ヨンドンペレンレイ・バスフー(モンゴル)

ヨンドンペレンレイ・バスフー(モンゴル) YONDONPERENLEI Baskhuu

YONDONPERENLEI Baskhuu
28歳 1993/10/1
WR:2位 組み手:右組み

得意技:右大内刈、右小外掛、隅落
使用技:浮落、支釣込足(釣り手側)、右小内刈、肩車、隅返、右腰車

2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。東京五輪でも7位に入賞している、階級の第一人者だ。

パワーとスタミナは階級屈指、そして絶対飛ばない粘り腰が何よりの特徴。モンゴルの「タフネス直リン」と評したい。スタイルはすぐれてモンゴル相撲的。持ちどころを選ばず相手を引きつけ、ひたすら圧殺に掛かる。

最も得意な形は釣り手で奥襟、引き手で相手の脇腹を持つ形。自ら技を仕掛けることは少なく、腰を切る、相手をいなすといった動作を繰り返しながらひたすら前に出続ける。得意技は右大内刈に小外掛、隅落と、いずれも密着技。背中を捕まえ、サバ折り様にグシャリと浴びせ倒す。いまひとつ投げのセンスがないことを本人も自覚するゆえか、こういった「何がどうあっても絶対に相手を潰せる」ところまで詰める形を好んでいる。

技は上手いとは言えず、完璧に相手を固定したはずの「これは決まった」という技でも、なぜかなかなか投げ切れないことが多い。しかし、自分もなかなか飛ばず、完璧に投げられたはずの技でも、最後は膝から落ちて、ギリギリでポイントを回避し続ける。もっとも消耗度が高い「相撲」をひたすら仕掛け、スタミナは抜群。しかもなかなか勝負をつけさせてもらえず、いつ終わるともしれない消耗戦を強いられる。間違いなく、戦いたくない相手ナンバーワンである。

昨年からは新ルールでいわゆる「めくり」(隅落)がポイントの対象外となったこともあり、右腰車や隅返など、手札を増やしている。

おもな戦績

2021年 ハンガリー世界選手権 3位
2019年 東京世界選手権 5位
2021年 東京五輪 7位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 2位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 5位

更新日:2023年5月6日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

YONDONPERENLEI Baskhuu
28歳 1993/10/1
WR:2位 組み手:右組み

得意技:右大内刈、右小外掛、隅落、浮落
使用技:右支釣込足、右小内刈、肩車

2021年ブダペスト世界選手権銅メダリスト。パワーとスタミナは階級屈指、そして絶対飛ばない粘り腰が何よりの特徴。モンゴルの「タフネス直リン」と評したい。スタイルはすぐれてモンゴル相撲的。持ちどころを選ばず相手を引きつけ、ひたすら圧殺に掛かる。最も得意な形は釣り手で奥襟、引き手で相手の脇腹を持つ形。自ら技を仕掛けることは少なく、腰を切る、相手をいなすといった動作を繰り返しながらひたすら前に出続ける。ゆえに得点のほとんどが相手の技を待ち受けてのカウンター。背中を捕まえ、サバ折り様にグシャリと浴びせ倒す(いまひとつ投げのセンスがないことを本人も自覚するゆえか、こういう「何がどうあっても絶対に相手を潰せる」ところまで詰める傾向がある)隅落が得意だ。

技は上手いとは言えず、完璧に相手を固定したはずの「これは決まった」という技でも、なぜかなかなか投げ切れない。しかし自分も飛ばない。完璧に投げられたはずの技でも最後は膝から落ちて、ギリギリでポイントを回避し続ける。もっとも消耗度が高い「相撲」をひたすら仕掛け、スタミナは抜群。しかもなかなか勝負をつけさせてもらえない。間違いなく戦いたくない相手ナンバーワンであろう。今年からの新ルールでいわゆる「めくり」(隅落)がポイントの対象外となったため、消耗戦傾向はさらに増している。

おもな戦績

2021 ハンガリー世界選手権 3位
2019年 東京世界選手権 5位
2021年 東京五輪 7位

最近の成績

2022年8月 アジア選手権 優勝
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 3位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 5位

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

YONDONPERENLEI Baskhuu
27歳 1993/10/1
WR:14位 組み手:右組み
得意技:右大内刈、右小外掛、隅落、浮落
使用技:右支釣込足、右小内刈、肩車

2021年ブダペスト世界選手権銅メダリスト。パワーもスタミナも階級屈指、そして絶対飛ばない粘り腰が何よりの特徴。モンゴルの「タフネス直リン」と評したい。柔道スタイルはすぐれてモンゴル相撲的。持ちどころ選ばず相手を引きつけ、ひたすら圧殺に掛かる。最も得意な形は釣り手で奥襟、引き手で相手の脇腹を持つ形。自ら技を仕掛けることは少なく、腰を切る、相手をいなすといった動作を繰り返しながらガツガツ前に出続ける。ゆえに得点のほとんどが相手の技を待ち受けてのカウンター。背中を捕まえ、サバ折り様にグシャリと浴びせ倒す(いまひとつ投げのセンスがないことを本人も自覚するゆえか、こういう「何がどうあっても絶対に相手を潰せる」ところまで投げの形を詰めようとする傾向がある)隅落が得意だ。
技は、切れない。完璧に相手を固定したはずの「これは決まった」という技でも、なぜかなかなか投げ切れない。しかし自分も飛ばない。完璧に投げられたはずの技でも最後は膝から落ちて、ギリギリでポイントを回避し続ける。スタミナは階級ナンバーワンで長時間試合をまったく厭わず、しかも互いに攻め合うことしか出来ない密着抱き込み勝負を続けるので、結果として「指導」すらなかなか入らない。対戦相手は勝つことも、そして負けることすら許されずひたすら「相撲」を取らされ続けることとなる。まさに消耗戦の悪魔、戦いたくない相手ナンバーワン。実はトーナメント最大のジョーカーはこの人かもしれない。「指導3」で勝つ手札のある選手は比較的戦いやすく、投げ以外にゴールがないものにとっては厄介さは倍。

おもな戦績

2021 ブダペスト世界選手権 3位
2019年 東京世界選手権 5位
2019年 ワールドマスターズ青島 3位

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3位
2021年3月 グランドスラム・タシケント 2位
2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 7位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

YONDONPERENLEI Baskhuu
25歳 1993/10/1
WR:14位
組み手:右組み
得意技:右大内刈、隅落、浮落
使用技:右支釣込足

昨年(2018年)からグランドスラム3大会を含む5大会で3位を獲得しているモンゴルの新星。年齢は25歳と決して若くないものの国際大会に出始めるのが遅く、本格的な参戦は2017年から。柔道スタイルはモンゴル相撲をそのまま柔道に持ち込んだような極端なもので、持つ場所を選ばず相手を引きつけ、階級屈指のパワーで圧殺する。最も得意な形は釣り手で奥襟、引き手で相手の脇腹を持つ形だ。得点のほとんどは相手の技を待ち受けてのカウンターであり、体の強さを生かしてグシャリと捻り潰す。相手をいなす、呼び込むといった相撲的技術は巧みであり、隅落や浮落の方法論は多く持っている模様。

おもな戦績

2019年 グランプリ・デュッセルドルフ 3位
2018年 グランドスラム大阪 3位
2017年 グランプリ・ハーグ 優勝

最近の成績

2019年5月 グランプリ・フフホト 3位
2019年5月 グランドスラム・バクー 3位
2019年4月 アジア・パシフィック選手権 3位

更新日:8月14日(東京世界選手権2019特集)

関連記事一覧