ。

2017年のグランドスラム・パリでは帯取返を決めまくってノーマーク状態から驚きの優勝。帯取返の大流行に先鞭をつけたが、直後のグランドスラム・デュッセルドルフではこの技を狙わんとクロスグリップにこだわるあまり、カウンターの浮落を食らって初戦敗退。自らが作ったブームに対する対抗技術の犠牲者1号となってしまった。実は巴投など多くの技術を使いこなし、寝技も得意な手札の多い選手なのだが、テレビの取材で「組み手を学ぼうと思ったが自分の持ち味は豪快さだから、止めた」という趣旨の発言をするなど、小細工を弄する気は一切なし。柔道スタイルそのままの豪傑である。

おもな戦績

2021年 ハンガリー世界選手権 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 7位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 2位

最近の成績

2022年9月 ヨーロッパオープン・リッチョーネ 優勝
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 3回戦敗退
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 3位

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

DE WIT Frank
25歳 1996/2/13
WR:5位 組み手:右組み
得意技:帯取返、右小外掛、右大外刈
使用技:右大内刈、右小内刈、右袖釣込腰、右釣込腰、右釣腰、右内股、右払腰、右大腰、巴投、右小内巻込、隅落

2021年ブダペスト世界選手権銅メダリスト。階級を代表するパワーファイターであり、良くも悪くも大味な、豪快さ溢れる柔道が持ち味。最大の武器である体の力の強さを前面に押し出し、相手の背中を抱き込む形や、釣り手を肩越しに差し入れる形が基本形だ。得意技は代名詞でもある帯取返と抱きついての右小外掛、そして奥襟を持っての右大外刈。入り方が強引過ぎて返し技を食らうことが多いのだが、それは覚悟の上とばかりに、自爆上等で大技を掛けまくる。2017年のグランドスラム・パリでは帯取返を決めまくってノーマーク状態から驚きの優勝。帯取返の大ブームの先鞭をつけたが、直後のグランドスラム・デュッセルドルフではこの技を狙わんとクロスグリップにこだわるあまり、カウンターの浮落を食らって初戦敗退。自らが作ったブームに対する対抗技術の犠牲者1号となってしまった。実は巴投など多くの技術を使いこなす手札の多い選手なのだが、テレビの取材で「組み手を学ぼうと思ったが自分の持ち味は豪快さだから、止めた」という趣旨の発言をするなど小細工を弄する気は一切なし。柔道スタイルそのままの豪傑である。

“あるく近柔”からのひとこと

「子どもの頃は柔道とサッカーを掛け持ちしていたそうです。12歳の時、進学に際してどちらかを選ばなければならなくなり、最終的に柔道を選んだとのこと。柔道はいかなる場合も自己責任である、というのがその理由。チームメイトがミスをすると不満を持ってしまうタイプとのことで、性格的に自分にはサッカーよりも柔道が合っていると判断したそうです。」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2021年 ブダペスト世界選手権 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 7位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 2位

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3位
2021年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 2位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

DE WIT Frank
23歳 1996/2/13
WR:3位
組み手:右組み
得意技:帯取返、右小外掛
使用技:右大内刈、右小内刈、右内股、巴投、右小内巻込

ワールドマスターズで2年連続3位を獲得している強豪。リオデジャネイロ五輪直後は帯取返(ハバレリ)ブームを作るなど新世代の旗手として期待されたが、階級の急激なハイレベル化に取り残され、最近はやや成績が低迷してきている。体の力の強さが最大の武器であり、これを生かして相手の背中を抱き込む形や、釣り手を肩越しに差し入れる形が基本形。得意技は代名詞でもある帯取返(ハバレリ)と抱きつきの右小外掛。強引な技の入りのためにカウンターを食らうことも多いが、そんなことは一切気にせず自爆覚悟でこれらの技を仕掛けまくる。巴投を使用するなどパワーファイターらしからぬ器用な面もあり、昨年からはクロスグリップから相手の腕を抱き込んでの右小内巻込など攻撃の幅を広げている。

おもな戦績

ワールドマスターズ 3位2回(2017年、2018年)
2017年 ブダペスト世界選手権 7位
2017年 グランドスラム・パリ 優勝

最近の成績

2019年7月 グランプリ・ブダペスト 3回戦敗退
2019年6月 ヨーロッパ選手権 7位
2019年5月 グランドスラム・バクー 2回戦敗退

更新日:8月23日(東京世界柔道選手権2019特集)

関連記事一覧