ダビド・ガルシア＝トルネ(スペイン)

2024.07.02
2024.07.6

GARCIA TORNE David
階級：66kg級　WR：9位
26歳　1997/8/4
組み手：左組み

得意技：右大内刈、右背負投、左釣込腰(変則)、谷落(サンボ式)、谷落(セルビア式)、肩車、肩車(モラエイ)、肩車(セルビア式)
使用技：右一本背負投、右大外落(一本大外)、右小外刈、左大内刈、左背負投、左内股、左小外掛、左小外刈、谷落、裏投、巴投

ワールドツアー表彰台の常連。2022年後半から昨年に掛けて成績を伸ばし、上位層に定着。アルベルト・ガイテロ＝マルティン(スペイン)との代表争いに競り勝って、初の五輪代表の座を手にした。

最大の特徴は変則技の多さ。スピードを生かし、種々様々な飛び道具を次々繰り出す。階級屈指の業師でもあり、左右を問わず、度々鋭い投げを見せている。

左組みながら、主要武器は右大内刈と右背負投。右大内刈は組み際に加速して低く抱き着く形のほか、変則肩車の「モラエイ」から変化して仕掛ける形、「一本大内」など、複数の技法を使い分ける。一方、右背負投は落差と切れ味を生かして投げる美技。こちらも組み手の攻防から仕掛けることが多い。変則技に関しては、肩車(モラエイ)や肩車(セルビア式)、谷落(サンボ式)のほか、奥を叩いてきた相手の腕を抱えて仕掛ける、変則の左釣込腰も得意としている。

主体は立技ながら、寝技の水準も高い。代名詞となるような技術はないが、展開に窮することなく寝勝負をこなす。