ダニエル・カルグニン(ブラジル)

2019.07.04
2024.07.17

CARGNIN Daniel
階級：73kg級　WR：6位
26歳　1997/12/20
組み手：右組み

得意技：左一本背負投、左袖釣込腰、肩車、右釣込腰(変則)、寝技
使用技：右背負投、右袖釣込腰、右一本背負投、右小内刈、右大内刈、右大外刈、右小外刈、右小外掛、右出足払、右足車、右体落、巴投、隅返、浮技、横車、裏投、抱分、隅落、浮落
寝技得意技術：三角絞、腕挫三角固、「横三角」

2022年タシケント世界選手権銅メダリスト。東京五輪では66kg級で銅メダルを獲得しており、同大会後に階級を変更した。2022年にはワールドマスターズでも優勝している。昨年は怪我が重なりほとんど試合に出場できなかったが、今年5月のアブダビ世界選手権では5位に入賞。順調に調子を上げてきている。

技種の多さそれ自体で勝負する、階級屈指の業師。柔道のベースは担ぎ技だが、この選手に担ぎ技系というラベリングは不適当。担ぎ技を中心に、腰技、足技、捨身技と、様々な技術をフラットに使い分ける。「その日に最も掛かっている技」を軸に据えて戦うため、大会ごとに柔道自体が大きく変わることも、大きな特徴だ。ある大会で相手の腕を抱える変則右釣込腰を連発していたかと思うと、別の大会では組み手と逆の担ぎ技を軸に戦い、また別の大会では足技を決めまくるなど、蓋を開けるまで、どのような戦い方をするのかが読みがたい。対戦相手からすると、どこでどの技が飛び出してくるかわからない、非常に厄介な相手だ。

共通するのは、優れた体力を生かして元気よく動き回り、相手の反応の際(きわ)に技を仕掛けるということ。投げ勘、勝負勘に優れたカルグニンだからこそ可能な、オリジナルの柔道スタイルだ。

現在の軸は立技ながら、寝勝負も得意。絞技や関節技を中心に据えた、ブラジリアン柔術が強く匂う寝技を繰り広げる。「横三角」のほか、相手を正面から引き込んでの三角絞、腕挫三角固も用いるなど、練度、展開力ともに高い。

右胸にゴシック体で彫った「家族」のタトゥーがトレードマーク。東京五輪ではネットを中心に、日本でも大きな注目を集めた。五輪後は銅メダル獲得を記念して左胸に銅メダルのタトゥーを増やしており、ネタ系選手としてもますます存在感を増している。

おもな戦績

2021年　東京五輪 3位　※66kg級
2022年　タシケント世界選手権　3位
2022年　ワールドマスターズ・エルサレム　優勝

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

CARGNIN Daniel
25歳 1997/12/20
WR：4位組み手：右組み

得意技：左一本背負投、左袖釣込腰、肩車、右釣込腰、寝技
使用技：右背負投、右袖釣込腰、右一本背負投、右小内刈、右大内刈、右大外刈、右小外掛、右体落、右出足払、巴投、隅返、横車、浮技、浮落
寝技得意技術：三角絞、腕挫三角固、「横三角」

2022年タシケント世界選手権銅メダリスト。東京五輪66kg級でも銅メダルを獲得している。同大会後に階級を変更、瞬く間に73kg級でもトップ層に定着した。昨年12月のワールドマスターズを制するなど、勢いに関しては階級ナンバーワンだ。

柔道のベースは担ぎ技だが、この選手に担ぎ技系というラベリングは不適当。担ぎ技を中心に、腰技、足技、捨身技と非常に豊富な技種を持っており、大会ごとに「その日に最も掛かっている技」を軸に据えて戦う。ゆえに毎回柔道が大きく変わり、ある大会では相手の腕を抱える変則右釣込腰を連発していたかと思うと、別の大会では組み手と逆の担ぎ技を軸に戦い、また別の大会では足技を決めまくるなど、蓋を開けるまでどのような戦い方をするのか読み難い。共通するのは、優れた体力を生かして元気よく動き回り、相手の反応の際(きわ)に技を仕掛けるということ。投げ勘、勝負勘に優れたカルグニンだからこそ可能な、オリジナルの柔道スタイルだ。

