ルビアナ・ピオヴェサナ(オーストラリア)

2024.07.07
2024.07.21

PIOVESANA Lubjana
階級：63kg級　WR：10位
27歳　1997/1/3
組み手：左組み

得意技：裏投、左袖釣込腰、左背負投、左小内巻込
使用技：左一本背負投、右袖釣込腰、左小内刈、左出足払、左釣込腰、左釣腰、左内股、左大外刈、隅返、引込返、移腰、寝技
寝技得意技術：「横三角」、「ホイジンハロール」、「腰絞め」

ワールドツアー表彰台の常連。もとイギリス籍であり、2023年に国籍を変更した。以前から階級上位の強豪ではあったが、移籍後は成績のアベレージが明らかに一段アップ。ドーハ世界選手権でキャリアハイの5位入賞を果たしたほか、今年もグランドスラム2大会で優勝している。

担ぎ技系のパワーファイター。両袖や引き手前襟からの担ぎ技の連発と、釣り手で背中深くを持っての接近戦を切り替えながら戦う。基本モードはリスクの少ない前者で、相手が自ら間合いを詰めてきた状況や、「指導2」を失うなどして攻めなければならない状況、相手がより練度の高い担ぎ技系の場合を除き、まずは手数による「指導」奪取を目指す。

用いる担ぎ技は両袖の左袖釣込腰が主で、相手や状況に応じ、片襟の左背負投、左一本背負投と使い分ける。いずれも切れ味は鈍い展開技だが、馬力があるため、掛け続けるうちにたまたま深く入り、投げてしまうことも珍しくない。担ぎ技を警戒させての左小内巻込も得意としている。

密着モードでの最大の武器は裏投。この技はかなりの威力があり、上位陣を相手にも豪快な投げを度々見せている。左の腰技や左内股も備えているが、いずれも練度はいまひとつ。「引き手クロス」から仕掛けて隅返や引込返に繋いだり、そのまま潰して寝技の起点とすることが多い。

もとイギリス籍らしく寝技も得意としており、「横三角」を起点に「ホイジンハロール」に変化するなど展開力もある。また、相手を抱き潰した際(きわ)には、積極的に「腰絞め」を狙う。