アマルサイハン・アディヤスレン(モンゴル)
AMARSAIKHAN Adiyasuren
階級:78kg超級 WR:23位
24歳 2000/3/26
組み手:右組み
得意技:寝技、隅落、右小外刈、右小外掛、谷落
使用技:右小内刈、右大内刈、右大外刈、右内股、左体落、右外巻込、右大外巻込
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、「腰絞め」
ワールドツアーの上位常連。東京五輪後の強豪休養期間に成績を残した選手。昨年中頃まではシード順を利して結果を残し続けていたが、後半からは序盤で強豪と対戦することが増え、失速。今年はほとんど目立った成績を残せていない。
属性は足技系。大型選手が揃う最重量級にあって、際立って小柄な体格を特徴としている。基本姿勢は、釣り手で奥襟を得て、相手にぶら下がるようにして圧を掛ける形。この形のまま、足技で蹴り崩しながら前に出続ける。組み手の管理が生命線であり、袖の絞りや切り離しは強烈。組み力も強く、強烈な釣り手の圧により、大型選手でも頭を下げさせられてしまう。
得意技は右小外刈。この技にはなかなかの切れ味があり、投げるための武器としてだけでなく、相手を崩す、固定するなど、この選手の進退の軸となっている。ただし、これ以外に特筆すべき技はなし。立技での得点の多くは、押し込まれた相手が仕掛けた技を隅落や右小外掛、谷落などで返してのものだ。
相手の伏せ際の寝技も得点源であり、蹴り崩して残った腕を掬い、抑え込む形を得意としている。「ボーアンドアローチョーク」や「腰絞め」なども備えているが、いずれも相手の伏せ際に自らが立ち姿勢である有利を生かした形。寝姿勢からの勝負は行わない。
この階級には、体格に比して下半身が弱く、バランスの悪い選手が多い。この環境を巧みに利用して勝利を重ねている、徒花のような存在だ。
おもな戦績
2022年 グランドスラム・ウランバートル 2位
2021年 グランドスラム・バクー 2位
2022年 グランプリ・ポルトガル 3位
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・ドゥシャンベ 予選ラウンド敗退
2024年4月 アジア選手権 2位
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/54432
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/141594/Adiyasuren_Amarsaikhan/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
AMARSAIKHAN Adiyasuren
23歳 2000/3/26
WR:11位 組み手:右組み
得意技:寝技、隅落、右小外掛、谷落
使用技:右小外刈、右小内刈、右大内刈、右大外刈、左体落、隅落
ワールドツアーの上常連。東京五輪後に台頭した新興勢力の一人。2021年10月のグランドスラム・パリで7位に入賞して以来、出場したほぼすべての大会で入賞。そのうちグランドスラム2大会で2位を獲得するなど、安定して好成績を残している。上位陣への勝利歴はほとんどなく、五輪後で強豪が不在の間隙を縫って成績を残したという面が強い。
大型選手が揃う最重量級にあって、際立って小柄な体格が特徴。釣り手で奥襟を得てぶら下がるように圧を掛け、蹴り崩しながらひたすら前に出続ける。釣り手の絞りは体格に比して強力であり、大型選手でも頭を下げさせられてしまう。
特筆すべき技は持たず、得点の多くは押し込まれた相手が仕掛けた技を隅落や右小外掛、谷落などで返したものと、蹴り崩しての伏せ際の寝技によるもの。寝技に関しても、寝勝負から展開して決め切るだけの技術力はなく、伏せた相手の残った腕を掬っての抑え込みや「ボーアンドアローチョーク」「腰絞め」など、あくまで相手の伏せ際に自らが立ち姿勢である有利を生かした形しか用いない。
78kg超級の現環境には、体格に比して下半身が弱くバランスの悪い選手が多い。この環境を巧みに利用して勝利を重ねている、徒花のような存在。
おもな戦績
2022年 グランドスラム・ウランバートル 2位
2021年 グランドスラム・バクー 2位
2022年 グランプリ・ポルトガル 3位
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 5位
2022年8月 アジア選手権 5位
更新日:2023年5月12日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
AMARSAIKHAN Adiyasuren
22歳 2000/3/26
WR:8位 組み手:右組み
得意技:寝技、隅落、右小外掛、谷落
使用技:右小外刈、右小内刈、右大内刈、右大外刈、左体落、隅落
東京五輪後に台頭した新興勢力の一人。昨年10月のグランドスラム・パリで7位入賞して以来、出場したほぼすべての大会で入賞。そのうちグランドスラム2大会で2位を獲得するなど、安定して好成績を残している。上位陣への勝利歴はほとんどなく、五輪後で強豪が不在の間隙を縫って成績を残したという面が強い。
大型選手が揃う最重量級にあって、際立って小柄な体格が特徴。釣り手で奥襟を得てぶら下がるように圧を掛け、蹴り崩しながらひたすら前に出続ける。釣り手の絞りは体格に比して強力であり、大型選手でも頭を下げさせられてしまう。特筆すべき技は持たず、得点の多くは押し込まれた相手が仕掛けた技を隅落や右小外掛、谷落などで返したものと、蹴り崩しての伏せ際の寝技によるもの。寝技に寝勝負から展開して決め切るだけの技術力はなく、伏せた相手の残った腕を掬っての抑え込みや「ボーアンドアローチョーク」「腰絞め」など、あくまで相手の伏せ際に自らが立ち姿勢である有利を生かした形しか用いない。
おもな戦績
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 2位
2021年 グランドスラム・バクー 2位
2022年1月 グランプリ・ポルトガル 3位
最近の成績
2022年8月 アジア選手権 5位
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 3位
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 7位
更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部