ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)
FILZMOSER Sabrina
41歳 1980/6/12
WR:31位 組み手:右組み
得意技:裏投、浮落、隅落、寝技
使用技:右小外掛、右大内刈、右大外刈、右内股、隅返
寝技得意技術:「腕緘返し」、「加藤返し」、「ホイジンハロール」、腕挫十字固
世界選手権で2度3位を獲得している、長く階級を牽引してきた強豪。階級屈指の長身の持ち主であり、返し技と寝技を主体としたパワーファイター。現在41歳ながら4月のグランドスラム・アンタルヤでは7位入賞を果たすなど、精力的に大会出場を続けている。寝技を得意としており、最もよく用いるのは腕緘の形から「腕緘返し」や「加藤返し」から展開して抑え込む形。最近はさらに寝技のバリエーションを増やしており、「ホイジンハロール」も使用している。立技では奥襟や背中を持って圧を掛け、相手の技を懐の深さを生かした裏投や浮落、隅落で返すことが多い。流石に力が衰えた感があるが、それでも4度目となる五輪出場を決めた。
“あるく近柔”からのひとこと
「東京五輪で自身4度目の五輪。人脈が幅広く、人格者。ボランティア活動にも積極的に取り組んでいて、多くの人から慕われています。」
※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405
おもな戦績
2010年 東京世界選手権 3位
2005年 カイロ世界選手権 3位
2012年 ロンドン五輪 7位
最近の成績
2021年6月 ブダペスト世界選手権 1回戦敗退
2021年5月 グランドスラム・カザン 1回戦敗退
2021年4月 欧州選手権 2回戦敗退
更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部
東京世界柔道選手権2019での記事
FILZMOSER Sabrina
39歳 1980/6/12
WR:24位
組み手:右組み
得意技:裏投、浮落、隅落、寝技
使用技:右小外掛、右大内刈、右大外刈、右内股、隅返
寝技得意技術:引込返(腕緘返し)、加藤返し
39歳のベテランパワーファイター。2005年と2010年の世界選手権で銅メダルを獲得している。今年7月のグランプリ・ブダペストでは3位入賞を果たし、IJFワールドツアーの最年長メダル獲得記録を作った。基本的には後の先の選手であり、奥襟や背中を持って圧を掛け、相手の技を懐の深さを生かした裏投や浮落、隅落で返すのが得意パターン。寝技も得意としており、「腕緘返し」からの横四方固や「加藤返し」からの裏固による「一本」獲得も多い。さすがに全盛期ほどの強さはないが、現在も間違いなく階級の主役のひとり。
おもな戦績
2012年 ロンドン五輪 7位
2010年 東京世界選手権 3位
2005年 カイロ世界選手権 3位
最近の成績
2019年7月 グランプリ・ザグレブ 3回戦敗退
2019年7月 グランプリ・ブダペスト 3位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
更新日:8月23日(東京世界柔道選手権2019特集)