武岡毅(パーク24)
TAKEOKA Takeshi
24歳 1999/6/5
WR:40位 組み手:右組み
得意技:右小外掛、右小内巻込、右小内刈(岡田式)
使用技:右大外刈、肩車、右背負投、右小内刈、右小外刈、右内股、隅返、巴投、谷落
講道館杯を2連覇した(2022年、2023年)実力者。ワールドツアーの出場は3大会のみだが、うち2大会で決勝に進出。今年2月のグランドスラム・パリでは、2018年以降、阿部一二三(パーク24)以外には無敗だった丸山城志郎(ミキハウス)を谷落「技あり」で破って優勝を飾っている。
変則型。正面から二本持ち合うことは好まず、背中を抱いての密着や片襟、片手状態を基本としている。得意技は、組み際に急加速して仕掛ける抱き着きの右小外掛と、クロスグリップや引き手一本の状態から仕掛ける右小内巻込。奥を叩いた密着状態からは、岡田弘隆式の「掛け倒す」小内刈も用いる。右大外刈も得意としており、こちらでの得点も多い。
右背負投や肩車、巴投などのいわゆる軽量級型の技も持っているが、決め技というよりは、展開を作るための手札。もつれ際には、昨今流行りの、己の腹上を通して通常とは逆方向に倒す谷落も用いる。
以前は攻撃志向が強すぎるために展開を失うこともあったが、最近は意識的に抑制。緩急のバランスが取れるようになり、選手としての完成度を一段上げた。とはいえ、やはり武岡の柔道が生きるのは打ち合い。良さを消し合う国内のフィールドよりも、投げを狙い合う国際大会に適性があることは間違いない。
おもな戦績
2024年 グランドスラム・パリ 優勝
2023年 グランドスラム・バクー 2位
2022年 グランドスラム・東京 5位
最近の成績
2024年4月 全日本選抜体重別選手権 1回戦敗退
2024年2月 グランドスラム・パリ 優勝
2023年11月 講道館杯 優勝
更新日:2024年5月18日(アブダビ世界柔道選手権2024特集)
監修:eJudo編集部