ブラジル選手らしく寝技も得意としており「横三角」のほか、相手を正面から引き込んでの三角絞、腕挫三角固を多く用いる。絞技や関節技を中心に据えた、ブラジリアン柔術的な匂いの強い寝技を行う選手である。

右胸に彫った「家族」のタトゥーがトレードマーク。東京五輪ではネットを中心に日本でも大きな注目を集めた。五輪後は銅メダル獲得を記念して左胸に銅メダルのタトゥーを増やしており、ネタ系選手としてもますます存在感を増している。

※負傷のため、直前でエントリーを取り消した。

おもな戦績

2021年東京五輪 3位 ※66kg級
2022年タシケント世界選手権 3位
2022年ワールドマスターズ・エルサレム優勝

タシケント世界柔道選手権2022での記事

CARGNIN Daniel
24歳 1997/12/20
WR：44位組み手：右組み

得意技：右背負投、右袖釣込腰、肩車、寝技
使用技：左袖釣込腰、右小外掛、右出足払、巴投
寝技得意技術：三角絞、腕挫三角固、「横三角」

東京五輪66kg級銅メダリスト。同大会後に階級を変更した。

柔道スタイルは右背負投を中心とした担ぎ技系。最近は相手の腕を抱えるようにして仕掛ける変則の右釣込腰もよく用いている。ブラジル選手らしく寝技も得意としており「横三角」のほか、相手を正面から引き込んでの三角絞、腕挫三角固を多く用いる。絞技や関節技を中心に据えた、ブラジリアン柔術的な匂いの強い寝技を行う選手である。

右胸に彫った<a href=”https://ejudo.info/wp-content/uploads/2022/10/2021_OG_PY_M66_015_CARGNIN.jpg” target=”_blank”>「家族」のタトゥー</a>がトレードマークであり、東京五輪ではネットを中心に日本でも大きな注目を集めた。五輪後は銅メダル獲得を記念して左胸に銅メダルのタトゥーを増やしており、ネタ系選手としてもますます存在感を増している。

おもな戦績

2018年バクー世界選手権 5位
パンナム選手権優勝2回(2019年、2020年)
2017年世界ジュニア選手権優勝

東京2020オリンピックでの記事

CARGNIN Daniel
23歳 1997/12/20
WR：13位組み手：右組み
得意技：右背負投、右背負投(韓国背負い)、寝技
使用技：左袖釣込腰、右袖釣込腰、肩車、右小外掛、右出足払、巴投
寝技得意技術：三角絞、腕挫三角固、「横三角」

パンナム地域を代表する強豪。正統派の担ぎ技系ファイターで、右背負投が戦いの軸。組み際に仕掛ける右の「韓国背負い」は高い取り味を誇っている。寝技も得意としており、「横三角」のほか、相手を正面から引き込んでの三角絞、腕挫三角固を多く用いる。ブラジリアン柔術的な匂いの強い寝技を行う選手。右胸に彫った「家族」のタトゥーがトレードマーク。

おもな戦績

2018年バクー世界選手権 5位
パンナム選手権優勝2回(2019年、2020年)
2017年世界ジュニア選手権優勝

東京世界柔道選手権2019での記事

CARGNIN Daniel
21歳 1997/12/20
WR：9位
組み手：右組み
得意技：右背負投、右背負投(韓国背負い)、寝技
使用技：左袖釣込腰、右袖釣込腰、肩車、右小外掛、右出足払、巴投
寝技得意技術：三角絞、横三角

2017年世界ジュニア選手権王者。2018年バクー世界選手権では5位入賞を果たした。パンナム選手権では3年連続で決勝に進出しており、今年は念願の初優勝を飾った。柔道スタイルは右背負投を中心とした正統派の担ぎ技系。ブラジル選手らしく寝技も得意としており、「横三角」のほか、相手を正面から引き込んでの三角絞、腕挫三角固を多く用いる。組み際の奇襲技として右「韓国背負い」も持っており、通常の背負投よりもこちらの方が取り味がある。胸に彫った「家族」のタトゥーがトレードマーク。